「ご家庭でのワインの温度管理について」第36回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載してきますので、途中参加の方はそちらから!!)
前回は、一般的に海上輸送で輸入されるワインを運ぶコンテナには
温度管理のできる『リーファーコンテナ』と常温で運ぶ『ドライコンテナ』があること、
夏場の輸送や赤道周辺を通る航路では温度管理をするべき・・・という話でした。
(繰り返しますが、フィラディスは勿論全品『リーファー』で運んでいますので品質管理は万全です!)
今回も引き続きワインの「温度管理」ということについて触れていきます。
ワインを飲み始めたばかりの方でも何となく、
「ワインは低温で保存した方が良い」というイメージは持っていらっしゃるのではないかと思います。
ワインセラーで保管するべきもの・・・セラーがなければ少なくとも冷蔵庫で保管する必要がある、とか。
そこに更に「海上輸送でも温度管理のできるコンテナで運んでいるんですよ」という話を聞いてしまうと、
「うちではワインをちゃんと保存できないから、自分にはワインは飲めないんだなあ」
と思ってしまうかもしれませんよね。
ただ、これはあくまでも「中級~高級ワインを長期的に保管して、熟成を待つ場合」の話。
普段スーパーやコンビニで買ってきて気軽に飲むようなワインに対しては、
そこまで神経質にならなくて大丈夫です。
もともと太陽にたっぷり照らされ、枯れた土壌でも育つブドウから造られるお酒。
・・・意外と、ヤワじゃないですよ。
ということで最初は心配させてしまって申し訳ありませんでした!
ワインセラーがあればあるに越したことは無いですが、
1,000円台くらいまでのワインは(何年、何か月という長期間でなければ)、
家の中で比較的涼しくて直射日光の当たらない場所に置いておけば、それほど問題ありません。
ご自宅でワイン保存に良さそうな場所、北側の部屋のクローゼットなどがおススメですよ!
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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