「ワインのテイスティングについて その6」第55回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)
ワインを鑑賞して楽しむ手法についてのシリーズ、
「ワインの色合いを見る」ときには、上の画像のようにワインをやや少なめに注ぎ、
グラスを斜めに傾けたり倒したりして液面を広げると見やすくなる、という方法を前回ご紹介しました。
今回は「ワインの色合いから、分かること」についての話をしたいと思います。
赤ワインを例に取りその色合いを分類していくと、
「青みがかった紫色/ピンク色」⇒「鮮やかな赤/ルビー色」⇒「オレンジがかった赤」⇒「煉瓦色/茶色に近い色」
という順番に並べていくことが出来ます。
この順序で行くと、青・紫・ピンク色は「まだ若々しい、造りたてのフレッシュなワイン」の色。
それが右に行くにつれて、年齢を経たワイン、つまり熟成を示す色合いとなっていく、と思ってください。
非常に長い年月熟成したワインは茶色に近い色合いになっていき、
色素の退行・弱まりに伴って段々と色合い自体が薄くなっていきます。
つまり、ワインの色からはまず、ワインの年齢が推測できるということ。
鮮やかな色合いのワイン程、まだできたての若いヴィンテージのものだ、ということ。
つまり収穫から1-2年しか経っていないのに茶色っぽくなっているワインがあるとしたら、
それは正常な状態ではなく、残念ながら劣化したワイン、と判断することが出来るわけですね。
次回は、ブドウ品種や味わいによっての色合いの差、について簡単に解説したいと思います。
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