『ガンベロ・ロッソ』にて年間最優秀醸造家賞を受賞。気品溢れるワインを生みだすアルト・アディジェ 最高の造り手。
ブドウ品種のGewurztraminer(ゲヴュルツトラミネール)には”tramin”と いうスペルが入っている。これはアルト・アディジェのトラミン(イタリア語で テルメーノ)という町の名前であり、この地はゲヴュルツトラミネールの原産地なのである。
トラミンは、オーストリアの下院議員であったクリスチャン・スロット代議士によって1898年に設立された協同組合で、現在280もの加盟員がおり、230haの畑を管理している。州都ボルザーノの西北テルメーノにカンティーナがあり、 畑はその周辺のエーニャ、モンターニャ、オラに位置している。畑の標高は250-700mの間で、品種の個性を見事なまでに表現する様々な土壌を有している。カルダーロ湖を望む冷涼な地域だが、特に季節間や日夜の著しい気温差が透明感のある酸を育み、上質で気品ある味わいを生み出す。
セラー・マスターのウィリー・シュテュルツ氏 は2004年に『ガンベロ・ロッソ』にて年間最優秀醸造家賞を受賞。一段しかぶどうを入れられない収穫カゴを採用するなど細部にこだわり、スタンダード・キュヴェから高級ラインまで高い品質を保っている。ゲヴュルツから造ら れる『ヌスバウマー』はイタリア3大ゲヴュルツの 1つに挙げられ、毎年のようにトレ・ビッキエリを取り続けている。巨大な組織のワインであるのに、これほどまでにクリーンで美しいワインを造ることが出来るのは、長年のこの土地に対する熟知の結果であり、トラミンが造りあげるワインの完成度には感服するしかない。
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタビュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
トラミン 醸造責任者のヴィリー・シュテルツさん
Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、と決意したきっかけは何ですか?
⇒ワイン造りには若いころから強い興味を持っていたのだけど、いざ一生の仕事を決めるときになると、醸造の仕事か工業系エンジニアのどちらの道に進むかやっぱり迷ったね。まずはエンジニアの仕事、次にワイン造りと両方の仕事を経験してみて、最終的にワイン造りの方に落ち着いた、というわけだよ。
Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒醸造家としての人生には幸福な瞬間が次々に訪れるものなんだけど…やっぱりロバート・パーカーのワイン・アドヴォケイトで100点を貰った時は特別だった。そして、2004年にイタリアの専門誌で「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたとき。
僕の仕事はいつも楽しく幸せなのは、ワイン造りに必勝法や絶対の決まり事が無いから、だと思うんだ。自分の知見・経験からいくらでも結果を変えていくことが出来るからね。
Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒それはやっぱり、2014年ヴィンテージみたいに、自然が僕に挑戦をしてくる時だよ 笑
ころころと変わる予測不能の自然を前に、自分のベストを尽くすのはまさに挑戦。最悪の時は、一瞬の嵐が一年間の全ての仕事を台無しにしてしまうこともある。醸造家にとっても、そして僕たちのワインを毎年楽しみに待ってくれている人たちにとっても最大の不幸だ。
Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、どの工程だと思いますか?
⇒栽培醸造家なら誰もが同じことを言うと思うのだけど、結局は素晴らしいブドウを造ることが最も重要。醸造家の最重要タスクは、収穫できたブドウの状態を解析し、醸造のプロセスを決める事だけなんだ。
その中で特に大切なのは、やはり発酵の過程…ここが僕たち醸造家が最大の決断を求められるパートだ。白ワインでは搾汁の度合いを、赤ワインでは果皮の浸漬度合いやポンピング・オーヴァーが大事。つまり結局は全ての細かいプロセスがワインの出来に影響を与えるから、全部決め手になる工程、ということだね 笑
Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒僕にとっての理想は「その産地を代表するワイン」と呼ぶにふさわしいワインであることだね。僕たちの土地「アルト・アディジェ」ならば、それはつまり優しく繊細で上品、誰にでもどんな時でも飲みやすくあることだと思う。
そして何よりも…飲んだ人の心に爽やかな風を吹かせるようなワインだ。
Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒1本だけは選べないから、4本ほど選ばせてもらうよ。
『シャトー・ラフィット・ロートシルト 2010年』:信じられないほどの深みと、物語のような展開。
『アルマン・ルソー シャンベルタン・グラン・クリュ 1996年』:ブルゴーニュのエレガンス、その極み。
『ペンフォールド グランジ 2008年』:凝縮・集中・深み。そしてその中にあって衝撃的な程のジューシーさ!
