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ボルドーとは、そしてボルドー・ワインとは一体何だろうか。

ボルドーの全てを語りつくすボルドー特集

「ボルドーって何だろう」タイトル画像。ポイヤック村シャトー・ポンテカネのテイスティング・ルーム 「ボルドーって何だろう」タイトル画像。ボルドー・テイスティングツアー 「ボルドーって何だろう」タイトル画像。ビオディナミの生命力あふれる畑

ボルドーとは?

ボルドー(Bordeaux)という言葉は「水のほとり」を意味する古語に由来するそうです。 その名の通りゆったりと大河が流れ大西洋に注ぎ込むフランス南西部の港町です。

フランス・ボルドーの位置(地図)

フランスのボルドーの位置

ボルドーは世界で最も高名で偉大なワイン産地の一つ。 ボルドーという言葉から、すぐに色の濃い赤ワインや立派なシャトーの建造物を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。 古くからワインの産地ですが、海に面していたこと、山脈に取り囲まれ陸路でのアクセスが悪かったことから、 主にワインをイギリスに輸出することで栄えました。

ボルドーという言葉に、格式張って近寄りがたいイメージを持っている方も居るかもしれません。 格付けとか、5大シャトーという言葉を聞いたことのある方も多いかと思います。 一本数万円~数十万円もするボルドー格付けシャトーのワインは常に注目を集め、その価格は年々上がり続けています。 もはや庶民には手の届かない存在になりつつありますが、そんなスター・ワインの存在がボルドーへの憧れを産み、 ボルドー・ワインについて語り合う事を、より楽しくさせているのも事実です。

一方バリュー・ボルドーと呼ばれる普段の食卓で十分楽しめるワインも実は沢山造られています。 日本でもセットで一本千円切るような激安ボルドーが売られているのを目にした方もいるかと思います。

実はご予算2千円もあれば、しっかりと飲みごたえのあるボルドー・ワインを見つけることは可能です。 このレンジの選び方、おすすめワインなども、後ほどご紹介させて頂きますね。

このように、高級なワインからバリュー・ワインまで、幅広く存在するボルドーのワインですが、 格付けなどの知識についてはあくまでさらっと抑えれば大丈夫です。 まずは週末に飲める程度の予算で、美味しいボルドー・ワインを普通に楽しめるようになれば、 香りや味わいを品種・産地と照らし合わせながら、無理なく楽しく知識や経験を深めることができると思います。

そして・・・何か特別な記念日に、思い切って格付けシャトーのワインを開けてみてはいかがですか? 数十年の長期熟成に耐えるのが高級ボルドーですから、「結婚30周年の記念に結婚年のワインを」といった要望にも、 応えやすいのが良いところです。長期熟成した上級ボルドーの美味しさは別次元。きっと一生の思い出になると思いますよ! (このクラスのワインをご希望の際は、直接お問い合わせ下さいね。お取り寄せも可能です。)

さて、それでは抑えるべき知識をさらっと見ていきましょう。 まずはボルドー・ワインに使われるブドウの品種からです。

品種について

ボルドーは赤、白、ロゼ、スパークリングと幅広くワインが生産されていますが、 やはり代表的なのは赤ワインですが、辛口の白ワインも沢山造られています。 そして実は、甘口白ワイン(貴腐ワイン)も有名なので軽く押さえておきましょう。 どのタイプのワインも、複数の品種をブレンドするのがボルドー・ワインの造り方です。

ボルドー赤ワインに使われる基本の品種

カベルネ・ソーヴィニヨン

カベルネ・ソーヴィニヨン

ボルドーが世界一有名なワイン産地であるのと同様に、ボルドー原産のカベルネ・ソーヴィニヨンも世界一有名なブドウ品種です。 小粒で果皮が厚め、種は大きく、果肉の割合が少ないので、ワインは色が濃く渋みも強くなります。 香りはよくカシスに例えられます。針葉樹のような「樹木っぽい」香りを感じることも。そしてブラックペッパー等少しスパイシーな要素も持っています。 出来立てのワインは刺激が強いですが長期熟成が可能で熟成により複雑で魅力的な香りを生じる大器晩成なブドウ品種です。 環境への適応力もあるため、ボルドー以外にも世界中で栽培されています。

メルロー

メルロー

実は、フランスで最も沢山植えられている黒ブドウ品種はこのメルロー(2015年)です。 ワインの色は濃く、重厚さを伴いますが、その味わいは角がなく、まろやか。 渋みの少なさから長期熟成しなくても飲みやすい赤ワインとなり、熟しやすく収量も多いため生産者に人気があり、 作付面積が年々増えています。 メルローの香りは黒くてやや粒の大きい果実、プルーン等に例えられます。質の良いものは熟成することでトリュフのような香りを生じることも。 ワインをブレンドする上で、カベルネ・ソーヴィニヨンに不足している部分をうまく補うことのできる、優れた相棒です。

