「ワインの熟成について その2」第25回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載してきますので、途中参加の方はそちらから!!)
前回からはワインの「熟成」についてご紹介をしています。
ワインは寝かせておくことでおいしくなる、という話は誰もが聞いたことがあるはず。
でも、なんでも寝かせておけば良いという訳じゃないんですよ・・というところまで書きました。
では何故「とにかく寝かせておけばおいしくなる」のではないのか。
それは実はとても簡単なことで「すべてのワインの“飲み頃設計”は違うから」です。
例えばこの時期だと「ボージョレ・ヌーボー」というワインが巷を賑わしています。
フランス・ブルゴーニュのボージョレ地区で造られる所謂「新酒」ですね。
その年に仕込まれたワインが11月の第3木曜日に飲むのを解禁され、日本でも多くの方が楽しみます。
(Firadisはボージョレ・ヌーボーを敢えて取り扱わない主義ですが、その辺は改めて・・・。)
このワインは「できたてのフレッシュなおいしさを楽しむもの」として設計されたワインです。
すぐ飲んでもおいしいように、搾りたての果実のような酸味と果実味を十分に引き出し、
とても軽い爽やかな飲み口に仕上げています。
9月から10月に仕込んで、11月には食卓に並ぶ。
そういう「できたてを楽しむお酒」なので、そもそも長い間寝かせておくような造り方をしていません。
だから、ボージョレを後生大事に何年も寝かせておいても、
劣化こそすれ美味しくなることはないわけです。
でも、ボージョレの生産者に聞くと、ヌーボーも半年くらいは落ち着かせてからのがおいしいよ、
なんて言いますけどね 笑
では次回は反対に「寝かせるのが前提のワインとは」について書きたいと思います。
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