「ワイングラスには何を選べばいいの? その4」第47回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)
前回は画像の左から4番目、「ボルドー型」グラスのご紹介。
このグラスの特徴は「ワインの様々な味わい要素をギュッと凝縮・集約し、濃い味で飲ませてくれる」。
重く濃厚なタイプのワイン、つまりカベルネやメルロ種を使ったボルドーワインに最適、ということでした。
それでは今回は左から6番目(右から2番目、のほうが分かりやすいですね)のグラスをご紹介。
金魚鉢のように丸く膨らみ口広で大きい形のもの、これが「ブルゴーニュ型」と呼ばれるものです。
このグラスはその大きく丸い形からも想像できる通り、
「ワインの味わいを、広く大きく伸びやかにする」機能を持っているグラスです。
繊細な果実味と酸、そしてやや硬質なミネラル分が特徴のブルゴーニュの赤ワインは、
このグラスで飲むことで味わいが大らかに伸びやかに、そして酸やミネラルのタッチが優しくなります。
ボルドーとブルゴーニュが、世界を代表するワイン産地の両巨頭であり、
丁度相反するような味わいスタイルを持つワインだということは、ご存知の方も多いと思います。
ボルドーの「果実の凝縮感とタンニン」は、よりギュッと濃縮したほうが美味しいですし、
ブルゴーニュの「フレッシュな果実味・酸・ミネラル」は、柔らかに大らかにすると楽しみやすい。
それぞれの良いところ・楽しむべきところを伸ばしてあげるのがグラスの役割、ということですね。
だからお互いを逆のワイングラスに注ぐと、全く正反対の味わいに感じることになります。
ボルドーの濃厚な凝縮感はブルゴーニュグラスに入れるとやや優しく、
ブルゴーニュワインはボルドーグラスに入れると渋みと酸を感じるなかなかパワフルな味わいになります。
この2つのグラスをいつも用意して、1本のワインを飲み比べていくと、なかなか面白いですよ。
僕はいつも、そうやって飲んでいます。
それでは今回はここまで・・・次回は「スパークリングワインのグラス」についてお話ししますね。
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