ボルドー白ワインに使われる基本の品種

ソーヴィニヨン・ブラン

ソーヴィニヨン・ブラン

フレッシュなハーブのような清涼感のある香りと、グレープフルーツのような爽やか酸味を特徴とする品種です。 ボルドーが原産で、実は遺伝子的にカベルネ・ソーヴィニヨンの親にあたります。 どこまでも爽やか系品種ですので、ボルドーではふくよかさを与えるために、次に紹介するセミヨンがブレンドされていることが多いです。

セミヨン

セミヨン

ボルドーには世界三大貴腐ワインとして名高い甘口白ワインの産地、ソーテルヌがありますが、 そこで主役となるのがこのセミヨンです。貴腐ワインに必要な貴腐菌がつきやすく、貴腐菌がついても腐敗しにくいという大変都合の良い性質を持っています。 甘口ではこのセミヨンが主体となり、前述のソーヴィニヨン・ブランが引き立て役としてブレンドされていることが多いです。

アッサンブラージュについて

アッサンブラージュ 品種の項目にも少し書きましたが、ボルドー・ワインは基本的に複数の品種をブレンドして作ります。 それぞれの品種の良いところをうまく引き出し、理想の味わいに組み立てていくこの工程を、アッサンブラージュと呼びます。
カベルネ・ソーヴィニヨンの骨格の力強さにメルローのふくよかさを足し、アクセントとしてカベルネ・フランやプティ・ヴェルドといった補助品種を加える・・・というイメージですね。 その時の各品種の収穫量や品質によって、毎年ブレンド比率は調整されます。例えばカベルネ・ソーヴィニヨンがあまり収穫できなかった年は、 メルローの割合が増えるなど、各品種はそれぞれに収穫のタイミングが違いますので、ブレンド方式をとることで天候リスクを低減する意味合いもあるのです。 ちなみに、アッサンブラージュはブドウの段階で混ぜてから発酵させる「混醸法」ではなくて、品種ごとのワインを造ってから最終的にブレンドするものです。

各地区とその特徴

突然ですが、日本酒の原料は基本的に、お米と水ですよね。 ワインの原料は、ブドウのみで、水すら加えません。 つまり原料が全てブドウの取れる土地に由来しますので、大変その土地の個性を反映しやすい飲み物になっています。 味わいを左右するのは土地ですから、産地ごとの特徴をある程度知っておけば、 好みのワインに辿り着く可能性がぐっと上がります。 ワイン通になるには、地理をある程度勉強することを避けては通れないのですね・・・(笑) まずはザックリとした区分けで十分ですので、それぞれの特徴を見ていきましょう。

ボルドー・ワイン概略地図

ボルドーのワイン産地を大別すると、一般的に左岸(さがん)右岸(うがん)に分かれます。 川の流れる方向に向かい、左側と右側ですね。(川は地図上、右から左に流れています)

まず超ザックリと、このように覚えましょう。
・左岸の赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨン主体のがっしりタイプ。
・右岸の赤ワインはメルロー主体のまろやかタイプ。

まず左岸には「シャトー・マルゴー」など格付けシャトーがひしめき合うように存在する、メドック地区があります。 ボルドー赤ワインの「本場」ともいえる高級ワインの産地です。ボルドー市を挟んで東側には5大シャトーの一つ「オー・ブリオン」で有名なグラーヴ地区。 どちらもカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が比較的高めで、酸味とタンニンのしっかりとした力強い赤ワインの産地です。

地図、中央下に黄色く区切った場所が甘口白ワインの名産地、ソーテルヌです。 朝霧が立ち込める地理的な特徴を生かして、素晴らしい貴腐ワインを作っています。 貴腐ワインとはブドウに貴腐菌が付着して水分が抜け、成分が凝縮された果実を用いてワインを仕込むもの。 限られた気候条件の元でしか作ることが出来ない、貴重なワインです。

サンテミリオンの写真

観光地としても名高いサンテミリオン

右岸には美しい街並みで有名なサンテミリオンという古い街があります。 ブドウ畑もほど近く、ワイン屋さんやレストランが沢山あって、ワイン好きにはお勧めの滞在地です。

サンテミリオンの北東にあるエリアはポムロール。ご覧の通り小さなエリアで収穫量も多くないですが、 質の良いメルローが育つ土地で、数十年の長期熟成にも耐えるボルドーでも最高レベルの高級ワインが算出される土地です。 とくに有名なのは「ペトリュス」ですね。目玉が飛び出るほど値段が高いので、 私も飲んだことはありませんが・・・・一生に一度でも飲めればラッキーですね!
ただ、そこまで高くなくても十分おいしいポムロールのワインはありますよ。

