ピノ・ノワール特集

Firadis WINE CLUBで最も人気の高いシャブリであり、実は最初に社員全員が納得して取り扱いを決めたシャブリでもあります。シャブリらしい、シャキッとした酸と豊富なミネラルの存在。そこに時間が経つにつれてフレッシュ感・切れ味が増していくような、実に鮮烈で現代的なワイン。ようやく見つけた「今こそ提案したいシャブリ」です。

高級シャブリ生産者のスタンダードレンジです。もはやシャブリとは思えない、オレンジリキュールのような濃密さに木樽由来のほのかなロースト感。。その一方で、後半にはミネラルに由来するピンと張りつめた緊張感がしっかり、最後はミントのフレッシュさと心地よいスパイスのパンチが長く余韻として続いていきます。こういうスタイルですので、魚介類の料理でも火を通したものの方が良いと思います。

高級シャブリ生産者の一級畑。この生産者らしい濃密さと樽感の複雑さと共に、この一級畑ヴォー・ド・ヴェイらしい鮮烈で緊張感を感じさせる酸とミネラルが魅力です。

高級シャブリ生産者の一級畑。ヴォ―・ド・ヴェイが鮮烈で緊張感を感じさせるタイプであるのに対して、こちらはよりパワフルでボリューミーさがしっかりと感じられます。張りとまろやかさ、より濃密な味わいをお楽しみください。

当店人気ナンバーワンカミーユ・エ・ローラン・シャレールによる、穏やかで柔らか、リッチな果実感に浸ることができる一級畑です。南国のフルーツや芳しい白い花、白胡椒的なニュアンスを感じられます。チーズを使った料理や、オリーブオイルにハーブ＆スパイスを使った魚介料理が良いと思います！

カミーユ・エ・ローラン・シャレールの一級畑、ヴォー・ド・ヴェイ。この畑らしい鮮烈な酸とミネラルも魅力ですが、カミーユのヴォ―・ド・ヴェイは焼き菓子やナッツのような香ばしい香りが心地よく、クリーミーさもあって、しっかりとした肉料理とも相性が良いです。

「シャブリの知るべき生産者」「シャブリのグレート・バリュー・ワイン」と評されるセバスチャン・クリストフは通常のシャブリから非常にコストパフォーマンスが高いです。とにかくフルーツ感たっぷりなスタイル。魚料理よりも鶏や豚肉がお薦め、シンプルに塩・胡椒・レモンだけで合わせてみてください！

徹底して若木を使わないセバスチャン・クリストフらしい、シャブリには非常に珍しい「ヴィエイユ・ヴィーニュ＝古樹」。特に樹齢の高いブドウのみを使用し、さらに凝縮感の高い肉厚な味わいが特長です。

特級畑に近くの特に優れた一級畑。プルミエ・クリュならではの複雑さ、ポテンシャルが表現されたこの生産者を代表する1本です。

シャブリとしては異例なほどの「南国テイスト」溢れるリッチで豊満なスタイル。この味わいスタイルなので魚介料理でも生よりは火を通したものの方が良いですね。帆立など貝類のソテー、バター焼きにレモンをちょっと絞る、くらいが良いと思います。冬の時期なら、牡蠣鍋/カキフライなどもおすすめです！

ランクロの一級畑ヴォ―・ド・ヴェイはこの畑の冷涼な魅力をしっかりと引き出し、フレッシュ感のあるきれいでエレガントなスタイルに仕上げています。

驚くほどにミネラリーでストラクチュアのしっかりしたプティ・シャブリ。プティ・シャブリというのはシャブリよりも広域のクラスですが、プティ・シャブリと思えない品質の高さです。クリーミーでパワフルなので、日本の濃厚ミルキーな生牡蠣との相性が非常に良いです。

非常に分かりやすく「ナッティ＆ミネラリ―」な表現がされています。ロースト度合いが強めの樽を使用し、ビター感たっぷり、ミネラルは堅牢でガシッと来ます。ビターでミネラルたっぷりの味わいが苦味のある料理にぴったりです。

