「原産地はワインの味の判断材料」第14回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
昨日はワインを理解する上で非常に大切な「原産地呼称」について書きました。
ワインが生まれ故郷を名乗るためには、様々な条件をクリアする必要がある・・・
という考え方をまずは理解して戴き、次に進みましょう。
ではなぜ「原産地」を名乗る必要があるのでしょうか。
これは非常に明確で、「原産地」=「ワインの味の判断材料」だからです。
つまりワインを選ぶときには「原産地」を見れば、
どの品種でどうやって造られていて、どんな味なのか、が概ね想像できるということです。
一つの原産地を例に取ってみます。
皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが『Chablis シャブリ』というワインがあります。
(*HTML形式のメールの方は、上のラベル画像を見てくださいね)
「シャブリ」は、フランス・ブルゴーニュ地方北部の「シャブリ地区」で生まれたワイン、という意味です。
「シャブリ」は数多くのワイナリーが造っているので、様々な「○○さん家のシャブリ」が存在します。
「シャブリ」には、
「シャブリ地区」で栽培された「シャルドネ」というブドウ品種を100%使用した辛口白ワインだけが名乗れる、
というルールがあります。
つまり、シャブリの赤やロゼ、他のブドウ品種を使った「シャブリ」は一切存在しないわけです。
だから「シャブリ」という名前がラベルに記載されたワインを見たら、
「シャルドネ100%で造られた辛口の白で、冷涼な北の産地だから酸がフレッシュなスタイルだろうな」
とざっくりは想像できる、ということ。
勿論シャブリにも生産者によってさまざまなスタイルがあるのですが、
少なくとも甘口でないことは絶対に保証されます。
こういった産地呼称がフランスだけでなく世界のワインにも存在するので、
「原産地」の個性を知っていれば、沢山のワインの中からでも好みのワインが選び取れるわけです。
それでは今日はこの辺りまで・・・明日も「原産地」の話をもう少し続けましょう!
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