私のおすすめは、シャトー・クリネのワインです。ポムロールでも条件に恵まれた場所に畑をもち、 トラクターの使用を控えてふわふわとした健康な土を作り、最高のメルローを育てることを信条にしている良シャトーです。 ワインはとても薫り高く骨格がしっかりとしながら、どこか柔らかみがありシルキーなタンニン・・・と、ポムロールの特徴が良く出た上品なワインを作っていますよ。

ファーストのシャトー・クリネは、シャトーのフラッグシップ・ワイン。 長熟タイプですので、セラーをお持ちでポムロールの本領を知りたい方は是非!
一方、セカンドワインのフルール・ド・クリネは、リリース直後から柔らかく美味しく飲めます。 こちらはポムロールのエントリー・ワインとして皆さんにおススメできるものです。

さて・・・地図に戻りましょう。2つの川に挟まれるように位置している水色で示したアントゥル・ドゥ・メーヌ地区。 ここでは、主にリーズナブルな辛口白ワインが生産されています。 ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンをボルドーお得意のアッサンブラージュでバランスよく仕立てたもので、 さっぱりとした美味しいものです。

地図に3か所ほどグレーで示した場所はコート地区と呼ばれており、名産地の周辺に位置するエリア。 主にバリュー・ボルドーの産地となっています。 安めのボルドー赤ワインは大体この辺りのブドウになってくることが多いです。 正直、量重視で水っぽいワインも多いのですが、 ちゃんと良いワインを作っている職人的な優良生産者もいるので、玉石混淆ですね。 当たりをひくか外れをひくか、飲んでみないと分からない部分も多くてセレクトが難しいです。

ラベルの読み方

さて、地域ごとの味わいの違いは大まかに分かっていただけたかと思いますが、 手に取ったワインがどの地域のものかが分からなければ、意味がありませんよね。 そこでラベルから産地を見分ける一番確実な方法を書きたいと思います。

日本に入ってくるボルドーのワインには例外なくラベルに原産地の表記があります。 殆どのワインには、Appellation(アペラシオン)で始まるこのような表記があります。

ラベル写真

Appellation(アペラシオン)なんとか Controlee(コントローレ) AppellationとControleeに挟まれた「なんとか」の部分がそのワインの産地です。代表的なものを記すと・・・

①Appellation Bordeaux Controlee
→ボルドー全域が産地
②Appellation Haut-Medoc Controlee
→ボルドー>メドック地区が産地
③Appellation Pauillac Controlee
→ボルドー>メドック地区>ポイヤック村が産地
④Appellation Saint-Emillion Controlee
→ボルドー>サンテミリオン地区が産地

原産地表記は区分けが細かいほど格上になります。 (上記の表記では村名が入っている③が格上ですね) ちょっと難しいのは、Pauillacがメドック地区の村名だということを知らないと判別できませんので 残念ながら、ここは覚えるしかありません。

メドックで優れたワインを算出する村は以下の6つ。この表記があるワインは比較的高価格で取引される長命タイプです。

  • Saint-Estephe(サン・テステフ)
  • Pauillac(ポイヤック)
  • Saint-Julien (サン・ジュリアン)
  • Listrac(リストラック)
  • Moulis(ムーリ)
  • Margaux(マルゴー)

これらのアペラシオンは有名なので価格も高くなり、リーズナブルに手に入れるのは難しいです。 時々「掘り出し物」もあるにはあるのですが、数が限られてしまいます。 このクラスを2千円~3千円台でもし見つけたら、えいやっと、なくなる前に買ってしまったほうが良いかも。 うちの場合ですと、そういうワインはメルマガ限定でご案内をして、一瞬で売り切れてしまうことが殆どです。 タイミングを逃したくない方は、会員登録をしてメルマガをご購読いただければと思います。

※(2018/10/31追記)只今、掘り出し物ワインありました。 サン・テステフ村、ボルドーのスーパー当たり年2010年ならではの完熟感とスケールの大きさ。 サイトのコンセプトに合うよう、なんとか2千円台に納めました。 無くなるのは早いと思いますので、品切れの際はご容赦くださいね。

ヴィンテージについて

ヴィンテージはブドウの収穫年を意味します。 先ほど掲載したラベル写真にも2014と記載されていましたね。 このように、普通はラベルの分かりやすい場所に記載されています。