シャブリ1級畑『ヴォー・ド・ヴェイ』の上級品です。通常のヴォー・ド・ヴェイよりもさらにバランスに長けたスタイル。ローストの強さとミネラルの強さがぶつかり合いバランスをとる、樽とミネラルの頂上決戦を堪能できる豪快なシャブリです。こちらも苦みのある料理に合わせると良いと思います。

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ピノ・ノワールの魅力

ブルゴーニュの代表的な黒ブドウとしておなじみ。冷涼な産地が生みだす香りと味わい。ワインにおける「エレガンス」「官能性」の両極を最も美しく同時に体現する、「魔性の品種」がピノ・ノワールです。この品種の魅力を純粋に楽しむため、ほとんどの場合は他の品種とブレンドせず、単一品種で赤ワインを造ります。

エレガンスをもたらす酸

ブドウとしての特徴は、「果皮が薄い」ことです。これにより色素やタンニンの含有量が少なくなるため、ワインそのものの色も明るく透明度のある赤で、味わいでは渋みよりも果実由来の酸味・ミネラル感が表に出てきます。なかでも特に重要なのは豊かに含まれる「酸」。これがピノ・ノワールをエレガントで長期熟成するワインたらしめるポテンシャルの要です。この酸の度合いに生産者たちはとても気を遣っています。

ブルゴーニュだけじゃない

『ピノ・ノワール』種の代表的な産地といえば、フランス・ブルゴーニュ。冷涼ながら夏の日中は十分に温暖で、一日や年間で寒暖差のある場所。これが基本的なピノ・ノワールの育成条件です。近年は品種交配・改良でさまざまな産地で栽培されていますが、それでも品質が優れているのはやはり冷涼な地域。ドイツやオーストリア、イタリア北部の標高の高いエリア、アメリカのカリフォルニアやオレゴン州。他にもオーストラリアのタスマニアやヤラ・ヴァレー、ニュージーランドのマールボロ、チリのカサブランカ・ヴァレーといった地域が有名です。
今回は４つの生産地で厳選したおすすめのワインをご紹介します。

フランス

フランスはピノ・ノワールの故郷。
この品種の世界的代表産地であるブルゴーニュのピノ・ノワールはテロワール＝土地や気候の条件が大きく影響し、距離がほんの少し離れただけの畑でもスタイルが大きく変化します。ピノならではの深い香り、そして旨み溢れる味わいを堪能できるのはやはり元祖のここ。
現在は冷涼な北部アルザス地方から南フランスまで広い地域で栽培され、各エリアならではの個性豊かなピノ・ノワールが楽しめます。

ドイツ

ピノ・ノワールのドイツ名はシュペートブルグンダー。
ドイツといえばリースリングのイメージがありますが、ピノ・ノワールの品質も非常に高いです。
徹底した低収量、高品質クローンを使用するなど品質向上に余念がありません。そしてドイツのピノ・ノワールの魅力は何といっても冷涼さです。ブルゴーニュよりも気温が低く、その繊細で緻密な風味は温暖化も相まってより需要が高まっています。

イタリア

イタリアではピノ・ネロと呼ばれるピノ・ノワール。
アルト・アディジェ州など北部を中心に栽培されています。気候のイメージとしてはブルゴーニュとアメリカなどニューワールド系の中間。涼やかなエレガンスと果実感のバランスが取れたワインになりやすく、非常に料理に合わせやすいのが魅力です。
土着品種が多いイタリアではなかなか注目されにくい品種ですが、実はとても使い勝手が良いのです。

アメリカ

アメリカのピノ・ノワールは、何といってもその豊かな果実味が特徴。
特にカリフォルニアの暖かな気候に育まれたピノ・ノワール（「カリ・ピノ」と訳して呼ばれます）は、リッチなフルーツの甘味とこの品種ならではの深い旨みが同居する素晴らしいバランスのものも多く、フランス産ピノとはまた違った魅力を持っています。
近年オレゴン州をはじめ合衆国内の広い地域で栽培されるようになり、USAワインの新たな潮流が生まれています。