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“素晴らしい”ヴィンテージを迎えたソーテルヌ

近年は霜、ベト病、熱波など、様々な影響を受けたヴィンテージが続いています。

2022年の栽培シーズンは気温が急上昇しましたが、ボルドー南西部の著名な甘口白ワイン産地であるソーテルヌの生産者達は、今年は収穫に理想的な条件が揃っていたと報告しています。同地区の大半のワイナリーは11月上旬には収穫を終える予定です。

 

地方紙Sud-Ouestによると、この地方は「ここ数日で士気を取り戻した」といいます。夏は高温が続いていたにも関わらず、秋の雨が貴腐菌の発生を促したためです。

 

Château Doisy-DaëneのJean-Jacques Dubourdieuは「ここ数日の日差しと南風は最高のタイミングで起きました。そして、今週は理想的なコンディションが続いています」と話します。

 

「どのブドウも素晴らしい状態で、収穫を見送らなくてはいけない房はほとんどなさそうです。(このヴィンテージを語る際は)収量もポイントになるでしょう」

 

さらにこのレポートは、シーズン後半の待ち望んだ”貴腐”が発生する前に、不要なカビやベト病の発生を阻止することができたとして、2022年の非常に乾燥した夏のコンディションがブドウ畑を助けたと付け加えています。

 

 

引用元: Sauternes Set for a Super Season

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