
− PROFILE
谷川 雄作
SUGALABO V
SUGALABO V Wine Director。
日本を代表する予約困難店SUGALABOの名を冠し、Louis Vuittonが世界で初めて手掛けたレストランSUGALABO V。
いま世界で最も注目を浴び、世界中の美食家が集結するこの店で供されるすべてのワインをセレクト。
自らを“ボーダーレスソムリエ”と語る通り、王道のフランスはもちろん、
イタリア・スペイン・ポルトガルの土着品種やニューワールドに至るまで、深い知識と経験を元に、他に類を見ない幅広いポートフォリオを確立している。
自らの感覚と客観的ロジックを見事に融合させ、「なぜこの料理にこのワインなのか」を論理的に構築していく姿は圧巻。
そこから生まれるペアリングは一線を画し、唯一無二の食体験を創り出すことができる実力派として知られる。
各種コンクールへの挑戦を続ける過程で行う膨大なインプットの果てに得られる新しい“何か”をゲストにシェアすることで、常に新しい世界を切り開いていく。
▼谷川ソムリエ Instagramアカウント
https://www.instagram.com/yusakutanikawa/?hl=ja
◆Firadis WINE CLUB店長より谷川ソムリエのご紹介◆
僕が谷川さんに初めてお会いしたのは銀座THIERRY MARXシェフソムリエの時代。想像を絶する程緻密な実証実験の積み重ねから構築されたそのアメイジングなペアリング体験は、今も絶対に忘れられません。谷川さんがお薦めするワインと愉しみ方は、僕たちを絶対に新たな地平に連れて行ってくれます。このページで紹介されたワインに記載されている「Pairing」と「How to serve」はとにかく必読!!
− CAREER
2010年 エクシブ箱根離宮の開業に参画。
2012年 第2回ソムリエ・スカラシップ優秀賞。
2013年 銀座 Faro資生堂で勤務。
2014年 ソムリエ・エクセレンス資格取得(旧シニアソムリエ)。
2015年 銀座 ZURRIOLA シェフソムリエ。
2016年 銀座 THIERRY MARX シェフソムリエ。International A.S.I. Sommelier Diploma取得。
2017年 第8回全日本ソムリエコンクール セミファイナリスト。第1回ボルドー&ボルドー・シュペリュールワインソムリエコンクール決勝進出。
2018年 シャブリ賞受賞。
2019年 一般社団法人ソムリエ協会理事。現在までセミナー講師やスタッフ教育を担当。ポメリー・ソムリエ・コンクール 第3位。Wines of Portugal Japanese Sommelier of the Year 優勝。
2020年 大阪SUGALABO V/Le Café V ワインディレクター。


− INFORMATION
▼店舗情報
SUGALABO V/Le Café V
542ー0085
大阪市中央区心斎橋筋2ー8ー16 ルイ・ヴィトン御堂筋ビルディング7F
Louis Vuittonが東京の予約困難店SUGALABOの須賀洋介シェフとコラボレーションして世界で初めてオープンした完全紹介制レストランとカフェ。
RECOMMEND
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シャトー・レ・ヴァロンティーン カプリース・ド・クレモンティーヌ・ロゼ(仏プロヴァンス産ロゼ750ml)
ソムリエのコメント
”オールシーズンロゼ!ロゼ!!ロゼ!!!”
ロゼと言うとどうしても地中海の青い海が頭に浮かび、夏のイメージであったり、桜のシーズンに色で合わせることが定着しつつありますが、本来のロゼのポテンシャルはそれで終わってはもったいない。フードとの親和性が非常に高いのです。それはロゼの特徴として白ワインのような軽快さを持ちながらも、赤ワインが多く持つフェノール由来の成分を程よく持っているというところ。今回はその代表格、プロヴァンスロゼです。今回オススメするこのワインも香りに白桃やサフラン、スパイスを感じさせ、味わいは冷やすとドライですが温度を少し上げてあげるとまろやかなミッドパレットを持ちます。ロゼワイン単体で飲む場合は冷蔵庫温度でも良いですが。お食事と合わせる際は飲む30分前には冷蔵庫から出して温度を上げていきましょう。 ・Pairing:海老のポッシェ、スパイスをきかせたマヨネーズソース エビマヨのアレンジ。マヨネーズにウコンやターメリックなどスパイスをきかせるとワインの香りとの同調率が上がります。 ・How to serve:提供温度は10℃、やや大きめのブルゴーニュグラスで。産地:フランス / コート・ド・プロヴァンス
品種:グルナッシュ 50%、 サンソー 50%
3,740円(税込)
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フィリップ・ヴァンデル シャルドネ トラディション(仏ジュラ産白 750ml)
ソムリエのコメント
”Wao!を感じるペアリング体験、いざJura入門!”
Juraのワイン聞いたことあるけど飲んだこと無いかも…。こういう方、意外と多くないですか?それもそのはず、ワイン単体で飲むとちょっと個性的で尖ってます。しかしですよ!その尖ってるところが食事とのペアリングではいい仕事をするのです。 ソトロンに起因するナッツやチーズの香りがお料理と同調すると口中で香りのビックバン。芳醇な香りと裏腹に伸びやかな酸が主体の味わいはそこにお料理のうま味塩味そして酸味が合わさって描かれるのは味覚の大三角形。 ・Pairing:生ハム ナッツ香の同調。うま味と塩味に対して酸味で味覚の三角形を構成。 ・How to serve:提供温度は14℃、やや大きいブルゴーニュグラスで。産地:フランス / ジュラ
品種:シャルドネ 100%
3,905円(税込)
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フアン・ヒル シルバー・ラベル(スペイン フミーリャ産赤750ml)
ソムリエのコメント
”分かりやすいって大事。リッチでフルボディですけど何か?”
The 肉ワイン。芳醇なダークチェリーやスモーキーな香り。味わいジューシーで肉厚。温度をやや下げてワインを引き締めると酸味の輪郭がハッキリ。BBQや焼肉で存在感を発揮!モナストレルというブドウ品種を知らない方も是非トライしてください。10年後、スペインワイン用品種と言えば?の筆頭に上がってくるブドウです。 ・Pairing:ブロックの牛ロースの炭火焼 ワインの甘さを感じさせるダークチェリーとスモーキーな香りを炭火焼きの牛ロースに合わせて。 ・How to serve:提供温度はやや低めの14度、やや大きい卵型のグラスで。産地:スペイン / フミーリャ
品種:モナストレル 100%
3,300円(税込)
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【ヴィンテージ完売致しました!】シックスティーン・バイ・トゥエンティ シャルドネ・ソノマ・コースト 2018年(USAカリフォルニア産白750ml)
ソムリエのコメント
”バランスがよくて何が悪い?”
バランスが良いというコメントは時にそのワインの特徴に言及出来ていないと揶揄されますが、このシャルドネの価格に対する完成度はバランスが良いと言わざるを得ない。洋梨などイエローフルーツの香りを品よく支えるのはバタースコッチやヴァニラ。味わいはボリューム感がありながら、その中心にはしなやかな酸が佇んでおり、長い余韻を形成。牛肉に赤?いやいや、ラクトン形の香りを持つ和牛はMLFしたシャルドネとも相性がいいんです。そしてイメージしてください。和牛に渋味が強いものと酸味があるものどちらを合わせたいですか? ・Pairing:和牛サーロインの鉄板焼き ラクトン系の香りを同調させながら牛のうま味と脂質を酸で引き立てるペアリング。 ・How to serve:提供温度はやや高めの14℃、ブルゴーニュグラスで。産地:アメリカ / カリフォルニア
品種:シャルドネ 100%
8,690円(税込)
