香りで選ぶワイン特集

「グレープフルーツやレモン＋熟したパッションフルーツ」のような爽やかな香りを楽しめる辛口白ワイン。イタリアでは庶民が気軽に楽しむトレッビアーノ。フィラディスが選んだコストパフォーマンスの高い、シンプルでクリーンな味わいをお楽しみください。

南イタリアの土着品種。華やかで心地の良い香りを楽しめます。ライムやグレープフルーツ、レモン、ジャスミンを思わせる香りは非常に爽やかでアロマティックです。

カリフォルニアワインらしく甘味豊かな味わいですが、意外にも香りはフレッシュで涼やか。グレープフルーツ＆レモンの印象には果肉と果皮裏側の白いところの爽やかな香りが入り混じり、そこにパッションフルーツの甘酸っぱい香り。ディルやユーカリなど、ちょっとリースリング的なハーブ感も加わります

この香りを一言で語るならば「みかん」ですね。口に含んだ瞬間、早生のみかんの甘酸っぱい感じと、あの甘い香りが一気に広がります。さらにこのワインは香りの段階からライム、レモン、グレープフルーツと…とにかく柑橘類が次々に浮かびます。このグリューナーはマリアージュにおいて非常に優秀な品種ですが、香りの要素が豊かなのもその一因かもしれません。

100%ブドウで造った、純粋なる『ワイン』…でも、このふくよかな甘さとほのかに現れる果物らしい酸味はまるで「熟れ過ぎる前の、7月の桃」という感じ。味わいはピュアできれいな果実の甘味と適度に心地よい酸を存分に楽しめるスタイルで、パーティなどで様々なオードブルが混在するときに活躍してくれる優れものです。

スペインのガルナッチャ・ブランカという品種。桃や洋ナシ、フェンネルのフローラルな芳香をたっぷりと感じます。また余韻には若樹と古樹の巧みなブレンドによって、熟した果実にクリスピーな酸が心地よい緊張感を与え価格に期待する以上の充実感を備えたミディアムボディ白ワインです。

"完熟したラ・フランスや白桃、ライチの甘い甘い香りがたっぷりと漂い、一瞬ゲヴュルツトラミネールかと見紛う程。ぺトロール系の香りはほぼ感じませんでした。しかし、その甘くまろやかなアロマからは決して想像し得ない鮮烈な味わいバランスが楽しめます。まだ一次発酵の残留ガスをピリピリと感じるフレッシュなファーストタッチから白桃の甘さが豊かに広がり…その瞬間、酸がシャキッとすべてをまとめて喉の奥にワインを運んでいく感じ。ベタッと甘ったるくしない潔く綺麗なフィニッシュ！！"

パッションフルーツやキウイを想わせるトロピカルフルーツの明るい香りに、はっさくや柚子、少しメロンのニュアンスも。ミントなどのフレッシュハーブのアロマティックなハーブが混ざる表現力豊かなアロマが広がります。活き活きした酸と柔らかいフルーツの甘さが口いっぱいに広がり、ハーブの清涼感とレモンピール的な苦みがエレガントに良くまとまった余韻を生み出しています。誰にでも安心しておススメできる、飲みやすい白ワインですね。

「ライチ＆桃っぽい香り」、とにかく柔らかくフルーツ感たっぷりで飲みやすいと大人気の1本です。この個性的な香りを持った品種は、合わせる料理を限定すると考えられがちですが、実は非常に使いやすい品種。特に揚げ物などのおつまみ料理、大皿で作る炒め物など、手軽な料理とのマリアージュが可能なワインなのです。マリアージュの幅も広く、ワイン単体で飲んでもとにかく印象に残るこのワイン、色々な場面で必ず「選択の幅」が広がると思います。

溌剌とした酸味と蜜っぽい果実の甘さ。食事中のお口のなかをクリーンにリフレッシュしてくれるようなワインです。2つの品種、ベルデホ由来のフレッシュハーブや黄色い果実のメリハリのあるキャラクターに、ビウラからのリンゴや白い花を思わせる清楚なニュアンス林檎やハーブの爽やかさに、さらに洋梨等の甘い果実の印象までも感じる清廉で透明感のある味わい。多彩な香りを楽しめるワインは、魚のラベルが特徴です。

