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CLUB30店長ブログ:ブドウの収穫を体験して2015/09/01


 CLUB 30メンバーの皆さま、こんにちは! 

先日Facebookでも公開しましたが、Firadis社長の石田とバイヤー・営業の山口がブルゴーニュで

シャルドネの収穫作業に取り組みました。

今、ワイン産地では南から順に収穫がスタート中、、、いよいよ2015年ヴィンテージのワイン造りが始まりました!

 

昨年の収穫が終わってから1年間、生産者にとっては厳しい冬を超え、春から丹精込めて育ててきたブドウ。

その実りを収穫する歓びは、農業に携わる者にとって子供が産まれる瞬間にも等しい。

自分たちの子供だからこそ、本当に丁寧に、愛を込めてブドウを収穫します。

 

大量生産のワイナリーはトラクターのような機械で一気に収穫をしてしまいますが、

機械が入れない急斜面に畑を所有する生産者や、ブドウの房・粒まで選り分けたい厳格な生産者たちは、

今でも当然ハンドピッキング。背中にバケツを担いで、ハサミで一房ずつ切り取って行く作業です。

 

僕もかつては毎年収穫に参加(と言ったら失礼かもしれません、毎回半日か1日ですから・・・)していましたが、

手摘みによる収穫作業は本当に本当に過酷な重労働でした。

半日で足腰が立たなくなるくらいです。

炎天下の中、中腰の姿勢でブドウの樹1本1本に向かい合い、

一房・一粒一粒をしっかりと見ながらハサミで収穫する作業は、楽しい「ブドウ狩り」とは全く違う世界でした。

 

ここで未熟・過熟な房や痛んだ果実が混入してしまったら、この1年の収穫が台無しになってしまう。

圧倒的な集中力と覚悟で、生産者と収穫人は厳しい目で、そして愛を込めてハサミを入れて行きます。

それでも、僕がひいこら言いながら1列のブドウをやっと収穫する間に、3列か4列の収穫を済ませてしまう。

ここにも確かに、「匠の技」があるのでした。

 

初めて手作業の収穫を実体験した時、「ワインってとんでもない労力のもとに造られているんだ」と痛感し、

ワインの価格に対する考え方ががらっと変わったことを強く記憶しています。

その時に一緒に作業した、沢山の人の手と顔と汗が、1本の瓶の向こう側に見えたからです。

そして、「ワインって、決して高くないよなあ」と感じました(・・・高く感じるワインも勿論あります)。

 

それでも、ギリギリまでコストを削って手頃な価格を付けようとする良心的な生産者のワイン、

ネットショップは競争が激しいからと言って、安易に売上目的のたたき売りはしたくないです!

勿論、だからと言って高くもしないですよ、

美味しいワインを税込み3,000円以内でご提供するのが、CLUB 30の信条ですから!

 

それでは、今週末も皆さんのワインライフが楽しいものでありますよう!


Firadis WINE CLUB 30 店長 五十嵐 祐介