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終了時刻:2020年6月8日(月)午前09:59

「白ブドウの王様シャルドネ種について」第83回 ワインはじめて講座

シャルドネ
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)

「ブドウ品種を詳しく知ろう」編、前回までの『メルロ』に続いては、 白ブドウの王様とも言える品種『シャルドネ』をご紹介していきます。
ワインに興味を持って最初に飲んだ白ワインが『シャルドネ』だった、という方も多いはず。

代表的な産地はフランス・ブルゴーニュ地方ではありますが、 今やカベルネ・ソーヴィニヨン種と並んで世界中で栽培されている「国際品種」の代表格。
欧州、北南米、オセアニア諸国、アフリカ、アジア・・・・
ワイン生産者がいる国なら、必ずどこかでシャルドネを栽培しているのではないか、 と思えるくらい世界中に普及しているブドウ品種ですね。

さて、メルロ種の問いには品種の特徴を簡単に3つの言葉で定義したのですが、 『シャルドネ』というブドウの香りや味わいを端的に定義することは、 もしかしたらブドウ品種の中で最も難しいかもしれません

このブドウ品種は、本来的には「最もニュートラル」な場所に位置づけられる、 突出した分かり易い特徴・強烈な個性があるとは言えない品種です
生育環境や造り手のポリシー、力量によってその印象をころころと変えてしまう。 そんな「産地と生産者をそのまま写し出す鏡」のようなブドウ品種です。

例えば・・・フィラディスで扱っている、全部のシャルドネをずらりと並べて試飲してみるとします。
柑橘類的な香りのワインもあれば、パイナップルやマンゴーのような南国フルーツの香りがするときもある。
そして、しっかりと樽熟成をさせたものなら、バターやチョコレートの香りも。
酸やミネラルが非常にシャープな時もあれば、とろりと粘性を感じるくらいヴォリューミーな時もある。
そして勿論、シャンパーニュだってあるわけです。

並んだシャルドネ全部を飲んで
「では、シャルドネとはどんなブドウかを表現してください」と問われたら、 「赤ワイン・ロゼワイン以外ならどんなワインでも造れるブドウ!」とでも答えるしかないかもしれません 笑
そのくらい、定義するのが難しい品種、ということですね。

それでは今回はこのへんで。
次回も引き続き『シャルドネ』種をご紹介します!

次回は白ブドウ最初に品種『シャルドネ』種をご紹介します!

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!

第84回 白ブドウの王様シャルドネ種について その2>>