ボジョレーワインのプレミアム化に向け、フルーリーが先頭を走っています。
ボジョレーのフルーリーは、10あるクリュの内、プルミエ・クリュに指定されたブドウ畑を持つ初めてのクリュになろうとしています。
地方紙「Lyon Capitale」の報道によると、この地域は夏前にフランスのアペラシオン機関であるINAOに正式な手続きを行い、48のリュー・ディー(単一のブドウ畑のエリアを示す言葉)のうち7つをプルミエ・クリュに指定することを提案する予定です。
この動きは3月末に開催されたフルーリーのワイン生産者会議にて、出席者の85%以上が賛成票を投じたことを受けての流れだといいます。
フルーリーのアペラシオン代表者であるSylvain Paturauxは、「我々は、土壌を深く理解し、畑の向きや高度、傾斜との関連性を見るために、事前に非常に高度な分析や研究を行ってきました」と話します。
地方紙の発表によると、INAOのプレゼンテーションには、「(19世紀まで遡ることもある)アーカイブによるブドウ畑の評判に関する調査」も含まれています。
こうして全ての区画が調査されましたが、この膨大な調査は、ローヌ農業会議所が、テロワールの専門機関であるシガレスと、地域の貿易機関であるインター・ボジョレーと共同で行ったと同紙は付け加えており、「この調査の結果、同地区の分類が確立され、プルミエ・クリュの称号を申請するリュー・ディーが決定されました」と伝えています。
INAOに申請された後、国のアペラシオン機関は独自の評価を行い、その結果が報告される予定です。このプロセスは、承認に至るまでに数年かかる見込みで、さらにこの動きを受けて、今後ボジョレーのクリュでも同様の取り組みが行われることが予想されています。
「フルーリーがボジョレーの他のクリュのベンチマークとなり、必要なプロセスが誰にでもわかるようにすることが重要です」とPaturauxは話します。「私たちは、一貫性を保ち、お互いの発見を共有することに努めます」
引用元: Fleurie Bids for Premier Cru Status
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