一般的には、「ワインはできるだけ光を避けて暗い場所で保存するように」と言われています。 そこで今回の実験では、「光による影響が実際にどれぐらいあるのか?」を確認するため、光以外はほぼ同一の条件で長期間(6ヶ月)保管したワインの試飲を比較してみたいと思います。 両者の違いをディスカッションすることにより、保管時の光によってワインがどの程度影響を受けるのか、併せてワインの色合いや種類(泡白赤) […]
ワインの保管には、温度、湿度、匂い、光や振動の有無など様々な条件があります。その全てをクリアするという意味で、ワインセラーは理想的なアイテムです。しかし、レストランにおいてもご家庭においても、セラースペースの確保は悩みの種。ベストな保管方法ではないと理解していても、止むを得ず冷蔵庫で保管されている方も多いのではないでしょうか。 では、セラー保管と比べて冷蔵庫保管はどれほどワインに影響を与えるのでし […]
ワインを扱う方であれば、どうしても避けられないのがワインの欠陥(オフ・フレーヴァー)です。 今回は、代表的な6種類の オフ・フレーヴァーがどのような香りを持ち、何故その香りが生まれるのかを解説したセミナーの内容をご紹介します。 監修は、ワインテイスターとして活躍中の大越基裕氏です。 【オフ・フレーヴァーが少しでもあったらNGワイン?】 今回はオフ・フレーヴァーを取り上げるが、まず最初に、オフ・フレ […]
フランス・ブルゴーニュでは、プレマチュア・オキシデーションについて大変興味深い話を生産者から聞くことが出来ました。 今回訪問したのは、Arnaud Tessierアルノー・テシエと並び今ムルソーで最も注目されている生産者、Pierre Boisson Vadot ピエール・ボワソン・バドの現当主ベルナール・ボワソン氏です。 プレマチュア・オキシデーションPremature Oxidation(以下 […]
今回の実験のテーマは、真夏の到来を控えた今だからこそ気になる『熱によるワインの劣化』です。 フィラディスでは、各国のワイナリーからワインをピックアップしたところから、船での輸送はもちろん船積みを待つ間などの僅かな時間も常に温度管理を徹底し、お客様のお手元に届くまで細心の注意を払っております。全ては熱によってワインの美味しさが損なわれるのを防ぐためです。では、熱が入ってしまったワインはどのような […]
実験シリーズ第4弾となる今回は、日頃オールドヴィンテージのワインを多く取り扱う弊社ならではの実験として、ワインの液面低下をテーマに『液面の高さ』はどこまでが許容範囲なのかを検証したいと思います。 皆さまもオールドヴィンテージのワインを購入される際に、あまりに液面が低いと液漏れや状態不良の可能性を心配するとともに、どの程度まで気にするべきなのか悩んだ経験があるのではないでしょうか。 液 […]
前回までに皆様にお届けした『ワインの輸送の“ホント”』、『船便VS航空便の比較試飲』が大変御好評頂きましたので、今回はワインのコンディションについてお話したいと思います。 フィラディスでは様々な古酒を取り扱っており、毎月大量の古酒が入荷してきます。私が検品するワインだけで、ざっと年間5万本。日本でいちばん多くの古酒を中心としたファインワインを目にしているはずです。ここでは、私の経験に基づいて、お話 […]
ワインに携わる以上、コンデションにこだわらない人は、おそらくいないはずです。私たち輸入業者がそこに徹底してこだわることは当然のことです。私たちも日頃、「航空便はやっぱりコンディションがいいよね」等々お話を伺うことはよくあります。もちろん反対の意見の方もいらっしゃるわけです。 Firadisニュースレター2011年11・12月号において輸入担当の鈴木から、ワイナリーからフィラディス倉庫までの輸送の流 […]
前回はフランスからの船便を例に、ワイナリーでの集荷~船積みするところまでをお話ししました。 第1弾はコチラ 今回は第2弾として海上輸送~フィラディスの倉庫へ入庫するまでをお話ししていきたいと思います。 海上輸送について さて、フランスを出発したワイン、日本までどのくらいで着くと思いますか? 飛行機だとたったの十数時間ですが、船便だとなんと約5週間。長い船旅です。ちなみに3年ほど前まではフランス […]
ワインのプロである皆さんは当然ワインのことはお詳しいですよね。お仕事の中でワインの説明をされる機会も多いことと思います。産地やブドウ品種、生産者やヴィンテージ・・・でも、そのワインどんなふうに輸送されているかご存知ですか? ワインにとって輸送時のコンディションはとても大切です。どんなに素晴らしいワインも輸送時にダメージを受けてしまっては台無しです。ところがワインの輸送については、正しい情報が広まっ […]