「2回目のアルコール発酵」第12回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
昨日は、スパークリングワインの造り方についてざっくりしたところをご紹介しました。
炭酸ガスが造られる「アルコール発酵」のプロセスを2回繰り返すことで、
果実味のあるおいしい泡ものが造られるわけですね。
今回はこの「2回目のアルコール発酵」について、もう少し突っ込んでみます。
2回目のアルコール発酵という工程には、主に2種類の手法があります。
ひとつは、1回目のアルコール発酵が済んで出来たワインを大きなタンクに入れたまま、
そこに糖と酵母を追加投入して2度目の発酵を促す手法。
これは『シャルマ製法』と呼ばれ、主にカジュアルな価格帯のスパークリングワインで採用されています。
もうひとつが、一次発酵の終わったワインを一旦瓶詰めし、その中で二度目の発酵をさせる方法。
これを『瓶内二次発酵=シャンパーニュ製法』、と呼びます。
ボトリングの際に糖と酵母を同時に詰めてしまって栓をし、
瓶の中で二次発酵をさせることで細やかで繊細な泡粒ができる、と言われています。
フランスでは「シャンパーニュ地方」でこの製法によって造られたスパークリングワインだけが
『シャンパーニュ』を名乗ることが出来るというルールがあります。
聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
だから、「イタリアのシャンパーニュ」とか「アメリカのシャンパン」というのは存在しないわけですね。
この規定を知っておくこと、とても大事です!
次回は、この「表記ルール」みたいなものについてご紹介します。
ラベルの読み方、なども細かく紐解いていきましょう!
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
お電話1本ですぐご注文!
FAXでのご注文はこちら通販専用フリーダイヤル
受付 / 10:00-17:00 (平日)
※お支払いは現金代引きのみ
※一般のお客様専用窓口です