■≪なるほど!のあるワインコラム≫ワイン業界暴露話も・・・?ワイン輸入業者のお仕事とは。
ちょっと前のことになりますが、
『おいしいワインはインポーターで選ぶ!(池田 一郎さん、 楠田 卓也さん著/池田書店)』
という本が出版されました。
ワイン選びの指南本は世の中に沢山ありますが、
この本は産地や品種、味のスタイルといった
もっともベーシックな基準でワインを選ぶのではなく、
「おいしいワインを選ぶ力のある輸入業者が仕入れたものを選べば、そもそもハズレがないですよ」
という視点でワインの選び方を提案してくれた本です。
大変嬉しいことに僕たちフィラディスも「選んで安心のインポーター」
の一つとしてご紹介を戴きまして、
大トリ最終章にページをたっぷり取って掲載して戴きました。
この本のおかげで、フィラディスという会社のワイン選定哲学が他の会社とどう違うか、
新しいお客様に明確に知って戴くことができたのでは、と思っています。
さて、それでは皆さまは、実際に店頭で輸入ワインを購入されるときに
「どこの輸入業者が仕入れたものなのかな?」ということ、意識していらっしゃいますでしょうか。
(*Firadis WINE CLUBでご購入いただいたワインは、
全て間違いなくフィラディス輸入なので見て戴かなくても大丈夫ですが・・・)
基本的には、海外産のワインは全てどこかしらの「輸入業者」が日本に輸入しています。
ビール会社や総合商社系列の食品商社のような大企業の場合もあれば、
ほとんど個人輸入に近いような小さな会社が輸入している場合もあります。
後者は、専門性の高いワイン・・
例えば、輸入している方が詳しい特定の国や地域のワインなどだけを取り扱っている場合が多いですね。
この「どこの会社が輸入しているのか?」という情報は、
商品のバックラベルに必ず記載されているものです。
お酒の場合は「酒税法」で規定された「輸入者及び引き取り先」という項目に
輸入業者の名前が書いてあることが多いと思います。
でもこれ、意外と見ていない方も多いようです。
このコラムシリーズ第1回でお勧めしておきたいのは、冒頭でも書いた通り
「日々ワインを楽しんでいるなら、輸入業者は必ず確認し、覚えておくと良いですよ」
というところです。
ワイン輸入業者が日本に何社あるのか、僕には全く分かりません。
おそらく軽く1,000社以上はあるんじゃないでしょうか。
そしてその沢山の輸入業者が、
企業規模の大小はあっても確実にそれぞれ異なる「商品選びのポリシー・哲学」を持っているのが、
ワイン輸入業界の面白いところです。
これは、先に挙げたように特定の国や地域に集中した会社、というのがあるだけではありません。
この商品選びの哲学は、選ぶワインの「味わいスタイル」自体に、
大きな共通性をもたらすことが多いと思います。
皆さまはフィラディスのワインを何本か飲んで戴いたことがあるかと思いますが、
何となくどのワインにも共通する味わいの方向性があるな、と感じたことはないでしょうか。
僕たちフィラディスがワインを選ぶときには、確かに一つの大きな方向性に沿って選んでいます。
それは言葉で表現すると、エレガンス&バランス、というところ。
突出した濃さ、シャープさ、クセよりも、
飲み飽きず飲み疲れない優美なバランス、というところに重きを置いて僕たちはワインをセレクトしています。
これは創業時から一貫して続くフィラディスが日本のお客様に一番提案したいワインのスタイル。
だから、僕たちがワインの選定をする会議などでは、
味わいの方向性は明らかにこれと違う、でもすごくおいしい、というワインに出会ったとき、
「とてもおいしいけど、うちの目指す方向性ではない・・・フィラディスらしくないね」
という意見が出され、そのワインは止む無く採用を見送る、という場合も結構あります。
同様に他の輸入業者さんでも、味わいのスタイルであったり、
ブドウ栽培の手法であったり、大手インポーターになると製造工場の管理体制であったり、
といった具合に、取引するワイン生産者を選ぶときの基準がそれぞれ異なっています。
つまり、ある特定のインポーターのワインを続けて数本飲んでみると、
そこに何かしら1本筋の通ったスタイルや哲学を見つけることがある、ということです。
その味の方向性は自分の好みに合うな、選んでくるワインに自然と共感しちゃうな、
と思ったら、その輸入業者は「あなた好みのワインを見つけてくる会社」ということです。
勿論、その逆もあります。
フィラディスのワインを飲んで「バランスは良いけどパンチとインパクトに欠ける」
と感じる方もいるはず。
そう感じたら、別の輸入業者のワインを何本か飲んでみると良いのでは、と思います。
こんな風に、ワイン業者で買うワインを選ぶ、ということは、
日々のワイン選びにおいて実はすごく役に立つ指標だ、ということです。
これまであまり輸入業者を気にせずにワインを飲んでいた方も、
是非これからは買ってきたワインのバックラベルをちゃんとチェックしてみてくださいね。
余談ですが、マニアックでワイン歴の長い方になると、
レストランでグラスワインで頼んだワインを飲み、
「この味のスタイル、何となくフィラディスのワインっぽいな・・・」と思い、
ソムリエに聞いてみたらやっぱりフィラディスさん輸入でした、
なんていうエピソードを報告してくださった方もいるくらいです 笑
そのくらい、大きなヒントになるということですね。
というわけで今回はこの辺りまでで・・・
シリーズ2回目からは、ワイン輸入業者の様々な内幕に迫っていきますよ!
ワイン業界で仕事をしたいと考えていらっしゃる方は、
特に注目して戴ければと思います!!