グラスに注いだ瞬間に豊かに広がるグレープフルーツの香りとハーブの香り。「これぞソーヴィニヨン・ブラン！」と言わんばかりの、柑橘類的ニュアンスがぎゅうぎゅうに詰まった1本。グレープフルーツ、レモン、夏みかん、そこにパッションフルーツやフレッシュなキウイ、ミントのような印象。ソーヴィニヨンというブドウ品種で「堪能すべきところ」が存分に詰まっているのを確認し、採用を決定しました。酸も果実味もとても柔らかく優しいので、「ドライな辛口」という印象よりも「フレッシュ＆フルーティ」が勝るスタイルです。

洋ナシや柑橘類の爽やかな果実に白い花、ハーブ、スパイスのヒントを感じられます。スペインのトップワイナリーが絶大な信頼を寄せるブドウの苗木栽培家が手掛けるラファエル・カンブラですが、この生産者のお気に入りがマルヴァジアという品種。酸が美しく、口に含むと心地よさを感じつつも果実味が豊か。長い熟成も可能でアルコール度数も高くなり過ぎません。秋に乾燥し強い雨が降るバレンシアの気候に、この気候は非常にマッチしています。

鼻に抜けるようなスッとする香りを見つけたら、その香りの要素がどのハーブに近いかを考えていきましょう。抜け感が強いものはミントやハッカのニュアンスに近いかな、とか程よく軽い抜け感があるのがセージやローズマリー、フェンネルなど。後は自分の感じ方次第で表現を選んでいけば、ハーブの表現に幅が出ます。こちらのワインは親しみやすいマスカットの香りと共にフェンネルの要素。さらにアニスのようなスパイスの要素もほのかに感じられます。非常にキャッチーな味わいの白ワインですが、香りを丁寧にとると発見があるワインでもあります。

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香りで選ぶワイン特集

ワインはブドウから造られるはずなのに、たくさんの香りをたのしむことができます。品種や産地や生産者の違い、温度やグラスの形状でも、多彩に変化します。香りにワクワクしたり、癒されたり。どんな香りがするかを探すのも醍醐味です。
今回はアロマティックな白ワインに絞って、各地から魅力的な香りのワインをまとめました。イメージ画像も参考に、素敵な香りに出逢いませんか？

▼香りを楽しむポイント

1. グラスにワインを注ぐ際に、あまり並々とワインを注がない

目安としては、ワイングラスの演習が一番広くなっているあたり。
ストレートでくびれのないグラスなら、全体の3分の1くらいが目安です。

2. 最初はグラスを回さずに、そのまま香りをとる

ブドウの品種そのものに由来する、色合いのイメージとも近い最もコアな香りが立ち上がってきます。

3. ワインを回す＝スワリング

注いだときよりも温度が少し上昇し、アルコールの気化がはじまります。
併せて香りの成分が揮発して液面から上に上がってくるため、最初よりも香りを強く感じられるようになります。

フレッシュフルーツ系

一般的に果実の熟度が低い、つまり冷涼な産地になるほど香りはより爽やかでフレッシュになっていきます。特に多いのは柑橘類やリンゴなどの香りですね。それだけでなく、品種独特の香りもぜひチェックしてみてください。特にお薦めは、南イタリアの土着品種、ファランギーナです。

トロピカルフルーツ系

一般的に果実の熟度が高い、より温暖な産地になるほどよりトロピカルなフルーツの印象が強くなります。例えば桃やアプリコットなどですね。そのほかここでは品種特有のパッションフルーツやライチなどの香りも感じとることができます。特にお薦めはライチの香りが印象的な、ゲヴュルツトラミネールです。

ハーブ系

ハーヴァルな白ワインというと、最も代表的なのはソーヴィニヨン・ブランです。そのほかにも印象的なハーブの香りがするワインを並べました。清々しい香りが、心をリフレッシュさせてくれます。一口にハーブといっても、例えばミント、セージ、ローズマリーといったように表現をさらに発展させることもできます。香りを愉しむ上級者の方は、ぜひどんなハーブの香りかも探してみてください。