カベルネ・ソーヴィニヨンとは? その2 第7回 ワインはじめて講座
巻末コラム「ワインはじめて講座」は、
ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、「ワインとはなんぞや」を1からご紹介していくコラムです。
電車一駅分の移動時間で気軽に読める内容で掲載していきますので、
ちょっとしたお手すきの時に読んでくださいね。
初心者以外の方でも「意外に見落としていた」なんていうことを発見して戴ける・・・かもしれません。
さて、前回からはブドウ品種ひとつひとつを解説していくシリーズ。
まず取り上げたのは黒ブドウで最も国際的に栽培されている有名品種『カベルネ・ソーヴィニヨン』。
数多くの国で栽培され、世界中のワイン好きが日常的に楽しめるブドウ品種となりました。
世界のどこでも環境適応して栽培しやすい、と言われるカベルネ・ソーヴィニヨン。
味わいの特徴は
「果皮に由来する色素やタンニンの成分量が豊富なため、味わいが非常に濃厚。
時に飲み頃のまろやかな口当たりになるまで時間がかかる。」
いわゆる「フルボディ」などと呼ばれる力強く濃い味のワインが出来るという長所がありながら、
実は造りたての若いうちは強過ぎ・渋過ぎて若干飲み辛い、という短所もあります。
このガシガシと締め付けてくるような渋みを落ち着かせるのが「ワインを熟成させる」ことの一つの意味合い。
5年・10年たって非常にまろやかになっている・・・なんていう表現には、
この渋みや濃厚な果実味のバランスが取れて飲みやすくなっている、
というニュアンスが含まれているわけですね。
今日は、
「カベルネ・ソーヴィニヨンは力強く渋みが多い、そのため時に寝かせておく必要も」だけ覚えておきましょう。
次回は『カベルネ・ソーヴィニヨン』と黒ブドウ品種の双璧と言われながら、
対極的な個性を持つブドウ品種『ピノ・ノワール』についてご紹介したいと思います。
黒ブドウの品種で覚えておくべきは、最初は3-4種で十分。
必要な要素だけ、ちょっとずつ覚えていきましょう!
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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