Cerbaiona
Overview #1
数々の銘酒を生み出す、イタリア・トスカーナ。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、スーパータスカンとともにこの地を代表する高級銘柄として知られ、世界中の美食家やワイン愛好家を魅了し続けています。チェルバイオーナはその中でも特に素晴らしい味わいのワインを生み出す、ブルネッロにおける最高峰の一角に君臨する蔵元。初ヴィンテージは1981年で、もともとはパイロットだった創始者のディエゴ・モリーナは、独学で得たテクノロジーには頼らない栽培と醸造方法を貫き、徹底的に品質にこだわってワイン造りを当初から行っていました。ディエゴのポリシーはいたってシンプルで、ただただ「良いブドウを栽培し、ワインに仕上げる(ワインになるのを見守る)」ということ。自然なことにのみ徹底的にこだわり、納得がいかなければ全て格下げする程の徹底した品質主義の影響もあって生産量は極少量のみでありながら、設立して十数年のうちに飲みたくてもなかなか手に入れられない「幻のブルネッロ」と、その名声を響かせるようになりました。
Overview #2
その名声を築き上げたディエゴですが、高齢と健康状態から2014年を最後にワイナリー売却を決意。2015年に当時のイタリアにおけるワイナリー買収の最高額で、同じくブルネッロのトップとして知られるビオンディ・サンティでコンサルタントを務めていたマシュー・フィオレッティが、投資家のゲイリー・リーチェルらとともにチェルバイオーナを購入しました。購入後、彼らはディエゴが仕込んでいたリリース前の3ヴィンテージで格下げを行うなど、以前にも増して品質至上主義を徹底。彼らがさらなる高みへ登り詰め、「究極のブルネッロ」を生み出そうとしているのがおわかりいただけるでしょう。蔵元の設立当初からディエゴが抱き続けたまっすぐな信念を、新体制となった今もしっかりと受け継いでワイン造りを行うチェルバイオーナ。彼らが歩む進化への道のりからは、今後も目が離せません。
Recommended Wine
Cerbaiona Rosso N.V.(2019-2020)
イタリアを代表する銘酒の一つ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。チェルバイオーナはその中でも特に素晴らしい味わいのワインを生み出して最高峰の一角に位置づけられる蔵元で、その人気の高さに反して生産量が少ないことから入手困難なことでも知られ、「幻のブルネッロ」とその名声を轟かせています。
2019年と2020年のワインをブレンドして仕込んでいるこのワインは蔵元のエントリー・レンジにあたるものでありながら、どこかブルネッロをイメージさせるほどの品の良さや奥深さを感じることが出来る秀逸な仕上がりで人気を集めるもの。ブラックチェリーやカシスといったフルーツや、バラやミント、お香など様々なニュアンスを感じるアロマが奥深く立ち昇り、そのアロマと同様の深さを感じるブラックオリーブのような瑞々しい果実味が、しなやかなタンニンとともに上品な味わいを感じさせます。価格を上回る素晴らしい仕上がりであるのは言うまでもなく、高い人気があるのも納得して余りあるほどの味わいであると言えるでしょう。
4,290円(税込)
Herve Brisson Long du Chemin
イタリアを代表する銘酒の一つ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。チェルバイオーナはその中でも特に素晴らしい味わいのワインを生み出して最高峰の一角に位置づけられる蔵元で、その人気の高さに反して生産量が少ないことから入手困難なことでも知られ、「幻のブルネッロ」とその名声を轟かせています。
チェルバイオーナが生み出すロッソ・ディ・モンタルチーノは、他の蔵元が手掛けるブルネッロさえも軽く凌駕してしまうと評する声さえも多方面からあがる銘品中の銘品。2021年はしっかりとした熟度を感じる高品質のブドウが育まれた優良年で、当然このワインの仕上がりも例年よりもさらに高いレベルのものとなりました。グラスに注ぐと、カシスやコーヒーにお香といった妖艶さのあるアロマが感じられ、瑞々しさとふんわりとした優雅さを兼ね備えたカシスやブラックチェリーのような果実味が、フレッシュでピュアな酸味とともに心地よく広がっていきます。味わい深さと心地よさを感じさせてくれるこのワインは、どんな方にもしっかりとそのおいしさを感じさせてくれるでしょう。
11,660円(税込)
Cerbaiona Brunello di Montalcino
