「輸入ワインの旅路について」第35回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載してきますので、途中参加の方はそちらから!!)
33回までは「安いワインと高いワインは何が違うのか?」について、その背景と生じる要因についてご紹介しました。
今回からはちょっと話題を変えまして・・・
「輸入ワインは、ワイナリーで造られてからどうやって私たちの食卓まで届くのか?」をご紹介します。
皆さん意外と、ワインが生産地からどうやって運ばれてくるのかをご存じないみたいなので、
ワインの「旅路」を体験して戴くのも面白いかな、と思います。
ヨーロッパ諸国、北南米にオセアニアやアジア・アフリカ諸国など、
今や世界中のワインが日本に輸入されています。
それらのワインは殆どが、「貨物船」で運ばれてきているのを皆さんはご存知でしょうか。
ワインは温度管理が繊細な生鮮食品と同様に思っていたかたも中にはいらっしゃるかもしれませんが、
航空便ではなく船便で運ばれてくる、というのが基本です。
主な理由は勿論コスト的な優位性。
航空便でワインを運ぶと、輸送時期や運搬する単位にもよりますが、
最も安い時期・安い運び方でも1本あたりで数百円以上がかかってしまいます。
さて、航空便で運ばれているワインの代表が、来月の第3木曜日に解禁される『ボージョレ・ヌーボー』です。
現地で飲めば1本数百円のワインが日本に来ると2,000円、3,000円といった価格になるのは、
解禁後すぐに楽しむために急いで航空便で運んでいるから、なんですね。
だからボージョレを飲むのは、航空運賃を飲んでいるようなもの。
一度でもボージョレ・ヌーボーの輸送に関わったことのある人は、
自分でお金を払ってまでヌーボーを飲まないと思います・・・だって、僕絶対買わないですもん 笑
次回は、ワインが船便でどうやって運ばれてくるのか・・というところにスポットを当ててみましょう。
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