「今日はシリーズ中継ぎ的な内容です」第80回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)
11回に渡ってお届けしてきた「マリアージュ編」も前回で終わり。
今回からは「はじめて講座」新シリーズ『ブドウ品種を詳しく知ろう』に入ります!
好みの味のワインを選ぶための大事な情報、1品種ずつ丁寧に書いていきますので、
じっくり読んでくださいね。
このコラム、第4回から9回にかけて「ブドウ品種とは」という内容を書きました。
(*既にWINE CLUB30内のコラムページに記事として掲載されております)
その際にカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールという2品種程の例を紹介し、
「ワインは品種によって味が変わる」ということだけ触れてそのまま「ワインの製法」に入りましたので、
色々なブドウ品種を紹介していくのは改めてここから、となります。
この第80回は中継ぎの回となりますので具体的な品種の紹介はしません。
ここからのシリーズを読んで戴くのにあたって、まずはこれだけ覚えておいてください。
ワイン用のブドウは国・地域によっても数多くのものが存在し、
果実の見た目も、出来るワインの香りも、味も、本当に千差万別。
同じ地域で同じブドウ品種で、更に同じ製法でワインを造ったとしても、
全く異なる味わいのワインが出来ることは珍しくない。
ブドウ品種を知ること。
それは目の前の「知らないワイン」に対してある程度の「手がかり」にはなるかもしれませんが、
品種の個性・特徴を画一的に信じ切ってしまっていると、結構騙されてしまうんですよね。
長年の経験を積んだプロですら、
カベルネとピノを取り違えてしまうこともゼロではありません。
ですが、別に「品種を当てられる」こと=ワインが分かっている、ではありませんから。
当てっこの楽しさもありますが、
自分好みのワインに出会うための手がかりを得ること、こそが品種を知ることの本質です。
各品種の紹介時には、その品種の典型的な個性が出ているワインを1本ずつご紹介していきます。
コラムを読みつつそのワインを飲んで戴いて、
「その品種の標準的香り・味わい」を自分の鼻と舌に刷り込む、ということから始めましょう。
それでは次回、第81回から「ブドウ品種を詳しく知ろう」編、スタートです!
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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