ドイツ最大のワイン産地「ラインヘッセン」を銘醸地へと押し上げた最優良生産者。ラインヘッセンで唯一火山性土壌のジーファーズハイム村から生まれる辛口ワインは同じ火山性土壌で育った日本の食材との相性抜群!
ドイツ最大のワイン産地であり、夏暖かく冬は穏やかで雨も少ない、恵まれたエリアであるラインヘッセン。自然条件がほぼ完璧なため、昔からワインの名産地として名を馳せていたが、甘口ワインの「リープフラウエンミルヒ(聖母の乳)」の出現により、大量生産の産地というマイナスイメージに苦しんだ歴史的背景がある。このイメージを払拭するのに重要な役割を果たしたのが「メッセージ・イ ン・ア・ボトル」と呼ばれる若い生産者たちのグループだ。創立は2002年で、当初のメンバーはキューリンク・ジロー、クラウス・ケラー、ヴィットマン、ヴァグナー・シュテンぺルといった現在のラインヘッセンのスター生産者たちだ。
安ワイン産地のイメージが強い中で本格的な辛口を造っていた彼らは、周囲から注目されるようになり、次第に新聞の取材を受けるようになった。徐々 にメンバーも増え、活動の幅が広がった結果、ラインヘッセンのイメージを変えるきっかけとなっただけでなく、ドイツ中の若い生産者たちに大きな刺激を与えた。その中でも特に功績を残したのがヴァグナー・シュテンぺルのダニエル。なぜなら、彼は忘れられていた、あるいはかつては認められていなかったテロワールでも正確に解釈すれば素晴らしい品質のものになるということを世界中に証明したからだ。
ヴァグナー・シュテンぺルはラインヘッセンの最西部にあるジーファースハイム村に18haの畑を持つ。この村は火山活動によって形成されたエリアの近郊にあるため、ラインヘッセンで唯一の火山性土壌となっている。
今でこそ名産地として知られているが、実はこの地はダニエルが1992年に一族のビジネスを受け継ぐまで良質なワイン産地としては知られていなかった。
彼がこの地に見つけたテロワールの優位性は、まず風化した流紋岩(石英比率の高い斑岩で、火山岩の一種)土壌のため収量がとても低いこと。次に石が多く酸性で栄養分が少ないこと。最後にローム質の表土がかなり薄い (50cm未満のところもある)ため、適度な保水力に加え、蓄熱性が高いことだ。リースリング、特に古樹はとりわけこうした条件を好む。こうした好条件の下、ブドウは有機栽培によって育てられ、酵母や亜硫酸を添加しないマストをステンレスタンクや伝統的なオーク樽で自然発酵させる。こうして生み出される彼のワインは、ボリューム感がありながらも香りやフレーバーが上方向へ伸びるトーンの高さと、粒の細かいミネラルが造る鋭角的な印象が見事に調和しており、瞬く間に飲み手を魅了していった。
2004年にはプレミアムワイン生産者グループであるVDPのメンバーとなり、 有名なドイツワイン評価誌アイヒェルマンによって「新人賞」を与えられ、またゴーミヨ誌からは「彼のワインは本当に特別である」と絶賛される。ワインの品質が素晴らしいことは言うに及ばないが、歴史的な観点から見てもラインヘッセンを語る上で決して外してはならないのがこのヴァグナー・シュテンペルだ。
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタビュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
ヴァグナーシュテンペルのオーナー兼醸造家、ダニエル・シュテンペルさん
Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、と決意したきっかけは何ですか?
⇒様々な運命の歯車が噛み合ったから、だ。元々僕の家は穀物農家で広い畑を持っていたので、将来は自分も農業をやるのだろう…とは思っていたけど、ブドウ栽培のことは考えたことが無かったんだ。
1980年代になると世界各地でドイツワインの人気が落ち、市場が冷え込んでしまっていた。そして残念なことに、数々の優良なブドウ畑が打ち捨てられるように売りに出てしまっていたんだ。僕はそこで、この素晴らしい畑をもう一度目覚めさせてあげたい…と思った。そして、畑を買い取ってワイン造りを始めたんだ。
Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒嬉しい・・というか、幸せに感じる瞬間は沢山あるよ。例えば冬のとても静かな朝にブドウ樹の剪定作業をしていて、少し手を止めて丘からの風景を眺める時。
春、新しい苗木を植えている時に香ってくる新鮮な香り。収穫の時、太陽に照らされて美しく輝くブドウ畑の風景を眺めたとき…様々な季節に、畑の中で幸福な瞬間を迎えているんだ。
Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒嵐に見舞われることだよ、万歳 笑!!
Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、どの工程だと思いますか?