ブドウは農作物ですので、毎年の気候によっては、
「メルロは良いけど、カベルネはダメだった・・・」
「沢山取れたけど、収穫期に雨が降ってしまった」
「春先に霜にやられて収量が落ちたけれど、品質は良い」
など、様々な状態が起こりえます。

収穫期の雨

収穫期に雨が降りすぎるとワインは力強さを失う

また温暖化の影響でボルドーの平均気温は上昇しており、近年は酷暑が続き、 ブドウは熟しやすくなりアルコール度数も年々に上がってきています。 私は2017年の6月中旬にボルドーを訪れていますが、空港を出た瞬間あまりの暑さに閉口しました。 すでに真夏の気候といった感じです。午前中は晴れていても午後になって突然豪雨が降ったり(日本のゲリラ豪雨のようなもの)、 最近になって随分気候が変わったと、あるシャトーのオーナーも実感を込めて言っていました。

どの年が良い年なのか、難しい年なのか、産地ごとにヴィンテージ・チャートというものが公開されていますので、 ワインを選ぶ時の基準として役立てることができます。

Wine Spectator | Vintage Charts

何十年も熟成したワインを思い切って買う場合には、グッド・ヴィンテージを選ぶ方がやはり無難です。 ただ、普段飲みでワインを楽しむ時はあまり気にしすぎず、 その時々に流通しているヴィンテージを体験して、味わいの特徴を楽しむのがスマートかと思います。

週末のお家ディナーに相応しいボルドーって?

品種、産地、ラベルの読み方、ヴィンテージと一通りの知識を抑えることが出来ましたね。 そろそろ次の週末のために、ボルドー・ワインを一本買ってみたいですよね。 ここでは、普段の週末に少しだけグレードの高いお肉を買ってボルドーの赤ワインを合わせるとします。 そんな時に合わせるべきボルドー・ワインとは、どんなものが良いと思いますか・・・?
1万円を超えるような格付けワインは、とっておきの日向けなので相応しくありません。 でも逆に980円のワインじゃ、ご馳走感がなくて盛り上がりません・・・。

そんな時にお薦めしたいのは、高級でもなく激安でもない、1,000円台~2,000円台のバリュー・ボルドーです。

この予算では、まだ有名産地を狙うのは難しいですから、 名産地の周辺など「穴場狙い」になるでしょう。そもそも当たりはずれの多いボルドーですから、 前述の通りセレクトは難しくなります。 できればワインに詳しい人が周りに居て、おすすめが聞けると良いのですが・・・ そうでなければ詳しい人が居るショップを探してみましょう。

大切なのは、どんなショップなら信頼できるのかという点ですが、ここはシンプルに お店の人が自分の言葉でワインを説明できるという基準でお店を選びます。 実店舗はもちろんのこと、ネットショップでも同じこと。 ワインの説明が、他のお店と全く同じ「コピペ」ばかりではないでしょうか?

手前味噌で申し訳ありませんが、Firadis WINE CLUB30は、 全てのワインをテイスティングして一本一本動画解説までつけているくらいですから、 この点においては自信がありますよ。
ここでは参考までにCLUB30の考える、週末ディナーにぴったりのボルドー・ワインをご紹介します。 他店で買っていただくにしても、何かしらのヒントになるかと思いますので。
その後は、いよいよボルドーの格付けと、合わせるお料理について少し学んでみましょう。

週末ディナーにぴったりのおすすめボルドー

シャトー・ラグラーヴ・パラン ボルドー・シュペリュール キュヴェ・ジェラルディン
2,808円

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容量 750ml
タイプ 赤・飲みごたえとフィネスのバランスが最適に保たれた1本!
産地 フランス / ボルドー 地方/ ボルドー・シュペリュール Bordeaux Superieur
生産者名 シャトー・ラグラーヴ・パラン
生産年 2011
品種 メルロ種40%、カベルネ・ソーヴィニヨン種30%、カベルネ・フラン種30% / フレンチオーク12ヶ月熟成(新樽比率1/3)

ソムリエのワイン解説

フィラディスには30人ほどのソムリエ有資格者が在籍していますが、ボルドーワインに関しては「全員満場一致」のもの だけ採用を決めるという、非常に厳しいルールを設定しています。決定率は100本に1本程度、最も選考が 難しかった時は500本で1本、だったこともあります。

