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WINE CLUB 30 店長ブログ 「買付けるワインはどうやって決めているのか」2015/06/24

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■ <WINE CLUB 30店長からの手紙:VOL.3> 2015年6月24日
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今日のお手紙のテーマは「ワインの買い付け」です。

僕たちのようなワイン輸入業者が新たに取り扱うワインを決める時は、色々な出会いがきっかけになります。
世界各地で開催されるワイン展示会で掘り出し物を見つけたり、
ワイン生産者側から「日本で自分のワインを売りたい、代理店になってくれないか?」とアプローチがあったり。

世界に何社あるかも分からないワイナリーが、自分たちのワインのマーケットを広げようと日々世界中の販売代理店にアプローチを仕掛けています。                                  CLUB 30の運営会社フィラディスにも、毎日のようにワインの売り込みがあるんですよ。
「フィラディスに日本市場での独占販売権をあげるから、1年で○万本売ってくれない??」というような。

でも、売り込みがあったからと言って何でも喜んで採用していたら、カタログが厚くなっていくだけです(今でも分厚いのですが)。
1本1本のワインの本当の飲み方を伝えながら売って行くことなんて、出来なくなってしまいます。
だから、各輸入代理店は必ず「自社の採用するワインの基準・専門分野」を持っています。

例えば、「イタリアワイン専門商社」とか、「オールドヴィンテージ専門」とか、「ビオワイン専門」とか。
各社が専門分野に絞ることで、個人経営の小規模業者でも、専門知識さえずば抜けていれば面白いワインを仕入れて売るチャンスがあります。                       ワイン業界は大手独占ではなく、一つの分野を突き詰めた人に対してきちんと評価をしてくれる文化があるのがありがたいですね。

CLUB 30の選定基準は、地理的な基準や価格基準、生産年の新旧などのどれでもないけど、非常にシンプル。
「産地ごとの個性がきちんと表現されていて、コストパフォーマンスの高いワイン」、これだけです。  

この基準を最優先してワインを試飲・選定するので、ワイナリーの規模や販売条件、ラベルのデザインなどは二の次です。                                       もちろんラベルデザインが素敵なのに越したことはないですが、やっぱりワインは中身の方が大事ですしね。。

先週、フランスで開催されていた世界最大規模の展示会「VINEXPO」に買付けに行っていました。
VINEXPOは、ボルドーの国際展示場(端から端まで歩くと15分くらいかかる巨大な会場です)で2年に一度開催され、
世界中のワイン生産者が自慢のワインを展示、僕たちのような輸入代理店との商談をする場です。

CLUB 30でご紹介するワインは、数千本の中から試飲を重ね、時間を掛けて納得いくまでじっくり選ぶのがルール。
展示会でたくさんのワインを試飲しても、即発注したくなるような商品と運命的に出会えることは滅多に無いのが現実です。

30本の1本になるような素晴らしいワインを見つけられるよう、
約500本のテイスティングをし、買い付けをして.来ました!
このうちの何本がCLUB 30の仲間に加わるのか、期待して待っていてくださいね。

また、CLUB 30のFacebookページには、展示会や買付けの様子もアップしましたので、ご興味のある方は見てみて下さい。

それでは、今週も皆さんのワインライフが素晴らしいものでありますよう!


Firadis WINE CLUB 30 店長 五十嵐 祐介