「ワインラベルの読み方 その2」第17回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載してきますので、途中参加の方はそちらから!!)
前回からは「ワインのラベルには何が書いてあるか」。
一見すると難しそうなことが沢山書いてありそうなワインのラベルですが、
実は「いつ、どこで、誰が、どうやって造った〇〇というワイン」という自己紹介的内容だけです。
今日は、このラベルを各パートに分けて見ていきたいと思います。
まず、多くのワインに書いてある西暦の年号。
これが「ヴィンテージ」だということは誰もが理解できると思います。
では「ヴィンテージ」とは、何をした年でしょうか。
これはあくまでも「ブドウの収穫年」です。
ワインが瓶詰めをされた「製造年月日」のようなものではなく、
1年に一度実をつけ、晩夏から初秋にかけて収穫される作物であるブドウの収穫された年。
ワインが瓶詰めに至るのは、地域や生産者の考え方、熟成の期間などの影響で翌年以降になるのもごく普通。
もし「瓶詰めをされた年」だとすると、
例えば2015年に収穫して仕込み、3年間熟成させたワインを今日瓶詰めしたら「2018年ヴィンテージ」。
なんだか、折角熟成させたのに造ってすぐ詰めた早飲みワインのようになってしまいます。
ウィスキーなどは熟成を始めた年を起点として「10年物」「17年物」という表記をしますが、
ワインとは全く異なる考え方、ということですね。
ヴィンテージは、あくまでも「ブドウの収穫年」だということ。
今回はこれを覚えておいてください!
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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