「ワインのテイスティングについて その8」第57回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)
色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。
ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、今回からは「香りを楽しみ、分析する」です。
何といってもワインは「香りを愉しむお酒」と言っても過言ではありません。
そもそも「香りを取る」意味、そして「香りの楽しみ方」、
何回かに分けて分かりやすくゆっくりご紹介させて戴きますね。
さて、このコラムを読んでくださっている方で
「ワインの香りなんて嗅いだこともない」という方はさすがに殆どいらっしゃらないですよね。
でも、お店や家でワインを飲むときに
「必ず、香りを楽しんでから口に含む」ことをしている方となると、少し少なくなるかもしれません。
でも、それはワインを楽しむ上で大きな損をしています。
ワインは「香り半分、味半分」くらいに言っても良いくらい、
そのおいしさ・楽しさに占める香りの比重は非常に大きいものです。
さすがに見ただけで満足できるワインはありませんが、
(シャンパンの泡が立ち上っていくのを見ていると幸せ、なんていうのはあり得ますね)
香りを楽しむだけでも十分満足できてしまうワイン、は確実に存在しています。
その素晴らしい香りだけで、飲まなくても料理が進んでしまう・・・
本当に素晴らしいワインって、実はそんなものです。
ワイングラスをくるくる廻して香りを取ってから飲むなんて、
気取った感じで恥ずかしい、自分は絶対やりたくない、と思っている方もいるでしょう。
でも、あの仕草にもちゃんと根拠と意味がある・・・
「香りを楽しむ」シリーズは、まずはそんなところから始めていこうと思います。
詳しくは次回に続きますが、
まずは今日以降ワインを飲むとき、グラスに鼻を近付けて香りをゆっくりと取ってみてください。
そして香りについて感じたことを、簡単で良いので、自分の言葉でメモしてみましょう。
「良い香り」「濃い感じ」「アルコールが強そう」とか、最初はそのくらいで十分です。
少しずつ、香りを表現できるように、ご紹介していきますよ!
それではまた次回。
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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