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終了時刻:2020年6月8日(月)午前09:59

「ワインのおいしい楽しみ方(ワインが開いている / 閉じているとは?)」第42回 ワインはじめて講座

ワインイメージ

巻末コラム「CLUB30ワインはじめて講座」は、ワインを飲みはじめたばかりの方向けに、
「ワインとはなんぞや」を1からご紹介しているコラムシリーズです。
(過去の記事はWINE CLUB30に随時掲載していきますので、途中参加の方はそちらから!!)

前回は「ソムリエナイフの選び方、使い方」についてでした。
店長五十嵐による「初心者でも失敗しないワインの開け方」動画は、皆さん見て戴けましたか???
↓↓↓
Firadis WINE CLUB店長五十嵐による「初心者でも失敗しないワインの開け方」動画
皆さんが上手に抜栓できるようになって戴けるよう、応援していますよ!!

という訳で今回からは・・・ワインを開けたら当然飲むわけですから、
「ワインのおいしい楽しみ方」にフォーカスしていこうかと思います。
ここは、誰にでもすぐに実践できる「ひと手間」程度のテクニックばかりですから、気楽に読んでくださいね。

さて、まずはこの言葉を知っておいて戴きたいと思います。
「ワインが開いている / 閉じている」

この表現をご存じなかった方が聞いたら、 当然のように「ワインの栓が開いている / 閉まっている」ということだと考えますよね。
でもこのワイン独特の言い回しは、フタが開いているかどうかについてのものではありません。

この言葉は、栓を抜いたワインが 「飲んでおいしい状態になっているか、それともまだか」を表現したものです。
ワインは例えば缶ビールやチューハイなどのように、 栓を開けたらその瞬間が一番飲み頃、後はどんどんガスが抜けていってしまう・・・
という飲み物とはちょっと違います。

栓を抜くと、ワインは瓶に詰められる瞬間以来、久々に外気に触れることとなります。
ワインの香りや味わいはそこから少しずつ変化を始め、 香り・味わいが「開いた」状態に向かっていきます。

瓶に詰められてからずっと眠っていたワインは、 開けたての状態=「寝起きの状態」。
人間と同様に、頭も体もまだ本調子にはなっていません。
ワインごとに異なりますが、一定の時間を経て初めて「本当のおいしさの実力」が発揮できるようになるわけです。

今回は取り敢えず、「ワインは開けてすぐに飲まない方が良い」ということだけ分かっておいてください!
次回もう少しこの「ワインが開く」についてお話したいと思います。

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!


第43回 ワインのおいしい楽しみ方 その2(ワインが開くまでの目安)>>