『おいしいワインはインポーターで選ぶ!(池田 一郎さん、 楠田 卓也さん著/池田書店)』
という本が出版されました。
ワイン選びの指南本は世の中に沢山ありますが、
この本は産地や品種、味のスタイルといった
もっともベーシックな基準でワインを選ぶのではなく、
「おいしいワインを選ぶ力のある輸入業者が仕入れたものを選べば、そもそもハズレがないですよ」
という視点でワインの選び方を提案してくれた本です。
の一つとしてご紹介を戴きまして、
大トリ最終章にページをたっぷり取って掲載して戴きました。
この本のおかげで、フィラディスという会社のワイン選定哲学が他の会社とどう違うか、
新しいお客様に明確に知って戴くことができたのでは、と思っています。
さて、それでは皆さまは、実際に店頭で輸入ワインを購入されるときに
「どこの輸入業者が仕入れたものなのかな?」ということ、意識していらっしゃいますでしょうか。
(*Firadis WINE CLUBでご購入いただいたワインは、
全て間違いなくフィラディス輸入なので見て戴かなくても大丈夫ですが・・・)
基本的には、海外産のワインは全てどこかしらの「輸入業者」が日本に輸入しています。
ビール会社や総合商社系列の食品商社のような大企業の場合もあれば、
ほとんど個人輸入に近いような小さな会社が輸入している場合もあります。
後者は、専門性の高いワイン・・
例えば、輸入している方が詳しい特定の国や地域のワインなどだけを取り扱っている場合が多いですね。
この「どこの会社が輸入しているのか?」という情報は、
商品のバックラベルに必ず記載されているものです。
お酒の場合は「酒税法」で規定された「輸入者及び引き取り先」という項目に
輸入業者の名前が書いてあることが多いと思います。
でもこれ、意外と見ていない方も多いようです。
このコラムシリーズ第1回でお勧めしておきたいのは、冒頭でも書いた通り
「日々ワインを楽しんでいるなら、輸入業者は必ず確認し、覚えておくと良いですよ」
というところです。
ワイン輸入業者が日本に何社あるのか、僕には全く分かりません。
おそらく軽く1,000社以上はあるんじゃないでしょうか。
そしてその沢山の輸入業者が、
企業規模の大小はあっても確実にそれぞれ異なる「商品選びのポリシー・哲学」を持っているのが、
ワイン輸入業界の面白いところです。
これは、先に挙げたように特定の国や地域に集中した会社、というのがあるだけではありません。
この商品選びの哲学は、選ぶワインの「味わいスタイル」自体に、
大きな共通性をもたらすことが多いと思います。
皆さまはフィラディスのワインを何本か飲んで戴いたことがあるかと思いますが、
何となくどのワインにも共通する味わいの方向性があるな、と感じたことはないでしょうか。
僕たちフィラディスがワインを選ぶときには、確かに一つの大きな方向性に沿って選んでいます。
それは言葉で表現すると、エレガンス&バランス、というところ。
突出した濃さ、シャープさ、クセよりも、
飲み飽きず飲み疲れない優美なバランス、というところに重きを置いて僕たちはワインをセレクトしています。
これは創業時から一貫して続くフィラディスが日本のお客様に一番提案したいワインのスタイル。
だから、僕たちがワインの選定をする会議などでは、
味わいの方向性は明らかにこれと違う、でもすごくおいしい、というワインに出会ったとき、
「とてもおいしいけど、うちの目指す方向性ではない・・・フィラディスらしくないね」
という意見が出され、そのワインは止む無く採用を見送る、という場合も結構あります。
同様に他の輸入業者さんでも、味わいのスタイルであったり、
ブドウ栽培の手法であったり、大手インポーターになると製造工場の管理体制であったり、
といった具合に、取引するワイン生産者を選ぶときの基準がそれぞれ異なっています。
つまり、ある特定のインポーターのワインを続けて数本飲んでみると、
そこに何かしら1本筋の通ったスタイルや哲学を見つけることがある、ということです。
その味の方向性は自分の好みに合うな、選んでくるワインに自然と共感しちゃうな、
と思ったら、その輸入業者は「あなた好みのワインを見つけてくる会社」ということです。
勿論、その逆もあります。
フィラディスのワインを飲んで「バランスは良いけどパンチとインパクトに欠ける」
と感じる方もいるはず。
そう感じたら、別の輸入業者のワインを何本か飲んでみると良いのでは、と思います。
こんな風に、ワイン業者で買うワインを選ぶ、ということは、
日々のワイン選びにおいて実はすごく役に立つ指標だ、ということです。
これまであまり輸入業者を気にせずにワインを飲んでいた方も、
是非これからは買ってきたワインのバックラベルをちゃんとチェックしてみてくださいね。
余談ですが、マニアックでワイン歴の長い方になると、
レストランでグラスワインで頼んだワインを飲み、
「この味のスタイル、何となくフィラディスのワインっぽいな・・・」と思い、
ソムリエに聞いてみたらやっぱりフィラディスさん輸入でした、
なんていうエピソードを報告してくださった方もいるくらいです 笑
そのくらい、大きなヒントになるということですね。
というわけで今回はこの辺りまでで・・・
シリーズ2回目からは、ワイン輸入業者の様々な内幕に迫っていきますよ!
ワイン業界で仕事をしたいと考えていらっしゃる方は、
特に注目して戴ければと思います!!
お電話1本ですぐご注文!
FAXでのご注文はこちら通販専用フリーダイヤル
受付 / 10:00-17:00 (平日)
※お支払いは現金代引きのみ
※一般のお客様専用窓口です