「ワインと料理が合わない!?」第74回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)
「ワインと料理を合わせる」5回目となりました!
前回は、「ワインと料理の色合い・色の濃さを揃えていく」という方法、
例えば「赤身肉には赤ワイン、白身肉には白ワイン」を合わせる、
色の濃いソース(つまり、味わい的にも濃厚・濃密なソース)には、
ワインも色の濃いタイプのワインを合わせる・・・・というマリアージュ手法をご紹介しました。
さて、シリーズ5回目にもなって今更聞くことでもないのですが、
皆さんは『ワインと料理が合わない』を、実際に感じたことはありますでしょうか??
それも「この組み合わせはあまり合わないかな、噛み合ってないかな」くらいではなく、
「これはさすがにひどい、料理もワインもどちらもおいしくなくなってしまった」という状態です。
他のお酒、例えばビールや日本酒で「これは無理」と思うくらいなかなか合わない組み合わせ、
というのはなかなか見つからないのですが、ワインではなかなか強烈な組み合わせも存在します。
敢えてそれを体感してみたいという方は少ないかもしれませんが・・・
例えば「魚卵と赤ワイン」などを試すと、これが嫌と言うほど理解できます。
ご自宅にイクラや数の子があったら試しにそれをひと口食べて、そこにワインを含んでみてください。
どうでしょう?
生臭い香りが一気に広がって、
魚卵のプチプチした食感とワインの口当たりが、全く寄り添っていないと感じたのではないでしょうか。
これがおそらく日本人にとって一番分かりやすい「ワインと料理が合わない」の実例だと思います。
『マリアージュ」について深く知ってみたかったら、良ければ一度だけ試してみてくださいね。
(ほんとうに、一度で十分です。)
*この組み合わせ、鮮度の高い魚卵でワインをきっちり選定すれば、
マリアージュするケースもちゃんとあります。
ただ、スーパーなどで売っているごく普通の魚卵では概してこういう状況が起こる、ということです。
それでは次回も引き続き、マリアージュの手法についてご紹介していきます。
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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