生産者の紹介
ポルトガル内陸部に位置するダンは、ポルトガルで最も古い歴史を持つワイン産地の一つである。ドウロ渓谷の南に広がる山間地帯にあり、花崗岩を基盤とした土壌が特徴だ。周囲を山々が取り囲むことで大西洋からの冷たい海風が遮られ、夏は乾燥して温暖な気候となる。標高400〜600mの高地に広がるブドウ畑は、昼夜の寒暖差が大きいため、ブドウは豊かな酸と洗練されたアロマを保たれ、この自然条件により、エレガントでありながら確かな骨格を持つスタイルのワインが造られる。キンタ・ダ・ペラーダは、この地のテロワールを強く打ち出し、ポルトガル屈指の上質な生産者として確固たる地位を築いている生産者の一人だ。ワイナリーの歴史は古く、1527年の記録に初めて登場する。その年、王室への税として80樽のワインが地方政府に納められたと記されている。転機が訪れたのは1980年、現当主のアルヴァロ・カストロがこの土地を相続すると、長らく途絶えていた家業のワイン造りを再開させた。土木技師としてキャリアを歩んでいた彼だが、「この土地で何かを成すには全力で取り組むべき」という強い決意のもと、ブドウ栽培とワインの造りへの情熱が彼を駆り立て、ワイン造りの伝統を見事に復活させた。現在はワイナリーの名を冠した “トップワイン” の「キンタ・ダ・ペラーダ 」、ワイナリーとして最も古い歴史を持つ1989年にリリースされた「キンタ・デ・サイス」、そして自身の名を冠したラインなど、複数のブランドを展開し、いずれもポルトガル土着品種の個性を伸びやかに表現している。
現在、約58haの畑を所有し、ダン地方の土着品種が、その個性を輝かせるべく大切に育てられている。畑の多くは標高400〜600mの急斜面にある。斜面に植えられたブドウは十分な日光を浴び、健やかに育つ理想的な環境である。花崗岩土壌を基盤としながらも、畑ごとに異なる微細の土壌のニュアンスを持つ。この違いを精緻にワインに映し込むため、斜面や土壌条件を考慮した区画ごとの管理を実践し、ブドウの理想的な熟度に達した収穫を追求している。醸造においては、可能な限り人的介入を抑え、自然な発酵プロセスを尊重している。自然酵母による発酵を基本とし、SO2の添加も最小限にし、石造りの浅い発酵槽「ラガール」での伝統的な発酵を取り入れる。熟成ではステンレスタンクと古樽のみを使用し、新樽由来の過剰な樽香を避け、あくまで主役であるブドウの個性と、花崗岩質土壌のミネラル感を際立たせる。こうした緻密なアプローチが、ブドウがテロワールの真髄を映し出し、ワインに複雑さと奥行きをもたらしている。
アルヴァロ・カストロは多数の土着品種を手掛けている一方、一部のワインではポルトガルでは珍しい単一品種としても生産している。赤のトウリガ・ナシオナルは黒系果実と華やかなアロマを放つ力強いワイン、白のエンクルザードは、標高の高い畑で栽培され、驚くべきフレッシュさと複雑味を兼ね備えている。彼のワインに共通するのは、フレッシュさと優雅さ、そして長期熟成のポテンシャルだ。その品質は世界中の評論家から賛辞が送られている。Wine Advocateでは「ポルトガルの偉大な生産者のひとつであり、期待を裏切ることは稀である」、「ダン地域を代表する優れた生産者であり、高品質ワインの先駆者の一人である」と絶賛。James Sucklingの「Top 100 Wines of Portugal 2024」にて第4位に選出される快挙を成し遂げた。名実とともにポルトガルを代表する生産者の一つとして、その地位を確立している。
みんなのワインレビュー
キンタ・ダ・ペラーダ コリェイタ・ホワイト(キンタ・デ・サイス) (ポルトガル産白750ml)
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