実験

またまたレアワインを発見! ノン・ヴィンテージのシャトー・マルゴーや、ピション・ラランドの「サン・ジュリアン」とは??(広報 浅原 有里)

みなさま、こんにちは。 以前、KrugのクレマンやCh. Latourのロゼなど、激レアワインをご紹介しました*が、また新しいアイテムが手に入りましたのでご紹介したいと思います。 1つ目は、「Ch. Margaux Non Millesime」 です。なんと、Ch. Margauxの長い歴史の中で唯一のノン・ヴィンテージとなった1965年のワインです! 公式サイトによると、「1965年は、シャトー […]

『シャンパーニュは出荷国ごとに味わいが違う』は本当か?(広報 浅原有里)

あなたは、こんな都市伝説を聞いたことはないでしょうか?「一部のシャンパーニュは出荷先の地域の人々の好みに合わせて、ドサージュ量や味わいを少しずつ変えているらしい」と・・・。 真夏にピッタリの都市伝説!というわけではなく、実際に一部のベテランソムリエさんやワイン愛好家の方々の中には、長年の経験からその可能性が高いとおっしゃる方もいますし、お読みいただいている皆さんの中でもそんな噂を耳にしたことがある […]

今が『飲み頃』なボルドーのオフヴィンテージとは?(営業 中小路啓太)

『飲み頃』という言葉は、ワインを美味しく感じさせてくれる魔法の言葉でもありますが、時にワインを縛り遠ざける呪いの言葉にもなるのではないでしょうか。バックヴィンテージは、どうしても評価誌の点数の受け売りになってしまったり、昔のイメージのまま語ってしまいがちですので、今回はボルドーの『飲み頃』感を正確に把握するため、2001年から2013年までの比較試飲実験を行いました! *スーパーヴィンテージである […]

≪続報≫熟成によってワインのアルコール度数とSO₂量は変化するか?(広報 浅原有里)

今年1月号で、熟成によってワイン中のアルコール度やSO₂量がどのように変化するのか、公的機関の成分分析結果をお届けしました。今回は、その時に生じた疑問を解き明かしていきたいと思います。 前回の考察がひっくり返る(!!)ような結果となりましたので、ぜひ最後までお付き合いください。 参考: ★[2020年1月号] [2020年1月号]熟成によってワインのアルコール度数とSO₂量は変化するか?(広報 浅 […]

熟成によってワインのアルコール度数とSO₂量は変化するか?(広報 浅原 有里)

弊社では長期間熟成したオールドヴィンテージワインも多数扱っていますが、ご存知のように熟成によってワインの色調や香り、味わいは大きく変化していきます。ワイン中では様々な変化が起きているはずですが、アルコール度数やSO₂量はどのように変化するのだろうかと、ふと疑問が浮かびました。   そこで、弊社のセラーに眠っていたワインをいくつかピックアップし、出荷当時に公的機関で発行された信頼性の高い成分分析表と […]

【フィラディス実験シリーズ第25弾 】僅か2℃の差 保管温度「13℃」と「15℃」 4年間の熟成で違いは出るのか?(営業 寺尾 翔)

『4℃、14℃、35℃の3つの温度帯で12カ月間、年3回の定点分析』 2015年に行われた寺田倉庫と山梨大学が共同で行ったこんな実験をご存知でしょうか。 その結果、ワインの熟成効果による味わいの複雑性や広がりが最も進行するのは14℃であることが発表されました。この結果は「当たり前」だと思う方が多いですよね。私たちが良く使っているワインセラーの理想的な設定温度も13℃~15℃あたりとされています。温 […]

【フィラディス実験シリーズ第23弾 】 本当に光はワインの大敵なのか? 紫外線によるワインの劣化を徹底検証!(営業 中小路 啓太 )

一般的には、「ワインはできるだけ光を避けて暗い場所で保存するように」と言われています。   そこで今回の実験では、「光による影響が実際にどれぐらいあるのか?」を確認するため、光以外はほぼ同一の条件で長期間(6ヶ月)保管したワインの試飲を比較してみたいと思います。   両者の違いをディスカッションすることにより、保管時の光によってワインがどの程度影響を受けるのか、併せてワインの色合いや種類(泡白赤) […]