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終了時刻:2020年6月8日(月)午前09:59

「ゲヴュルツトラミネール種について その3」第111回 ワインはじめて講座

ネッビオーロ種
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)

「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、白ブドウの6品種目『ゲヴュルツトラミネール』も今回で最終回。
ここまで、主な産地はフランス北部のアルザス地方及びドイツ等ですが、実は北イタリア「トレンティーノ・アルト・アディジェ州」にある『トラミン』村が『トラミネール』という名前の元であること、そして個性的な香りで知られるこの品種には、非常に分かりやすい・認識しやすい「ライチ」のような香りがある、ということなどをご紹介しました。

今回はこの品種を使ったワインとどんな料理を合せるのか・・・について紹介して締めくくるのですが、もう僕が個人的に大好きなのは「タイ料理などのエスニック系料理とゲヴュルツの組み合わせ」

例えばタイ料理は甘さ・辛さ・酸っぱさ・旨み、料理に含まれる各要素が強烈に自己主張していく料理。
全員が全員フルヴォリュームで歌って自己主張するアカペラグループのようでいて、奏でられる味わいのハーモニーはしっかりと一定のバランスを楽しませてくれるのが魅力です。

そんな料理に合わせるなら、ワインだって当然突出したキャラクター性を持っていなくてはいけません。
香りが強くて個性的で、果実の甘さも濃厚、口当たりはとろーり、柔らかまろやか・・・
そんな『ゲヴュルツ』だからこそ、タイ料理の自己主張としっかり渡り合える。
辛めに味付けたヤムウンセンやスイートチリソースで食べる揚げ春巻き、オイスターソースの炒め物やパッタイまで、冷たいゲヴュルツトラミネールを合わせて食べると本当に最高です。

こんな風に書くと「ワインはもっと繊細でエレガントじゃなきゃ・・・そんな自己主張の強いやつは×」と思うかもしれません。でも、決してそんなことはないですよ。
前にも書いたようにこの品種には心地よい酸もあり、単にこってりした甘いワインではありません。
ワイン単体で飲むとその華やかさときれいさ、そして伸びやかな印象で、とても上品に感じるはずです。

あなたの普段飲みの選択肢に、『ゲヴュルツ』是非加えておいてください!

では、今日もこの品種のワインを1本ご紹介。
最後の1本は『ゲヴュルツ』100%ではないですが、他の品種とブレンドされた中でその個性的な香味が大切な役割を果たしている1本です。
↓↓↓
≪はじめて講座関連ワイン:ゲヴュルツ×シャルドネ×ソーヴィニヨン、三位一体の素晴らしいバランスが楽しめる1本。≫
ルナ・ベベリデ ヴィーニャ・アラリア』
『ルナ・ベベリデ ヴィーニャ・アラリア』
(スペイン / カスティーリャ・イ・レオン地方産白ワイン
ブドウ品種:、シャルドネ種1/3、ゲヴュルツトラミネール種1/3ソーヴィニヨン・ブラン種1/3
熟成:ステンレスタンク熟成)
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https://firadis.net/item/37.html
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さて、次回はまた黒ブドウ。
イタリア系のブドウを4つほど紹介してきましたので、次はスペインにいきましょうか。
ということで次回のテーマは『テンプラニーリョ』種です!

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!

第112回 テンプラニーリョ種について>>