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終了時刻:2020年6月8日(月)午前09:59

「マリアージュのケーススタディA」第78回 ワインはじめて講座


巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、 「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)

さて、前回は年末年始のお楽しみ的に、 マリアージュのケーススタディ的を2つほどご紹介しました。
沢山の方がマリアージュの作戦を考えて戴いたようで、 お休みの間にメールで回答を下さったお客様もいらっしゃいました。
積極的にご参加戴き、ありがとうございました!!
それでは、ご参考までにマリアージュを一つご提案致しますね。

【ケーススタディA】
・土曜の夕方にインターホンが鳴りました。
ご近所の釣り好きの方から、なんと今日釣れたばかりのヒラメのおすそ分け。
「新鮮だから、刺身で食べるとおいしいですよ!」と、わざわざ綺麗にお造りにして持ってきてくれました。
さて、それでは今夜はどんなワインを開けますか??
そしてその時に、お刺身にはどんな薬味を加えますか?

【参考まで:ケーススタディAへのFiradis WINE CLUBのご提案】
●淡泊だけど旨みのあるヒラメのお刺身は、薄造りでも歯ごたえある食感・プリプリ感があります。
まずはこのテクスチュアに合わせ、ワイン自体に張りと角があるようなものを選びます。

●そこで僕が選ぶワインは、ロワールのソーヴィニヨン・ブラン100%辛口白ワイン。
例えば『サンセール』『ヴァランセ』など。
シャープで切れのあるスダチやレモン的な酸味、そしてミントや夏草を想わせる風味が特徴です。
白身魚の刺身と言えばこの地域のソーヴィニヨン、 と言われるくらいの定番ですので、このワインをセレクトした方も多いと思います。

●さて、このワインの特徴に刺身の味を更に近付けるために、少し「中継ぎ」を用意しましょう。
山葵醤油にレモンを少量、刻み大葉を加え、まずは双方の香り・味わいの方向性が同調。
そして、ヒラメ自体の旨味・甘味、醤油の塩味と旨味、薬味の酸味と少しの苦味が加わり、 五味の揃ったマリアージュが完成しました。

どうでしょう、皆さんの考えたマリアージュ案と似ているところはありましたか??
是非「こんなマリアージュはどうでしょう」など、メールで投稿くださいね。
次回はケーススタディBについて、Firadisからのアイディア提案です。

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!


第79回 マリアージュのケーススタディ B>>