心躍る秋の食材、きのこ。最近では人工栽培の技術革新が進み、おいしい栽培きのこが市場に出回るようになりましたが、やはり食に携わる者として野生のきのこには特別な魅力を感じてしまいます。そんな天然きのこを求めて、以前夏ジビエの特集でお世話になった長野県蓼科のオーベルジュ・エスポワールさんに再訪してきました。 天然きのこについて教えてくださったのは、きのこ採り名人の長澤宏 さんです。きのこ狩りに同行させて […]
弊社ではファインワインとしてオールドヴィンテージや有名RM(レコルタン・マニピュラン)のシャンパンを毎年数多くご案内しています。また、正規代理店としても22生産者のシャンパンを輸入しており、それらを選定するために300軒以上のドメーヌを訪問してきました。こうした経験を通して、3つのジャンルのシャンパンをお勧めすべきだと強く思うようになりました。 まず一つは、ネゴシアンが造るラグジュアリーキュヴェで […]
現在フィラディスでは20生産者のシャンパンを扱っていますが、輸入する生産者を選定する中で、300件以上のドメーヌを訪問してきました。その中で生産者と話し、試飲を重ねることで見えてきたシャンパーニュの裏事情をお伝えしたいと思います。 前編ではシャンパーニュを取り巻く環境と、味わいに違いを与えるファクターについて、来月発行の後編ではテロワールの考え方やレコルタン・マニピュラン(RM)の勃興、現在のトレ […]
現在も新型コロナウイルスの脅威が続き、残念ながら未だ収束は見えていません。私どもフィラディスも非常に苦しい状況に置かれていますし、このニュースレターをお読みいただいている皆さまも多大な影響を受けていらっしゃることと思います。 しかし、こうした状況でも、ブドウは健やかに育ち、もう間もなく収穫の時を迎えます。ワイン造りは待ったなしの状況です! 今回のニュースレターでは、各国のワイナリーにインタビューを […]
今年1月号で、熟成によってワイン中のアルコール度やSO₂量がどのように変化するのか、公的機関の成分分析結果をお届けしました。今回は、その時に生じた疑問を解き明かしていきたいと思います。 前回の考察がひっくり返る(!!)ような結果となりましたので、ぜひ最後までお付き合いください。 参考: ★[2020年1月号] [2020年1月号]熟成によってワインのアルコール度数とSO₂量は変化するか?(広報 浅 […]
今回のマリアージュ実験は、和食には欠かせないハマグリと、バル料理の定番として世界中で愛されるムール貝がテーマです。 ハマグリはたっぷりと旨味を含んだ芳醇な味わいが特徴で、貝自体の味わいが強いためシンプルに調理されることが多い食材です。一方、ムール貝は磯の風味や貝ならではの旨味はあるもののあっさりとした味わいのため、ニンニクやエシャロット、パセリなどと一緒に調理されます。 今回は、調味料や香草などは […]
今月のニュースレターは、好評いただいているフィラディス ワインリスト研究の第3弾、後編のペアリング実践編です。前号ではお二人のソムリエが選んだワインをご紹介しましたが、今号では実際に食事とワインを合わせた検証会の様子をレポートします。「ペアリングは心理戦」「ソムリエの生き様が見える」といった名言が飛び出す中、トップソムリエお二人のペアリング に挑む姿勢から、ワインサービスの極意が見えてきました。 […]
今月のニュースレターは、好評いただいているフィラディスワインリスト研究の第3弾をお送りします。ソムリエの皆様にとって自らの分身でもあるワインリストの作成は、とても楽しくやりがいを感じる一方で、内容に よってお店の売り上げにも直結するとても難しく重要なお仕事ではないでしょうか。そのため、他のお店がどのようにワインを選んでいるのか、気になる方も多いのでは・・・ そこで今回は、活躍中のソムリエのお二人に […]
グッチやボッテガ・ヴェネタなどのラグジュアリーブランドを傘下に持つファッション業界の帝王フランソワ・ピノーは、英国のオークションハウス・クリスティーズの役員であり、さらにシャトー・ラトゥールのオーナーでもあります。その彼がクロ・ド・タールを購入したというニュースは少し前に業界で大きな話題となり、仏ビジネス新聞「Challenges」はその購入額が約300億円(2億€)だと推定しました。 300億円 […]
弊社では長期間熟成したオールドヴィンテージワインも多数扱っていますが、ご存知のように熟成によってワインの色調や香り、味わいは大きく変化していきます。ワイン中では様々な変化が起きているはずですが、アルコール度数やSO₂量はどのように変化するのだろうかと、ふと疑問が浮かびました。 そこで、弊社のセラーに眠っていたワインをいくつかピックアップし、出荷当時に公的機関で発行された信頼性の高い成分分析表と […]