「ワインの熟成について その4」第28回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載してきますので、途中参加の方はそちらから!!)
ワインの「熟成」についての話、3回目となりました。
昨日は「ボージョレ・ヌーボーのように、そもそもすぐに飲むことを前提として造られているワインもある」
という話でした。
こういうワインはいくら一生懸命寝かせても、熟成せずに劣化するだけですよ、と。
それと相反するように今度は「そもそも長期熟成を前提として造られているワイン」もあります。
寝かせて、熟成させて初めてその真価が現れるワイン、ということです。
有名な「5大シャトー」など、ボルドー地方の特級クラスの赤ワインなどは、
20年いや30年以上も熟成させることを前提として仕込まれているワインも少なくありません。
こういったワインは、いくら高級ワインと言っても、
あまりにも早く開けてしまうとちっとも美味しくない、というのが本当のところです。
ガシガシ口の中を締め付けてくるように渋く、濃すぎて、飲み辛い。
高級ワインを買って「高いだけでたいして美味しくなかった」という方の多くは、
飲み頃のいちばん良いタイミングからはるか遠い時点で開けてしまっています。
そりゃあ、美味しくないはずですよ、
だってトマトで言ったら全体が真緑の状態で齧ってることになりますから。
前回と今回で覚えておいて戴きたいのは、
「ワインにはそれぞれ飲み頃があり、それは1本1本違う」ということ。
そして、いつ「飲み頃」が来るのか、が的確にわかれば、
どんなワインでも最高のポテンシャルを引き出して楽しめる、ということです。
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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