生産者の紹介
イタリアの銘醸地、バルバレスコ村
イタリアにおける銘醸地の代表ピエモンテ州、その南西部にバルバレスコの生産エリアは広がっており、その生産の核を担うバルバレスコ村はアペラシオンの北西部、タナロ川に沿うように位置している。その中でも屈指のクリュとして名高いオヴェッロはバルバレスコ村の北部にある丘を中心に村全体を見下ろすように広がり、その丘の最上部には樹齢100年を越す松の木がそびえ立っており、この松の木をシンボルとワイナリー名の由来にしているのがカンティーナ・デル・ピーノである。ワイナリー設立は1997年と比較的若いワイナリーと言えるが、その起源は古く「バルバレスコ」というワイン名が世に広く知られるよりも前の1920年代にそのルーツを持ち、4世代にわたってヴァッカ家が畑を所有し続けている。総面積はわずか10haほどと決して規模は大きくないもののその畑の大部分を「バルバレスコの父」とされ、アルバ王立醸造学校の校長を務めたドミツィオ・カヴァッツァから購入したためクリュの中でも非常に優れた区画ばかりを持つことができており、1958年からはこのエリアの有力な生産者協同組合プロドゥットーリ・デル・バルバレスコの創立メンバーとして参画し、オヴェッロのクリュから素晴らしいワインを生み出し続けてきていた。そんな由緒正しき畑を受け継いでいく中で4代目となるレナートが一念発起し、プロドゥットーリ・デル・バルバレスコでの5年の実務経験を経て父親であるアドリアーノと共に独立したのがこのワイナリーの始まりである。
素晴らしい畑の個性を表現するワイン
彼らのワイン造りにおけるスタンスは非常に明確で、生産するバルバレスコはどのキュヴェも同じ方法にて醸造・熟成されており、これは「出来上がるワインの個性は全て畑の個性に任せる」というポリシーに基づくものである。そのためワイン造りにおけるどのプロセスにおいても過度な人的介入を避けており、結果的に非常にクリーンで美しく透明感があってテロワールの繊細な特徴を浮かび上がらせるようなエレガントなワインを生み出すことができているのだ。評価誌においても「このワイナリーはいつも非常に高い品質のワインを供給しているが残念なことに生産量が少ない」など歴史の浅い小規模ワイナリーとして最大限ともいえる数々の賛辞を受けている。残念なことに創始者のレナートは2020年に早逝してしまったが、現在は彼の妻フランカがその後を、そしてその意思を継いでいる。その傍には独立時にも大きな支えとなってくれたレナートの父アドリアーノが、そしてレナートが遺してくれたワイン造りに関する様々なメモや記録が常にあり、彼女はそれらを支えにこれからもこの偉大な歴史を紡ぎ、素晴らしいワインを生み出し続けてくれることだろう。
みんなのワインレビュー
カンティーナ・デル・ピーノ ランゲ・ネッビオーロ 【ラベルorキャップシールor瓶に軽い傷または染みありアウトレット品:40%OFF】(ガラス栓)(伊ピエモンテ州産赤750ml)
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