カリフォルニアの火災シーズンが早くも始まる
- 2024.07.20
- カリフォルニア, ソノマ, ドライ・クリーク・ヴァレー, 火災
まだ6月だというのに、ソノマのワイン生産地ではすでに火災による避難が発生しています。 ソノマ郡のドライ・クリーク・ヴァレーにある、少なくとも9軒のワイナリーが6月16日（日）、急速に進行した山火事により避難しました。さらに13のワイナリーが避難勧告を受けており、延焼の速さによっては避難勧告が出される可能性もあります。 火災（ポイント・ファイヤー […]
ワインのエレヴァージュ、熟成を包含する意味
「エレヴァージュ」はワインメーカーがよく使う言葉ですが、単に「熟成」という意味なのでしょうか？ 多くのワイン用語と同様、エレヴァージュという言葉も頻繁に使われます。しかし、この言葉には多くの意味があります。 業界の専門家たちは、この言葉を「熟成」と同じ意味で使うようになっていますが、この2つの言葉の間にはニュアンスの違いがあり、エレヴァージュは […]
悪天候がフランスのブドウ畑を襲う
- 2024.07.04
- 2024ヴィンテージ, フランス, べと病, 雹害, 霜害
ボルドーからブルゴーニュ、ロワールからラングドックまで、フランスの生産者は天候不順に苦しんでいます。 毎年、母なる自然と戦わなければならず、ブドウ栽培者たちはブドウ畑の状況を悲観的に見ています。こういった状況を考慮した上でも、フランスの2024年シーズンの始まりは、多くのワイン産地で理想的なものではなかったようです。 すでにカオール、ジュラ、ベ […]
バローロ 2020：美しきヴィンテージ
- 2024.06.26
- 2020ヴィンテージ, 2021ヴィンテージ, バルバレスコ, バローロ
2020年のバローロ、そして2021年のバルバレスコは、ピエモンテの素晴らしいワインの新たなヴィンテージを提供します。 「2020年のバローロは、私の鼓動を早めるものです」 これは、モンフォルテ・ダルバにあるワイナリー、Elio GrassoのGianluca Grassoによる意見です。 2020年のバローロについて、十分な数のバローロの生産 […]
樽と気候に関する主張が注目される
熟成容器の形状では気候変動とは戦えないでしょうが、出来上がったワインには影響を与えます。 ブルゴーニュのトップ・ワインメーカーは、ワイン生産者が気候危機に対処するために、醸造の容器が役立っているという主張を嘲笑しています。 フランスをはじめとするヨーロッパのワイン生産者たちの間では、小樽のバリックや丸みを帯びたコンクリート・エッグ、アンフォラな […]
ボルドー、湧き立つプリムール
- 2024.06.10
- 2023ヴィンテージ, ボルドー
2023年ヴィンテージの下見のためボルドーに向かい、難しいヴィンテージから素晴らしいワインを見つけました。 4月25日の夜、華やかな ボンタン騎士団の晩餐会が開かれ、ボルドーのアン・プリムール・テイスティングは幕を閉じました。 明確なヴィンテージではない では、このテイスティングからどのような結論が導き出されるでしょうか？ボルドーの2023年ヴ […]
ブルネッロ2019: 歴史に名を残すヴィンテージ
- 2024.05.29
- 2019ヴィンテージ, ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
2019年のブルネッロが店頭に並び始めました。ワインライターのTom Hylandがこの注目すべきヴィンテージの第一印象について語ります。 2019年のブルネッロ・ディ・モンタルチーノは特別なもので間違いありませんが、どの程度特別なのでしょうか？ 「2019年について、過去20年間を見てもブルネッロにとって最高のヴィンテージだと確信しています」 そう話す […]
ナパの大きな決断、スタイルか実質か？
- 2024.05.25
- Karen MacNeil, Philippe Melka, カリフォルニア, コンサルタント, テロワール, ナパ
ナパのあの有名な豊かなスタイルはテロワールに勝るのか？ある専門家は、今こそ難しい話をする時だと考えています。 ナパ・ヴァレーでテロワールは重要なのか？それとも、ワインメーカーのスタイルがテロワールに優先してもいいのだろうか？この疑問は先月、このトピックの第一人者から投げかけられました。 『ワイン・バイブル』の著者であるKaren MacNeil […]
シャンパーニュの大言壮語に反して、売上不振
シャンパーニュ地方当局がこの地方のワインを持ち上げている一方で、売り上げは減少の一途をたどっています。 2023年、シャンパーニュは華々しく幕を開けました。2022年の売上高は過去2番目に高く、年間売上高は€65億に達しました。さて、一体どこに問題があったのでしょうか？ 当時、アペラシオンの2人の共同会長、David ChatillonとMax […]
霜の被害を受けるジュラとカオール
4月末から5月の第一週にかけて、フランス全土で霜が降り、ワイン生産者は夜も眠れず、特にジュラ地方とカオール地方が大きな打撃を受けました。ジュラからの報告によると、北ヨーロッパの多くが霜に見舞われた4月22~4月23日の夜、この地域では2024年の潜在的収穫量の40%が破壊されたといいます。（ドイツの一部地域からの報告でも霜による被害が大きいことが指摘されてい […]