≪CLUB30ワインレッスン②≫ワインに「ライチの香り」を見つけよう!2015/11/30
ワインの香り表現に関する誌上レッスン第2回です!
前回典型的なグレープフルーツの香りを持つロワールの白ワインで、
「ワインの香り表現」と「実際の果物の香り」にもちゃんと共通項がある、というお話を致しました。
今回も同じように非常に分かりやすい香りを見つけて、
ワインの香り表現との距離感を一気に縮めちゃいましょう。
というわけで第2回のテーマは「ライチの香りを見つける」です。
ライチ・・・グレープフルーツよりも、「ワインにそんな香りあるの??」と感じる果物ですよね。
でも、あるんです、これが。
「ライチの香りが確実に見つかるワインは?」
WINE CLUB 30でとても人気のある白ワインで、
スペインの「ヴィーニャ・アラリア」というワインがあります。
“ゲヴュルツトラミネール”種という、一回では絶対に覚えられない名前のブドウ品種を主体に造られ、
柔らかで甘い果実味が特徴の、スパイシーな料理と相性が良いワインです。
中華やエスニック料理は、辛みや酸味・甘みといったそれぞれの味の要素がどこも力強く際立っているので、
繊細な酸味のある白ワインよりも、パンチのある甘みと香りの強いワインがしっかり合ってきます。
僕は個人的に東南アジアの料理が大好きなのですが、
ゲヴュルツトラミネール種のワインと最も相性が良い料理はタイ料理だと思っています。
唐辛子の刺激的な辛さに、レモンやビネガーの酸っぱさ、スウィートチリソースのような甘さ。
それぞれの要素を包み込み、膨らませ、心地よく食べさせてくれる。
ビールは刺激を打ち消してさっぱりさせてはくれますが、味わいに奥行きを与えてはくれません。
一方でフルーティな白ワインは、タイ料理の突出した味わい要素を整え、良いところを伸ばしてくれる、
という感覚でしょうか。
そして、このゲヴュルツトラミネール種のワインに特徴的な香りが、ライチです。
その他に桃の香りなんかも見つかりますが、何しろ個性的で目立つのは、ライチ。
ライチという果物は砂糖漬けのような甘さを楽しむ果実で、酸味はほとんどありませんよね。
香りからも、フレッシュさよりは、濃厚な甘さや柔らかさを感じるのではないでしょうか。
茶色い殻の中に隠れた白い小さな粒を取り出し、
口に入れた時にシロップのような甘さが広がるあの幸福感。
ライチの香りのあるワインにも、あの甘~い幸福感があります。
(勿論、本物ほど「甘~い」という感じではありません)
今回は、この特徴的な香りを見つけてみるレッスンです。
ワインはもちろん、ヴィーニャ・アラリア。
item/37/←ワインのページはこちらです
「・・・そんなワインの楽しみ方は??」
このワインは、あまりキンキンに冷やし過ぎない方が良いと思います。
冷え過ぎると、ワインのふくよかさが損なわれてしまうからです。
時間程度でしょうか・・・。
栓を抜くのは飲む分程前、開け放しにしておくと良いかと思いますよ。
(白ワインでも、赤と同様に香りが開いて柔らかくなっていく感覚が確かめられます。)
グラスに注ぐ時は、やや上から注いで泡が立つくらいに強く注いでみましょう。
すると、グラスを回さなくてもこのワイン特有の香りがすぐに立ちあがってきます。
・・・・さあ、それでは香り探しにトライしてみて下さい!!
最後に、このワインの飲み方でおまけのご紹介です。
個入れオン・ザ・ロックで、という手もあります。
そこに、オレンジやグレープフルーツ、メロンやキウイなど、
お好みのフレッシュフルーツを小さく刻んで入れても美味しいですよ。
白いサングリアの感覚ですね!
夏に美味しい飲み方ですが、あったかい室内で冬に、というのもなかなか良いものです♪
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