そんな「激選」をくぐり抜けた勇者がまた1本現れました。 『シャトー・ラグラーヴ・パラン キュヴェ・ジェラルディン』。ワイン界のスター醸造家が集うこの地では珍しい、 「元数学教師」という経歴。収穫を除く栽培作業から醸造まですべてを彼が一人で担う、まさに孤高のアルチザン…というよりは、 ただただワイン造りが好きという一心で純粋にワイン造りを楽しんでいる感じです。
特級ワインに匹敵する徹底的な低収量化で手に入れた果実の途方も無い凝縮感。 2011年ヴィンテージが7年を経て今どうなっているのか???是非、ご自身で確かめてみてください。 CLUB30が自信を持って推薦いたします。
(ワインレヴュー担当:Firadis WINE CLUB店長 五十嵐 祐介)

シャトー・カップ・ドール
3,240円

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容量 750ml
タイプ 赤 /
産地 フランス / ボルドー / サン・ジョルジュ・サン・テミリオン Bordeaux /Saint-Georges Saint-Emillion 葡萄樹の平均樹齢:33年
生産者名 シャトー・カップ・ドール
生産年 2015
品種 メルロ種86%、カベルネ・フラン種14% / オーク樽で6か月間熟成

ソムリエのワイン解説

Firadisが今ボルドー右岸で最も熱く注目しているのは「サン・ジョルジュ・サン・テミリオン」・・・サン・テミリオンの真北に位置する非常に小さな衛星地区です。生産者が20件しかない、ボルドーでも最小クラスのアペラシオンでありながら、素晴らしい土壌と完璧な日照を得られる南向き斜面のエリア。正直かなりのマイナー地区ではありますが、ほとんど誰も注目していない分、サン・テミリオン中心地区よりもはるかに安い価格帯で素晴らしいワインを入手することのできる「次に“来る”隠れ名産地」でしょう。

今回Firadisが買い付けを決めたのは、サン・テミリオン&ポムロールに7つものシャトーを所有、まさにメルロのスペシャリスト「ドメーヌ・ジャン・フィリップ・ジャノー」による『シャトー・カップ・ドール』。Firadisのバイヤーチームで右岸のテイスティングをした際に、ひと口で上質さをしっかりと感じさせる実力派の1本に全員の手が挙がりました。メルロが織りなす重層的な果実味とシルキーなタンニン、カベルネ・フランから来るラズベリーなど赤い果実の心地良い酸、この2品種のブレンドでは理想形とでも言える調和を獲得していました。

そしてこのワインは料理の受け入れレンジがとんでもなく広い!!のに驚かされました。肉だけじゃなく、サン・テミリオンの濃厚な赤ワインなのに、脂身の乗った白身魚ともしっかりと合う。シンプルな料理で食材の旨みを引き出すこともできるし、味の濃いソースとも渡り合う。これはまさに、美食家と食いしんぼうの為にあるボルドーワインです。絶対の自信を持って、お薦めします!
(ワインレヴュー担当:Firadis WINE CLUB店長 五十嵐 祐介)

シャトー・ド・ブレイザック ボルドー・シュペリュール
1,620円

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容量 750ml
タイプ 赤・飲みやすい・・・でも決して軽くない!
産地 フランス / ボルドー 地方/ ボルドー・シュペリュール Bordeaux Superieur
生産者名 シャトー・ド・ブレイザック 
生産年 2014
品種 メルロ100% / ステンレスタンク18ヶ月熟成

ソムリエのワイン解説

電話やメールでお客さまからワイン選びのご相談を戴くときに一番多いリクエストが、
①『とにかく一番渋い赤ワインを教えて下さい』
②『飲みやすい赤ワインを選んでください』

という2つ。ひとつめの『渋い赤ワイン』というのは結構簡単にいくつでもご紹介出来るのですが、この『飲みやすいワイン』が実はクセモノ。 「ギリギリこのワインなら“飲みやすい”と思って戴けるかな?」といつも頭をひねって選んでいます。 なぜって、軽いだけのペラペラな(失礼!)ワインなら世の中に沢山ありますが、いくら飲みやすくたって満足度がゼロですから・・・。

そんな時にご提案したいと思ってずっと探していたのが、1000円台前半でしっかり飲みごたえがあり、 毎日飲んでも飲み飽きない、飲み疲れないタイプのボルドー赤ワイン。誰にでも「飲みやすい」と思って戴けるような、 バランス良く飲み口の優しい1本・・・半年ほどかかって、それをやっと見つけることができました!!

