「ワインのテイスティングについて その10」第59回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)
色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。
ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、「香りを楽しむ」3回目になりました。
前回は、ワインの香りは“比喩として喩えると”、
ベリー系・柑橘系などの「フルーツの香り」、ハーブ&スパイスや食べ物など「フルーツ以外の香り」
で表現する、ということをご紹介しました。
それでは、いよいよ今回からは「実際にワインの香りを取る」という段階に入っていくのですが・・・
その前にとても大切なことをひとつ。
グラスにワインを注ぐにあたって、気を付けて戴きたいことです。
それは『あまり並々とたっぷりワインを注がないこと』です。
確かにたっぷりとワインが入っていれば、液面の近くまで鼻を近付けられますが、
これからこのコラムでご紹介する正しい香りの取り方をやってみるのには、
グラスの淵に口を着けてすするように飲まないといけないほど入っていてはダメ。
目安としては、ワイングラスの円周が一番広くなっている辺り、
つまりグラスの最も太くなっている辺りの高さまで注いで、そこで止めておきましょう。
(画像が見られる方は、上の画像で注いである量のイメージです。)
ストレートでくびれの無いグラスだったら、全体の3分の1くらいの高さが目安です。
さて、それではまず注いだばかりのワインの香りを取ってみてください。
グラスを手に取り、鼻をグラスの中に突っ込むくらいの勢いで構いませんよ 笑
・・・どんな香りが感じられましたか??
もしかすると、あまり強く香りを感じることが出来なかったかもしれませんが、、それでOK。
そこで、次のステップ「グラスをくるくる回す」に入るわけです。
ですがここは長くなりますので次回から。
今日はまず、ワインの香りを楽しむために注ぐ適量がどのくらいであるか、
ワインを注いだら、まずは何もせずに香りを取ってみる、という手順を覚えておきましょう。
それではまた次回。
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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