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終了時刻:2020年6月8日(月)午前09:59

【クール便推奨期間について】
2024年4月30日(火)12時以降の受注分より、ワインのコンディションを保つために原則クール便にて配送いたします。また運送会社のクール便料金改定に伴い、同日時よりクール便料金を550円に改定いたします。

≪そうだ、ワインのことならフィラディスに聞いてみよう!質問①≫飲み残した「宵越しのワイン」は、ダメになっちゃうんですか??2016/10/25

さて、それでは今回からワインマメ知識コラムの新シリーズがスタートです。

題して「そうだ、フィラディスに聞いてみよう!」。

ワインイベントやセミナー、またはメール等で皆様から戴くワインに関しての疑問・ご質問にご回答。

毎日のワインライフにすぐに役立つ情報を、ひとつひとつ知って戴きたいと思っています。

 

第1回のテーマは、ワインの「飲み残し」について。

『ワインを飲みきれなかった時は、どうすればいいんですか??』というご質問です。

これは昔から非常によく戴く質問なんですよね。

ワインが大好きでもっと色々なワインを買いたいのだけど、

ボトル1本なんてとても飲みきれないから買うのを躊躇してしまう、という方が結構多いようです。

(Firadis WINE CLUBのイベントでは「一晩1本ではとても足りないから困る」という方もかなりいらっしゃいますが 笑)

 

もう何度もお答えしてきたご質問なので先に回答から申し上げますと、

「一晩で飲みきれなくても全く問題なし。コルクを逆向きに差して冷蔵庫に入れておいて、翌日残りを楽しんで下さい」

これだけです。

 

ワインという飲み物のイメージからか、とても繊細でデリケートなお酒だ、と思ってしまいがちですが、

レストランで飲むような一部の長期熟成した高級ワインを除けば、実はそこまで弱いお酒ではありません。

ワインをずっと置きっぱなしにしておいたら、酸化してお酢になってしまう・・・なんていうこともありません。

開けてしまったワインでも、普通に置いておく分にはいくら時間が経っても「お酢」にはならないですよ。

ワインが酸素に触れれば「酸化」はしますが、それは「お酢になる」ことは全く違うからです。

 

お酢になるのは「酢酸菌」がエタノールを酸化発酵するプロセスですが、

ワインの醸造過程で生成される酢酸はごく微量のため、ワインをお酢にはできないのです。

(逆に、ワインビネガーを自分で造りたかったら、ワインにワインビネガーやリンゴ酢等を混ぜればできます。

 ワイン4~5:ビネガー類1、くらいの割合で、あとは2-3カ月放っておくだけです。)

 

だから、今日からはワインを飲み残しても全く心配しなくて大丈夫。

まずは抜いたコルクを逆さに差して(抜く前に下だった側は弾力で太さが戻るので入れにくいです)、

冷蔵庫の扉ポケットに立てて入れて保管しましょう。

赤ワインでも、入れてしまって大丈夫です(でも、翌日飲むときは早めに冷蔵庫から出しておきましょう)。

立てて入れるのは、横にすると漏れてしまう危険性があるのと、

酸素に触れる表面積を出来るだけ少なくして「酸化」のスピードを抑えるためです。

 

この時にちょっとした工夫として、コルクをラップなどで薄く巻いておくと、

より密閉性が高められる(仮に冷蔵庫内で倒れても、漏れにくくなります)のと、

抜栓時にコルクスクリューを差した穴からコルクかすが落下するのを防ぐことが出来ます。

 

そして、このメルマガでは何度も書いていますが、

実は「2日目のワイン」は結構美味しくなっていることが多いです。

1日2日置いておくと「酸化」はしますが、

かえってそれによってワインの香りがぐっと開き、味わいがまろやかに美味しくなったりもします♪

特に、最初に開けた日に「抜栓直後にすぐ飲んだワイン」だったら、

2日目の方が遥かに美味しくなっている、という可能性が更に高くなりますよ。

だって、ワインは一番美味しい状態に開くまで、時間のかかる飲みものなんですから。

(だから、Firadis WINE CLUBでは特に赤ワインは飲む90分前くらいには開けましょう、と推奨しているんです)

 

無理して1日で飲み切るくらいなら、始めから2日に分けて飲むつもりでいた方が、

その1本を存分に楽しめると言うもの。

「宵越しのワイン」は、栓を開けた瞬間とは全く別の姿に進化した、ワインの新たな魅力を感じさせてくれる楽しみ方です。

例えばこの飲み方なら、2人で1本飲めるご夫婦の場合、

白ワインと赤ワインを1本ずつ用意して半分ずつ飲めば、

2日間に渡ってとても贅沢なワインディナーを楽しむことができるというわけです!!これは嬉しいですよね(^u^)

 

最後におまけですが・・・ワインボトル内の空気を抜くポンプみたいな道具類、一切無くて大丈夫です。

使ったものと使っていないもの、比べても殆ど差は無い、という意見がほとんど。

コルクを逆さに差して冷蔵庫、で全く問題ないですよ。

 

というわけで今回のお話の流れからお薦めしたいワインは・・・

Firadis WINE CLUBが選ぶ「飲み残し2日目も美味しかったワインNO.1」!

『イル・ヴァレンティアーノ カンパペーリ・トスカーノ・ロッソ 2012年(税込1,922円)』です。

 

ワイン紹介ページや動画でもひたすら「2日目がうまい!」と言っていたら、お客さま皆さまが試して下さったようで・・・

実際に「2日めすごく美味しかった!!!」というご感想を沢山戴いていますよ。

item/224/ ← 嘘じゃありません、本当に2日目もっと美味しくなるんです!!

今回のコラムの内容を、本当かどうか試してみるなら、まずは是非こちらで試してみてくださいね。

 

それでは今回はこの辺で・・・皆さまからの「ワインについてのご質問」何でもお待ちしております!!! 


Firadis WINE CLUB 店長 五十嵐 祐介