「ワインのテイスティングについて その17」第66回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)
色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。
前回は「ワインはのど越しで飲むものではなく、口の中で転がして香りを楽しみつつ飲み込むもの」
であり、口に含んだらころころと転がすようにして、舌と口の中全体を使って味わいをゆっくりと感じ取るようにしましょう!
という話でした。
それでは今回は・・・ワインをテイスティングするときに、味わいのどこに着目して飲めばよいのか、
というところをご紹介したいと思います。
いきなり味わいの分析なんて言うものはできませんが、
ワインのジャンルごと(泡、白、赤)に、このポイントを押さえて評価していくと自分の好みや美味しさの判断がしやすいよ、
というところを解説いたしますね。
まずは、シャンパーニュやスパークリングワインなどの「泡もの」を飲むときに、
どこを感じ取れば良いのか、についてです。
口の中で感じ取って戴きたいのは以下5つのポイントです。
- 泡の強弱(炭酸の強さです)、泡の口当たりがきめ細かいか、粗いか
- 酸の程度 酸っぱいくらい酸が強いか、優しいか / 締め付けるような感じがあるか
- 果実味の程度 甘さがあるか、ドライな辛口か、など
- ミネラル感 口の中がキュッと引き締まるような感じがあるか
- 飲み込んだあとに、喉の奥から温かく返ってくる余韻はあるか
「こんなのいきなりわからないよ」と思うかもしれませんが、難しく考えなくて良いんです。
ガス強めだな、泡がきめ細かいな、ちょっと酸っぱめだな、果実の甘さがあるな、とか、
今はそんな風に感じられれば十分。
ビールみたいに喉越しでゴクゴク飲んでしまうと、スパークリングワインの本当の美味しさ、見逃しちゃいます。
是非今日からはじっくりと、チェックポイントを評価しつつ飲んでみてください!
それでは今日はこの辺で。
次回は「白ワイン」を飲むときのチェックポイントについてご紹介します。
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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