『シャトー・ド・ブレイザック』は、WINE CLUB30で開業以来根強い人気を誇る「シャトー・スオウ」が所有するもう一つのシャトー
味わいは本家シャトー・スオウと共鳴するエレガントでクラシカルなボルドーワインのスタイル。実にしなやかで優しい、まさに「飲みやすい」 という言葉を冠するにふさわしいワインです。赤ワインが得意でない方にでも、自信を持って 「これなら飲みやすいから大丈夫ですよ!」とおすすめできます。お料理も何でも合わせやすいですから、 ご自宅の定番ワインとしてストックしておいて戴ければ、料理との相性を気にしなくてもこれを開ければ大丈夫。 まずは1本、お試しで飲んでみてくださいね。
(ワインレヴュー担当:Firadis WINE CLUB店長 五十嵐 祐介)

シャトー・ベルヴュー・ラ・ランデ
1,944円

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容量 750ml
タイプ 赤・凝縮果実に伝統王道の渋味
産地 フランス / ボルドー AOC Bordeaux / Chateau Bellevue La Randee
生産者名 シャトー・ベルヴュー・ラ・ランデ
生産年 2013
品種 カベルネ・ソーヴィニヨン種45%、メルロ種45%、カベルネ・フラン種10% / コンクリートタンク10ヶ月熟成

ソムリエのワイン解説

ボルドー。フランスワインを象徴する産地でありながら、「堅苦しくて近寄りがたい」「難しそう、沢山あってどれが良いのか分からない」なんていうイメージで捉えられがちな、少々損をしている存在です。ボルドーは難しそうだから取り敢えず金賞ワインを買っておけば安心、と思っている人も増えているようですね。聞いたこともないようなコンクールの金賞ワイン、一体世の中にどれだけあるのでしょう 笑?
「シャトー・ベルヴュー・ラ・ランデ」は、3500円以下のボルドーワインをコストパフォーマンスという観点だけで評価、ベスト100本を選ぶ「バリュー・ボルドー100選」に見事選出された、真に価値ある受賞ワイン。クラシックなフランスワインらしい味わいと、フルーティなモダンスタイルの共存。昔ながらのボルドーが好きな方にも、チリのカベルネが好きな方も満足できる、間口の広い1本です。
賞取りよりも、価格に対しての最高の品質だけを追い求める。そんな思慮深く控えめな優良生産者もきちんと存在するのも名産地ゆえ。ボルドーの名物料理、ラム肉の骨付きグリルと一緒にお楽しみください!
(ワインレヴュー担当:Firadis WINE CLUB店長 五十嵐 祐介)

【週間SALE中】シャトー・デギュイユ セニョール・デギュイユ
3,456円

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容量 750ml
タイプ 赤・渋みよりもまろやか・柔らかが好きな方に
産地 フランス / ボルドー / Castillon Cotes de Bordeaux カスティヨン・コート・ド・ボルドー
生産者名 シャトー・デギュイユ
生産年 2016
品種 メルロ種90%、カベルネ・ソーヴィニヨン種10% / オーク樽6ヶ月+ステンレスタンク9ヶ月熟成

ソムリエのワイン解説

フィラディスのレストラン様向け営業チームが「今、ボルドーのお手頃ワインでソムリエさんからの評判が最高に良い1本!」と断言するワインをCLUB30でも遂に取り扱い開始です。ボルドーの名シャトー「デギュイユ」のカジュアル版『セニョール・デギュイユ』、メルロ主体のボルドーでここまで素晴らしいクオリティはそうそう無いかな、と思いますよ。
このワイン、正直言いまして「とにかく渋い赤ワインが好き!」という方にはお薦め致しません。このワインの素晴らしさは何と言ってもその“まろやかさ&滑らかさ”。ブラックチェリーやラズベリーを煮詰めたような濃厚・濃密な果実感に、べた付かない甘さ・・・そう、例えるなら砂糖控えめのミックスベリージャム。甘さと酸っぱさが丁度よく共存していて、食欲をそそられる感じです。とても飲みごたえのある1本ですので、普段のお食事に、というよりは週末に自宅でちょっとお料理を頑張って、リラックスしつつも贅沢な時間を過ごしたい時のワイン、ですね。1週間がんばった自分にご褒美をあげたいなんていう週末時は、是非是非これを選んでみてください!
(ワインレヴュー担当:Firadis WINE CLUB店長 五十嵐 祐介)

シャトー・スオウ カディヤック・ルージュ
3,240円

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容量 750ml
タイプ 赤・ボルドー王道、濃厚渋味系
産地 フランス / ボルドー
生産者名 シャトー・スオウ
生産年 2010
品種 カベルネ・ソーヴィニヨン種55%、メルロ種45% / 12ヶ月樽熟成

