造り手の『ドメーヌ・デュテルトル』は、レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたことでも知られるアンボワーズ地域で1世紀以上に渡ってワイン造りを行う、この地域を代表する老舗「赤ワイン生産者」。このスパークリングワインにも使用されているピノ・ノワールとカベルネ・フラン2種の黒ブドウは、ヴィエイユ・ヴィーニュ(＝古木)から収穫された凝縮度の高い果実のみを使用。ワインにふくよかな果実のヴォリューム感と、厚み・奥行き・複雑性をプラスしてくれています。さすが赤ワインの名手が作るスパークリング…といったところでしょうか。しっかりとした赤ワインが好きだから泡ものはあまり飲まない、という方でも、このワインの飲みごたえにはきっと満足して戴けるはずです。こういったお手頃でクオリティの高い泡を上手に活用して、賢いワインライフを愉しみましょう！！

≪こんな香り･味わいのワインです≫：
オレンジやはっさくなど、甘みのある柑橘フルーツの香りに、蜂蜜の甘さと白胡椒の抜けるような印象がプラス。香りの冒頭から、白ブドウ2種＆黒ブドウ2種それぞれのいいところを上手に引き出し、組み合わせた絶妙の構築美が感じられました。口当たりは非常に柔らかでフルーティ、甘いタッチ。酸はとても穏やかで、最後に黒ブドウ由来の凝縮したベリー系果実感と微かなタンニンが存在感を発揮し、ヴォリームたっぷりで厚みのある印象で締めくくります。余韻にはラズベリーやイチゴの甘いフレーヴァーが残り、おいしく甘くフィニッシュ。

≪このワインとのマリアージュ料理は？≫：
このスパークリングワインは料理を選ばない感じ。肉でも魚でも野菜でも、4つの品種の個性それぞれが料理との相性ポイントを捕まえてくれる感じがします。ご提案しているマリアージュレシピはチキンと野菜のオーブン焼きですが、季節によってどんな野菜を選んでもしっかり合って来るので迷わず楽しめますよ。

≪良い状態で楽しむには、いつ抜栓する？≫：
お食事の30分くらい前に抜栓し、シャンパンストッパーを付けて冷蔵庫で冷やしておくのが良いと思います。抜栓15分くらいから一気に香り・味わいが開きはじめ、30分後くらいには十分なまとまりに達していました。
さほどの時間はかかりませんので、少人数で楽しむのでしたらお食事と同時に開けてゆっくり飲み進めれば全く問題無いと思います。

≪このワインがもっとおいしくなる温度設定≫：
フレッシュ＆フルーティなスパークリングワイン、しっかり良く冷やしてお楽しみください。このワインに関しては、しっかり冷たい時の方がフレッシュ感、果実感のバランスが良いと思いますよ。出来れば飲む前日には冷蔵庫の良く冷える場所に入れておいてください。

≪おすすめのワイングラス形状･サイズ≫：
エレガントな雰囲気を楽しむのなら細長のフルート型やチューリップ型グラス、果実のヴォリューム感を引き出して色々な料理と合わせるのなら、白ワイン用の少し大きめのワイングラスで楽しむのが良いと思います。よりおいしく楽しめるのは普通のワイングラスの方！