「ミュスカデ種について」第98回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、本日からは白ブドウの4品種目『ミュスカデ』種です。
ここまで白ブドウはシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングとご紹介してきたのですが、そのいわば「白ブドウ3大品種」に次ぐものとなるとどれ甲乙つけがたく。
だったらFiradis WINE CLUBで人気のある品種からご紹介していこうかな、と考え、それほど超メジャーな品種という訳でもないのですがまず『ミュスカデ』となりました。
『ミュスカデ』という品種は、別名『ムロン・ド・ブルゴーニュ=ブルゴーニュのメロン』と呼ばれています。
この名の由来は文字通り「ブルゴーニュ地方で生息していた、メロンを想わせる香りを持つブドウ品種」です。
(*ここで言うメロンは、「マスクメロン」です。つまり、麝香的な香りがするメロン、です。)
この品種の起源や分布の移動は定かではないようですが、17-18世紀ごろまではブルゴーニュ地方で栽培されており、同じ頃にロワール地方に持ち込まれたようです。
現在『ミュスカデ』の主要産地はもちろん、ロワール河河口のペイ・ナンテ地域。
大西洋の玄関口の一つでもある都市「ナント」の周辺で栽培され、「ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ」等のAOCワインとしてリリースされています。
残念ながら『ミュスカデ』の世間一般の典型的なイメージ・評価は、味も素っ気もない、水っぽくて個性のないワインになる品種、ではないでしょうか。
このイメージは、残念ながら決して間違いではありません。
AOC認定をされていながら市場価格は1,000円台、スーパーでも手軽に手に入るフランス白ワイン。
フレンチレストランのリストではヴァン・ド・ペイ等を除けば、ほぼ一番安いボトル白ワインの部類に入っています。
ですが・・・実は本当に素晴らしい生産者も確かに存在する、「発掘すれば安くて良いワインがざくざく見つかる土地」でもあります。
その証拠にFiradis WINE CLUBでは、この「ミュスカデ」が常に白ワインの売上本数TOP5に入り、リピーターのお客様続出の超人気ワインになっているんですよ。
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『ドメーヌ・ダヴィッド ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー レ・バルボワール 2017年』。
(フランス/ロワール産白ワイン
ブドウ品種:ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)種 100% /熟成:ガラスコイルタンク8か月熟成)
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