『ジャコモ・コンテルノ バローロ・リゼルヴァ・モンフォルティーノ 2010年』:永遠に終わらないかのような余韻、そして粘るような強さの中にあるエレガンス。…4本どれも、絶対に忘れられないワインだ。
Q7:自分のワインと料理、これまでに一番マリアージュしたと思った組み合わせを教えてください。
⇒人生のベストマリアージュは…サフランのリゾットに合わせた『ヌスバウマー・ゲヴュルツトラミネール』!息をのむような素晴らしいペアリングだった。
Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、どこで造ってみたいですか?
⇒選ぶのが難しい質問だね!
だって、世界中どこのワイン産地だって、その場所ならではの素晴らしいポテンシャルがあるから…。敢えて言うならば、ニュージーランドかタスマニア。アルト・アディジェと類似する冷涼な気候の場所で、同じようにエレガントで気品あるスタイルのワインを造ってみたい。面白そうなチャレンジだな…夢が膨らむよ!
Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒「素晴らしいワインとは、その土地ならではの魅力的な個性を正しく反映していて、同時に飲んでいてとても心地よく楽しいワイン」。
Q10:最後に…日本にいるあなたのワインのファンに、メッセージを!
⇒あなたがもしもまだアルト・アディジェのゲヴュルツトラミネールを発見していないのだとしたら、とにかく今すぐに飲んでみて欲しいな。
何故ならあなたたちが住む日本の食文化・料理以上にこのワインに合うものは世界中どこにも無いから。日本の食文化は、エレガントで同時に力強い。まさに、僕たちのワインと同じなんだ!
レシピ考案
料理家 川上 ミホ
味わいでセレクトされたフィラディスのワインなら、ワインにちょっとうるさいあの人も笑顔に!ギフトのご指定はご注文画面で受け付けております。
→紙箱、桐箱をご注文の方は無料の簡易のしを追加することができます。
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トラミン ピノ・ネロ(伊アルト・アディジェ産赤750ml)
バランスの良いエレガントなワインで楽しめました。
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室温24度液温16度。2019年物を2020年晩秋に。抜栓食後から、ブドウの香りがするけど強くはない。酸が先に来るが果実味も追いかけてきて、旨い。色合いは薄いけど、味は薄くない。90分経過すると、甘みが出てきた。果実味と酸味と甘みのバランスがおいしい。ただ、ボディは薄い。3000円出すなら、ブル赤を選んだほうが良いかもね。ピノ・ネロ、昔飲んだ時はもっと濃い印象があっただけに、意外な薄さでした。まずくはない。
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下手なブルピノより旨い! コレはハマります。
完熟イチゴ、ラズベリー、チェリーな味わいに、初めはラベンダーから時間経つとローズへ変身。 コレは良いです。
素晴らしい!
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味は悪くないが価格考えると微妙かな
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解説にある通り、ジューシーな旨味があるのですが、私には少し酸味が強いかなと感じました。
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酸味を感じさせる香りと、それを裏切らない新鮮さを感じられるワインです。 タンニンは弱く、甘味と旨味をバランス良く感じられ、油っこい食事をした後にオススメです。
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※夏季はワインの品質を保つため、全便クール便となります。キャンペーン等の特例を除き、全ての配送でクール便料金を申し受けます。期間は6月上旬~9月末を目安としておりますが気温状況などにより多少前後致します。ご了承の上でご注文をお願い致します。
※一部離島へのお届けで追加料金を申し受ける場合がございます。ご注文後、当店よりご連絡を差し上げます。
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Miho Kawakami
公式サイト: MIHO KAWAKAMI 川上ミホ
料理家。中目黒「5-quinto」オーナーシェフ/ソムリエ。2006年に日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格取得、
2008年にイタリアにてイタリアオリーブオイルソムリエ資格取得。ワインバーやレストランでのソムリエ、
料理人を経て独立。書籍、雑誌などメディアでのフードスタイリング、企業の商品開発、
レストランプロデュースなど活動は多岐に渡る。
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公式サイト: CONDIMENT inc.
素材の持ち味を生かしたオリジナリティあふれる家庭料理と、器のスタイリングが評判の料理家・フードスタイリスト。
2歳の娘と夫の3人暮らし。『STORY』連載「私の『いつもの料理』はまだまだ伸びしろがある!」ではレシピを提案。
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