「テンプラニーリョ種について その3」第114回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、前回からはスペインを代表する黒ブドウ品種のひとつ『テンプラニーリョ』種について。
主要産地は『リオハ』『リベラ・デル・デュエロ』『トロ』など、香りは茶色っぽい香辛料、葉巻や煙草、そしてなめし皮のようなイメージで、やや乾いた印象の赤系・黒系果実のアロマにこれらの香りが混在することで、非常に複雑で奥深いニュアンスが現れる品種、ということころまで書きました。
今回はこの品種の最終回として、料理との相性・合わせておいしい料理についてご紹介していきたいと思います。
テンプラニーリョ種のワインの主要産地であるリオハやナバーラ等のスペイン北中部では、この品種をメインに使用した赤ワインとシンプルな味付けの肉料理を楽しむのが一般的。
ラム肉や豚肉をローストしただけの豪快な肉料理に合わせたり、この地は豊富な野菜を使用したピーマンの肉詰めなどで楽しむのもポピュラーです。
また、トマトを使ってお肉を様々な季節の野菜と一緒に煮込む、というスタイルもスペインらしくて良いですね。
そして、テンプラニーリョのワインは非常にパワフルな造りではありますが、香辛料・ハーブのニュアンスもありますので、そこを「繋ぎ」にして合わせていくのも一つの手法。
お肉のローストだったらローズマリーやセージなどを使って香りを加え、香りの複雑性を共通させていく、というのも発展的なマリアージュになりますよ。
小皿で色々な食材・料理を食べる文化のあるスペイン。
やはりこの国のワインは、料理との合わせ幅が非常に広いのが面白いところ。
「これは合わないかな」と思うものとでも、是非とも果敢にトライしてみてください。
驚きのマッチングが見つかることが、ありますよ!!
今日の「はじめて講座関連ワイン」は、『ティンタ・デ・トロ』の別名でテンプラニーリョを栽培する「トロ」地域のワイン!
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≪はじめて講座関連ワイン:スペイン風のラム肉トマト煮込みのレシピも、このワインのページで紹介しています!≫
『エテルヌム・ヴィティ』。
(スペイン/トロ産赤ワイン
ブドウ品種:ティンタ・デ・トロ種100% / バリック10ヶ月熟成(新樽比率1/3)
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https://firadis.net/item/16.html
それでは今日はこのへんで。
次回はまた白ブドウ・・・テンプラニーリョを紹介しましたので、スペインの白にしましょう。
『アルバリーニョ』、ご紹介します!
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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