イタリアを代表する銘酒の一つ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。チェルバイオーナはその中でも特に素晴らしい味わいのワインを生み出して最高峰の一角に位置づけられる蔵元で、その人気の高さに反して生産量が少ないことから入手困難なことでも知られ、「幻のブルネッロ」とその名声を轟かせています。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの中でも傑出したワインのひとつに数えられるこのワインですが、2019年は完璧な気候条件となったグレートヴィンテージで、まさに圧巻としか言えないほど仕上がりとなった年。ドライフラワーや紅茶のようなニュアンスを帯びたチェリーを感じる複雑さとピュアさを兼ね備えたアロマと、様々な要素が溶け込んだ複雑で繊細な味わいがこれ以上ないと思わせるほどの優雅さを生み出しており、今飲んでもその素晴らしい味わいに包み込まれてしまうような感覚をもたらしてくれます。この味わいは、もはや「究極のブルネッロ」に到達したとすら思うほどのもので、蔵元のファンならずとも絶対に飲むべき1本であるのは間違いありません。
35,750円(税込)
Our Concept
2017年2月、各マスコミに対し
今後一切、公式のスコアやレビュー付けをすることを拒否すると
公式に発表した新体制のチェルバイオーナ
評価ではなく、純粋な好奇心を持って
ワインの本質的な美しさ・尊さを味わうという考えは、
蔵元を設立したディエゴが抱いていた伝統を尊重する
という意志を確実に受け継いでいると言えるでしょう。
誰にも迎合することなく、
まっすぐな志で彼らが追い求めるワインは
まさに究極のワインと
呼ぶにふさわしいもの。
ワインを注いだグラスから、
変わることなく受け継がれている信念が伝わってくるような
ピュアで奥深い味わいに、
ぜひじっくりと向き合ってはいかがでしょうか。
About Winery
チェルバイオーナはシエナ県モンタルチーノの町から南東に約4km程、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの創始者として知られるビオンディ・サンティから車で東に15分程のチェルバイアと呼ばれるエリアに位置している。チェルバイアは、14世紀頃から農園として知られ、元来この地に住む小作人たちによって古くからオリーヴオイルとワイン造りが行われていた。時代が進むにつれて、チェルバイア近辺にはワイナリーがいくつかできるが、その中でも特に有名なのが、18世紀後半にできた後のチェルバイオーラとなる農園である。実は19世紀中ごろまで、チェルバイオーナとチェルバイオーラはある家系が所有する農園の別々の一部だったのだ。19世紀後半には、それぞれに別の所有者が現れたことで、別々のワイナリーとなった。
チェルバイオーナは、1977年からディエゴ・モリナーリによって所有されていた。元アリタリア航空のパイロットとして25年のキャリアを持っていた彼は、ワインへの情熱が人一倍強く、引退を機にモンタルチーノに移り住むことを決意。ワイナリー購入当初、彼にはあふれんばかりの情熱があったが、異業種出身であったため、ワイン造りに関する知識がなかった。しかし、醸造責任者を他から雇うということをしたくなかった彼は、まず関連書物をあさって勉強し、栽培・醸造工程を深く理解するため実際にワイナリーを何件も訪ね回った。その中でも、彼が最も影響を受けたのはビオンディ・サンティで、特に伝統を重んじるという姿勢に共感したのである。そのため、ディエゴは1977年の最初の植樹の際にBBS11 (Brunello Biondi Santi, vine no. 11)と呼ばれるビオンディ・サンティが所有するクローンを使用し、この畑のブドウを使って1981年、初のブルネッロをリリースしたのである。
一方で、ジュリオ・サルヴィオーニが所有するチェルバイオーラは、1985年に初のブルネッロをリリース。ジュリオ曰く「僕にブドウを植えるよう勧めてくれたのは、他ならないディエゴだった。1985年の異常寒波がチェルバイオーラに代々植わるオリーヴの樹をダメにしてしまったが、ディエゴの助言があったおかげでブドウを植える決意ができた。」現在、チェルバイオーナは4haの畑を所有している。海抜は350~400m程で、区画はブドウの植樹年(1977年、1986年、2000年)によって大きく3つに分かれている。土壌はガレストロと呼ばれるトスカーナ地方特有の泥灰岩で構成される。ブドウはオーガニック栽培によって育てられ、醸造は15hl、25hl、30hlと大きさの異なる開放型の木製発酵槽を使用。自然酵母による自然なアルコール発酵を行う。過度な抽出をさけるためにルモンタージュは最小限に抑え、果房は手でピジャージュする。そのまま同じ容器でのマロラクティック発酵を行い、翌年の春まで澱と接触させる。その後、10hl、17hl、20hlのスラヴォニアオークの大樽に移し、ロッソでは12ヵ月、ブルネッロでは30ヵ月と規定を上回る樽熟成を行う。
