「色合いを揃える」第73回 ワインはじめて講座
巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)
「ワインと料理を合わせる」4回目となりました!
前回は、料理とワインの香り・味わいの方向性を合わせていくことで2つをうまくペアリングさせる、
『同調のマリアージュ』について、
- 柑橘類やハーブを想わせる爽やかな味のワインに合わせて、鶏の香草焼きにレモンをひと絞り
- 香辛料を多用したスパイシーなお料理に、スパイシーなキャラクターを持つワインを合わせる
- 土っぽい要素のある赤ワインを肉料理に合わせるときに、土の要素があるキノコを添える
これらはワインと料理双方の香味特徴を調理法やソース、トッピング等で合わせていく手法ですが、
もっと簡単なテクニックとして「ワインと料理の色合い・色の濃さを揃えていく」
というやり方もあります。
これは例えば「赤身肉には赤ワイン、白身肉には白ワイン」を合わせる、
色の濃いソース(つまり、味わい的にも濃厚・濃密なソース)には、
ワインも色の濃いタイプのワインを合わせる・・・・なんていう非常に分かりやすい手法です。
料理や食材の色と選ぶべきワインの色は、かなりの高確率でシンクロします。
牛肉や羊肉のように赤い肉には赤ワインが良く合うのと同様に、
鮪・鰹などの赤身魚には、魚でも白ワインより赤ワインが合っていくわけです。
これはソースや調味料にも同じことが言えるのですが、
お肉に赤ワインやベリー系フルーツを煮詰めた濃厚なソースがかけられている場合は
色が濃く口当たりも重たいカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロのワインが合いますし、
ソースは使わずに塩・胡椒だけでシンプルに食べるようなときは、
赤身肉本来の鮮やかな色合いに近いピノ・ノワールのようなワインを合わせる、
といったやり方です。
合わせるワインに悩んだら、まずは食材や料理そのものの「色」に着目する。
これはとても簡単な考え方ですので、是非やってみてくださいね。
それでは次回も引き続き、マリアージュの手法についてご紹介していきます。
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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