ソムリエのワイン解説

≪ワインの「飲み頃」を今体感したいなら、シャトー・スオウの2009年を飲むべきです!!≫このワイン、フランスでは由緒ある「マコン・コンクール」で金賞を受賞したことも。だけど、実際はそんなことは大したことじゃありません。そのワインが素晴らしいのか、いまひとつなのかを決められるのは、結局は飲んだ人だけですもんね。
CLUB 30テイスターたちは、いつもそんな姿勢でワインを試飲。そして、「メダルがあろうが無かろうがこれはみんなにとって金賞!」と思える、シンプルにおいしいと思えるワインだけをご紹介しています。
「シャトー・スオウ・カディヤック・ルージュ」は、正にそんな1本。
ワインテイスターは、「バランス」という言葉を良く使います。果実味や渋み、熟成感、後味など、味わいを構成する色々な要素の「調和」が取れているかどうか、という判断基準。その意味で、このワインはまさに理想的。素晴らしい調和と、まだまだこれから美味しくなっていくのだろうな、という期待感。お客様も必ずやこのワインに「金賞」を付けて下さると思います。
(ワインレヴュー担当:Firadis WINE CLUB店長 五十嵐 祐介)

格付けについて

ボルドーという産地を他よりも特別「格式張った」存在にしているのがこの格付けの存在ではないでしょうか? 格付けって、一体誰がどういう基準でしたのでしょう。

ボルドーの格付けのきっかけになったのは、1855年のパリ万博でした。発案者は当時の皇帝ナポレオン3世だそうです。 展示品となる優れたワインを選定するにあたり、当時すでにイギリス等で確立されていたボルドーの人気銘柄の序列や、取引価格を基にして、 ボルドー市商工会議所が格付けリストを作成したと考えられています。

ボルドーの街並み

現在のボルドー市

この1855年の格付けは1973年に一度だけ更新され、その後現在に至るまで変更なく維持されています。 この格付けではシャトー・オー・ブリオンのみを例外として、他は全てメドック地区から選出されていますので、メドックの格付けとも呼ばれます。 後にはグラーヴやサンテミリオンでも別の格付けが行われています。

メドックの格付けは5級まであるのですが、全てを掲載すると長くなりますしソムリエやワイン・エキスパートでも目指さない限り、覚える必要はないので、 一応3級まで掲載しますね。 1級シャトーは5つで5大シャトーと呼ばれています。こちらはワイン好きなら真っ先に覚えるであろう知識の一つ。 知らなかった方はこの機会に覚えてしまっても良いと思います。

1級 - 5大シャトー

Chateau Lafite-Rothschildシャトー・ラフィット・ロートシルト
Chateau Latourシャトー・ラトゥール
Chateau Margauxシャトー・マルゴー
Chateau Mouton-Rothschildシャトー・ムートン・ロートシルト
Chateau Haut Brionシャトー・オー・ブリオン

2級

Chateau Rauzan-Seglaシャトー・ローザン・セグラ
Chateau Rauzan-Gassiesシャトー・ローザン・ガシー
Chateau Leoville-Las Casesシャトー・レオヴィル・ラス・カーズ
Chateau Leoville-Poyferreシャトー・レオヴィル・ポワフェレ
Chateau Leoville-Bartonシャトー・レオヴィル・バルトン
Chateau Durfort-Vivensシャトー・デュルフォール・ヴィヴァン
Chateau Gruaud-Laroseシャトー・グリュオー・ラローズ
Chateau Lascombesシャトー・ラスコンブ
Chateau Brane-Cantenacシャトー・ブラーヌ・カントナック
Chateau Pichon-Longueville Baronシャトー・ピション・ロングヴィル・バロン
Chateau-Pichon Longueville Comtesse de Lalandeシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド
Chateau Ducru-Beaucaillouシャトー・デュクリュ・ボーカイユ
Chateau Cos d'Estournelシャトー・コス・デストゥルネル
Chateau Montroseシャトー・モンローズ

3級

Chateau Kirwanシャトー・キルヴァン
Chateau d'Issanシャトー・ディッサン
Chateau Lagrangeシャトー・ラグランジュ
Chateau Langoa-Bartonシャトー・ランゴア・バルトン
Chateau Giscoursシャトー・ジスクール
Chateau Malescot St-Exuperyシャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ
Chateau Boyd-Cantenacシャトー・ボイド・カントナック
Chateau Cantenac-Brownシャトー・カントナック・ブラウン
Chateau Palmerシャトー・パルメ
Chateau La Laguneシャトー・ラ・ラギューヌ
Chateau desmirailシャトー・デスミライユ
Chateau Calon-Segurシャトー・カロン・セギュール
Chateau Ferriereシャトー・フェリエール
Chateau Marquis d'Alesme-Beckerシャトー・マルキ・ダレーム・ベッカー

