「ワインのテイスティングについて その7」第56回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)
前回は赤ワインを例に取りその色合いを分類、
「青みがかった紫色/ピンク色」⇒「鮮やかな赤/ルビー色」⇒「オレンジがかった赤」⇒「煉瓦色/茶色に近い色」
青・紫・ピンク色は「まだ若々しい、造りたてのフレッシュなワイン」の色。
それが右に行くにつれて熟成を示す色合いになっていく、という話・・・そして今回はその続きです。
ワインの色合いは、使われているブドウ品種や味わいのタイプを推察する要素ともなり得ます。
上の画像で言うと左から3番目と右から2番目のワインを見てみてください。
この2つは、紫色のニュアンスを強く持っているのが見て取れると思います。
実はこういった色のワインは必ず「紫色・黒っぽい果物」の香りや味わい要素を持っています。
例えば、ブルーベリー、カシス、ブラックチェリーなどの、凝縮感の強いフルーツです。
そしてこの色系統から「黒系果実のイメージがある、パワフルでがっしりしたスタイルのワインかな」、
例えばボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンが多く使われた力強いワインのようだ・・・と思い描けます。
一方で、右端2つのワインには「紫」の要素はほとんどなく「赤・うすいオレンジ」の色合いが見えます。
こういうワインは先程と違い「赤い果実」の香りや味わい要素を持っていることが多くなります。
イチゴ、ラズベリー、さくらんぼといった、フレッシュで甘酸っぱい印象のフルーツ。
だから今度は「果実の酸味が心地よいタイプのワインかな」、
例えばブルゴーニュのピノ・ノワールを使ったエレガントなスタイルかな・・・と思い描けるわけです。
まあ、これは目の前のワインが何のワインか分からないときの話ですが、
喩え銘柄が分かっている時でも、口に含む前に「期待する味わい」が定まる、ということが重要なんですね。
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