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終了時刻:2020年6月8日(月)午前09:59

ワインと炭酸ガスの関係 第11回 ワインはじめて講座

p> ピノ・ノワール

巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、 「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。

前回、2日前のメールでは「ワインの造り方」、アルコール発酵とは、についてお話をさせて戴きました。
酵母がブドウの糖を食べると、アルコールと一緒に作り出すもの・・・何だったか覚えていますか?
そう、炭酸ガスです。
これを瓶の中に最終的に封じ込めているのが、シャンパーニュやスパークリングワイン、です。
(この2つの違いについては、追ってご説明しますね。)

さて、スパークリングワインは、実はこの「最初のアルコール発酵」でできた炭酸ガスではなく、 実は「二度目の発酵」をさせることで最終的な完成形になっています
この理由は・・・
仮に最初の発酵でスパークリングワインとして成立する程の アルコールと炭酸ガスが生成されるまで糖分を消費して発酵を進めてしまうと、 糖が大部分失われてしまったワインでは果実の味わいが不足してしまうからです。

そのため、最初の発酵は「ワインとしておいしく飲める」段階で一旦止めておき、 そのワインに「糖と酵母」を追加投入することで2回目の発酵を促し、 最終的にバランスの取れた味わいのスパークリングワインを完成させる、という流れになっています。

この二度目の発酵に何種類かやり方がありまして・・・次はそのあたりをご紹介しますね。
シャンパーニュと他のスパークリングワインの違い、などについても次回以降で触れていきます。

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!

第12回 2回目のアルコール発酵>>