ワインの作り方 第10回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
前回までは『ピノ・ノワール』の話で、この品種はシャンパーニュなどスパークリングワインにも
使われる、なんていう話で終わりました。
そこで今回はこのタイミングでスパークリングワインの造り方を・・・と思ったのですが、
その前にまずは「ワインがどうやってできるか」から書かないといけませんよね。
今日の冒頭のコラムを書いていて、気付きました。
ワインとは「ブドウが酵母によってアルコール発酵することで生まれるお酒」です。
ブドウに含まれる糖分(グルコース)を微生物である「酵母」が食べることで発酵が始まり、
アルコールと炭酸ガスを生成していく、というのが『アルコール発酵』の流れです。
酵母は糖をどんどん分解していきますが、すべての糖分を完全に分解し尽くすことはありません。
活動している液中のアルコール濃度が一定の度数を超えたときや、
液温が特定の温度になると活動が止まりますので、「アルコール度数」の調整が出来るわけです。
ここで覚えておいて欲しいのは、アルコールと一緒に炭酸ガスが生成される、ということ。
ワイナリーや酒蔵などを見学に行ったことのある方ならわかると思いますが、
お酒は発酵中に必ずボコボコと炭酸ガスを発生させています。
つまり、普通のガス無し赤ワインや白ワインも、
製造工程では炭酸ガスが発生していた、ということです。
スパークリングワインはアルコール発酵の時に生成されたこのガスを瓶の中にそのまま閉じ込めるわけですが、
その時製法に独特の技術が存在します。
次回はそのあたりをご紹介いたしますね。
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