どのような食事にあわせるべきか

ボルドー赤ワインと料理の相性

お肉料理

ご存知の方も多いかと思いますが、赤ワインは基本的にはお肉料理に合わせます。 ボルドーの赤ワインはしっかり存在感がありますので、お肉もそれなりに主張の強いものが良いでしょう。

コツとしては、しっかりと渋みの多いワインには噛み応えのある焼いたお肉を、 まろやかで柔らかいワインには柔らかく煮込んだお肉を、という風に ワインと料理を同調させる方向で考えると、上手くペアリングしやすいです。

具体例を挙げると、左岸のカベルネ・ソーヴィニヨンの比率の高めのスパイシーなワインには黒コショウをふったステーキなど。 右岸の重さがありながらも渋みまろやかなワインには、ビーフシチューなどの煮込み料理が考えられます。 とはいえ、右岸も左岸も大枠では「濃厚な赤ワイン」には代わりませんので、 上記例をひっくり返してしまっても、全然合わないということはありません。
ちょっと上等のボルドー赤ワインなら、ちょっと上等の赤身のお肉を、お得意なスタイルで調理していただいて大丈夫です。

キノコの肉巻き

バリュー・ボルドーの場合は、産地表記が大枠で左岸も右岸も分からないことが多いですが、 熟成させることを前提としていないので、メルロ主体でリリース直後から飲みやすいスタイルのものが殆どです。 あまり深く考えず気取らずに、普段通りのシンプルなお料理を合わせましょう。

例えば、単純に牛の薄切りを炒めて、塩コショウで味付けしたり。写真のようにキノコを使ってみるのも良いですね。 普段の肉じゃがを、お肉だけ少しグレードアップさせたものも良いと思います。 ワインが2,3千円を超えるようなものならすき焼きも良いですね。 ボルドーはお醤油と合いやすいので、十分楽しんでいただけると思います。

最初から合わせるワインを決めているなら、早めに抜栓してお料理に少し加えるのもいいアイデアです。

白ワインと食事

ボルドー辛口白ワインと料理の相性

ボルドーの辛口白ワインは赤ワインほどメジャーな存在ではありませんが、 前述の通り、ボルドーお得意のアッサンブラージュで バランスの良く仕上がっているものが多く意外におススメです。 (あのシャトー・マルゴーも実は白ワインを生産しています) ワイン自体がフレッシュで爽やか、すっきりとものが多いですので、 お料理もやはりさっぱり系で。白身のお魚や。フレッシュなお野菜をつかったサラダなど。 レモンなどの柑橘を絞ると、爽やかなボルドー白にもう一歩寄り添います。 ボルドーはご存知の通り河口の街で、実は生牡蠣が名物。地元の方はこの牡蠣をアントゥル・ドゥ・メーヌの白ワインでいただくそうです。

ボルドー甘口白(貴腐)ワインと料理の相性

高級品として知られるボルドーの貴腐ワインですが、 甘味はかなり強く、ほとんど蜜を舐めているかのようです。 もちろんただ甘いだけでなく、芳醇な香りと気品があり、 流石世界3大貴腐ワインと呼ばれるだけはあります。

昔からフォアグラに合うと言われています。私はペアリングの経験がないのですが(すみません)、 濃厚な掛け合わせでとても大変リッチな気分になれるハズです。

お家で簡単に出来るペアリングはブルー・チーズ。とてもよく合いますよ。 クリーム・ブリュレなどスイーツにもよく合います。 クラシックなフランチのコースでは、食後のデザートも重要な存在ですよね。 そんな時スイーツに合わせて高級なソーテルヌをいただくのは、最高の贅沢です。

ソーテルヌはかなり甘いので通常のボトルだとお家では少しもて余すかもしれません。 まずはハーフボトルで試してみては如何でしょうか。

おわりに

さて、謎めいていたボルドー・ワインの世界が、少し見えて来たでしょうか・・・?

大まかに産地と品種の特徴を知った上でワインをセレクトし、 実際に食事に合わせて飲んでみる。 それを繰り返しているうちに、だんだんボルドーの楽しみ方が分かってくると思います。

ちょこちょこと宣伝させていただいておりますが、最後にもう一度だけ(笑)。
フィラディスはボルドーに関しては商品選定が特に厳しいため、 正直なところ、品数は決して多くありません。ただその分、どの価格帯のものでも価格に見合った、いえ! それ以上のクオリティのものばかりをラインナップしている自信があります。 その点はご安心いただき、宜しければ一度お試しいただければ嬉しいです。 まずはページ中ほどでご紹介したおススメボルドー、またはFiradis WINE CLUB30のボルドー一覧より、我々自信のボルドーをお試しください。

ライター:Firadis WINE CLUB | J.S.A.認定ワインエキスパート 西岡 卓哉

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