チェルバイオーナでは、収穫時にブドウのセレクションを行うだけでなく、セラーでも樽ごとのセレクションを行う。品質に納得がいかなければ全て格下げする程の徹底した品質主義で、ワイナリー購入から数十年の内に一気にスターダムにのし上がった。また、トータルの年間生産量が20000本と希少性が非常に高いことから、カルト・ブルネッロの地位も確立した。しかしながら、健康状態が良くなかったディエゴは、2014年を最後にワイナリー売却を決意。するとすかさず、2015年に投資家のゲイリー・リーチェルと元ビオンディ・サンティでコンサルタントを務めたマシュー・フィオレッティらがチェルバイオーナを購入。新体制となったワイナリーは、2017年2月、ジャーナリストたちに対し「我々のワインに対してスコアやレビューをつけることを一切禁止する」という手紙を書き、数値評価が蔓延する今のワイン業界に一石を投じた。評価ではなく、純粋な好奇心を持ってワインの本質的な美しさ・尊さを味わうという考えは、伝統を尊重するディエゴの意志を確実に受け継いでいると言えるだろう。今後もブルネッロ・ディ・モンタルチーノ最高峰の生産者で居続けることは間違いない。
Recommended Wine
Cerbaiona Rosso N.V.(2019-2020)
イタリアを代表する銘酒の一つ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。チェルバイオーナはその中でも特に素晴らしい味わいのワインを生み出して最高峰の一角に位置づけられる蔵元で、その人気の高さに反して生産量が少ないことから入手困難なことでも知られ、「幻のブルネッロ」とその名声を轟かせています。2019年と2020年のワインをブレンドして仕込んでいるこのワインは蔵元のエントリー・レンジにあたるものでありながら、どこかブルネッロをイメージさせるほどの品の良さや奥深さを感じることが出来る秀逸な仕上がりで人気を集めるもの。ブラックチェリーやカシスといったフルーツや、バラやミント、お香など様々なニュアンスを感じるアロマが奥深く立ち昇り、そのアロマと同様の深さを感じるブラックオリーブのような瑞々しい果実味が、しなやかなタンニンとともに上品な味わいを感じさせます。価格を上回る素晴らしい仕上がりであるのは言うまでもなく、高い人気があるのも納得して余りあるほどの味わいであると言えるでしょう。
4,290円(税込)
Herve Brisson Long du Chemin
イタリアを代表する銘酒の一つ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。チェルバイオーナはその中でも特に素晴らしい味わいのワインを生み出して最高峰の一角に位置づけられる蔵元で、その人気の高さに反して生産量が少ないことから入手困難なことでも知られ、「幻のブルネッロ」とその名声を轟かせています。チェルバイオーナが生み出すロッソ・ディ・モンタルチーノは、他の蔵元が手掛けるブルネッロさえも軽く凌駕してしまうと評する声さえも多方面からあがる銘品中の銘品。2021年はしっかりとした熟度を感じる高品質のブドウが育まれた優良年で、当然このワインの仕上がりも例年よりもさらに高いレベルのものとなりました。グラスに注ぐと、カシスやコーヒーにお香といった妖艶さのあるアロマが感じられ、瑞々しさとふんわりとした優雅さを兼ね備えたカシスやブラックチェリーのような果実味が、フレッシュでピュアな酸味とともに心地よく広がっていきます。味わい深さと心地よさを感じさせてくれるこのワインは、どんな方にもしっかりとそのおいしさを感じさせてくれるでしょう。
11,660円(税込)
Cerbaiona Brunello di Montalcino
イタリアを代表する銘酒の一つ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。チェルバイオーナはその中でも特に素晴らしい味わいのワインを生み出して最高峰の一角に位置づけられる蔵元で、その人気の高さに反して生産量が少ないことから入手困難なことでも知られ、「幻のブルネッロ」とその名声を轟かせています。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの中でも傑出したワインのひとつに数えられるこのワインですが、2019年は完璧な気候条件となったグレートヴィンテージで、まさに圧巻としか言えないほど仕上がりとなった年。ドライフラワーや紅茶のようなニュアンスを帯びたチェリーを感じる複雑さとピュアさを兼ね備えたアロマと、様々な要素が溶け込んだ複雑で繊細な味わいがこれ以上ないと思わせるほどの優雅さを生み出しており、今飲んでもその素晴らしい味わいに包み込まれてしまうような感覚をもたらしてくれます。この味わいは、もはや「究極のブルネッロ」に到達したとすら思うほどのもので、蔵元のファンならずとも絶対に飲むべき1本であるのは間違いありません。
35,750円(税込)
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