「ワインのテイスティングについて その2」第51回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)
前回はワインを楽しむ手順、所謂「テイスティング」の流れを簡単にご紹介しました。
順に書くと、
- 色合いを見て
- 香りを取って愉しみ、
- 口の中でゆっくりと味わい、
- 余韻に浸る
この流れを「正しくかつ分析的に」進めるのがワインを評価する『テイスティング』の手法です。
いちいちこんな手順で飲まないといけないの?と面倒に思われるかもしれません。
でも実はこの手順を踏んでいくことで、
そのワインの「状態の良し悪しが分かり、隅から隅まで楽しむ」ことができると思いますよ。
ではまず1番目の「色合いを見る」ということころからはじめましょう。
ワインの色、つまり外観を見ることには、大きく分けて2つの意味があります。
- 濁りや、浮遊している異物が無いかを確認し、今おいしく飲める状態かどうかを確かめる
- 色調を見ることで、ワインの味わいのタイプや熟成の進行度合いを推測する
ということです。
順を追って説明しましょう(「見る」のステップだけで3-4回くらいはかかりそうですね・・・)。
「濁ったワイン」には、正直滅多なことではお目にかかれないと思います。
ですがもしワインに濁りがある時は、醸造後に「ろ過」が正しく行われなかった可能性があります。
細かい葡萄かすが浮いているだけなら飲んでも特に問題は無いですが、
ろ過不良で瓶の中に酵母が残ってしまっているケースもあります。
その場合瓶内で2回目の発酵が起こり、炭酸ガスが充満している可能性が。
スパークリングワインの瓶と違ってふつうのワインの瓶はこのガス圧に耐え切れず、破裂する危険もあります。
だからお店で買う段階で、一度ワインの外観をチェックしておきましょう。
白ワインなら瓶の外からでも濁りの有無は目視確認できますし、
赤ワインも瓶底部分を明かりに照らせば瓶の外からでも透明度が判別できます。
ワインを買う時にはお店の明かりに透かして中を見てみるということ、これからやってみてくださいね。
勿論、フィラディスではワインの発送前に1本1本目視検品していますので、ご安心ください!!
*瓶の中で再発酵しているワインは、瓶が爆発する可能性もありますのでとても危険。
もし見つけたら触らず、お店の方に知らせてあげてください。
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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