⇒ブドウを育て、収穫するまでの過程全て、だ。冬の剪定作業に始まり、収穫という大きな大団円を迎えるまでの間は、たくさんの細かな選択と作業の積み重ね。その一つ一つが全て結果に結びついていくんだよ。果実を収穫して蔵に運んでから仕込む作業は、ワインになるまでブドウの状態を維持していくことに過ぎないんだ。
Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒造られた土地のテロワールが透けて見えるようなワイン。ブドウが育った土地の文化、その年の天気、関わった人たちの努力…そんな物語が見えるワインが、理想だと思う。
Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒申し訳ないのだけどそれは選べない…偉大なワインが、多過ぎてね!
Q7:自分のワインと料理、これまでに一番マリアージュしたと思った組み合わせを教えてください。
⇒僕のリースリングには、新鮮な魚介類を炭火で軽く炙っただけの料理が抜群に合うと思うんだ。ほんの少しの塩以外、余計な味付けは何も加えないことが大切だよ。食材が新鮮な状態で手に入りやすい現代は、こういう素材の純粋さを生かした料理こそが高品質な料理だと思う。僕のワインと新鮮素材の素晴らしいコンビネーションを、是非楽しんで欲しい。
Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、どこで造ってみたいですか?
⇒チリの南部でワインを造ってみたいな。僕が今ワイン造りをしているところの真裏である、南米大陸のブドウ栽培の南限でね 笑
Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒「ワイン造り」や「ブドウ栽培」という言葉にすると、ちょっと狭義になり過ぎてしまうね。自然が僕たちに与えてくれるものを、良いブドウそして良いワインの形にしてボトルに封じ込める、それが全てだよ。
Q10:最後に…日本にいるあなたのワインのファンに、メッセージを!
⇒ラインヘッセンのリースリングを楽しんで!僕からのメッセージが、ボトルの中に込められているから!
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ヴァグナー・シュテンペル リースリング・トロッケン・グーツヴァイン
最初口に含んだ時に「あれ?微炭酸?」と感じ、それがいい仕事をしているというか、その後すぐ訪れる甘さにドキドキさせられて、そこからのフレッシュな酸味にワクワクして、ずっと幸せな余韻に浸れる。。。
そんなたった数秒の時間に『恋』を味わせてくれるワイン。
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最初はまろやかな印象でしたが最後はキリッとした味わいで楽しめました。
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柑橘、酸味。控えめなペトロール香。リースリングらしくないと思いつつも、桃、梨、リンゴ...豊かなフルーツを楽しめました。カニの刺身、シャブシャブ、バター焼き、いずれともよく合った。カジキの煮つけとも好相性。醤油、ポン酢、甘辛と、どんな和食にも合うのだと思う。リピートします。
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今まで飲んだリースリングの中で一番美味しいと言っても過言ではない。バランスよく香り・味がつり合ってるワインで、爽やかでとても飲みやすかった。白身魚料理やホタテ料理と一緒におすすめします。
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リースリングの香りが豊かであり、辛口なのでフランス、アルザスのワインかと思いました。多少酸味があり、それがよりフルーティさを醸し出し、一瞬ソーヴィニヨンブランのフレッシュ感がよぎります。
「五十嵐店長一押し」を信じて購入して間違いなかったです。次の一押しをお待ちしています。
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青りんごの風味を感じました!うまく表現できないのですが、固い金属のような香りも感じたのですが、これっておかしいですか?
適度な酸があり、すっきりとして、またいただきたい1本です。
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ワイン飲み歴45年で、リースリングを飲むのは初めてです。
イカとタコとマグロの刺身に合わせました。
辛口、スッキリ、リンゴと柑橘の香りと味。
説明の通り、刺身にピッタリ合いました。
ワサビ醤油にも違和感無しでした。
多分、和食全般に合いそうですね。
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舌に触れる瞬間に感じる上品で僅かな甘み、
青リンゴとはちみつの香り、
ほのかに舌に残る苦味とスッキリと締めてくれる酸味、
このワインだけで完結してしまい、次から次へとあっという間に酔ってしまうようなペースで飲んでしまう美味しく整ったワインでした。
こんなリーズナブルで美味しいリースリングは初めてでした。
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微発砲?な酸味、キリっとしてる中で最後に来るフルーティさを生む甘味。お刺身を美味しく頂けます
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確かにお値段以上のリースリング感はありますが、五十嵐店長一押しの言葉が重くのしかかり、期待値を高く見積りすぎました。
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Miho Kawakami
公式サイト: MIHO KAWAKAMI 川上ミホ
料理家。中目黒「5-quinto」オーナーシェフ/ソムリエ。2006年に日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格取得、
2008年にイタリアにてイタリアオリーブオイルソムリエ資格取得。ワインバーやレストランでのソムリエ、
料理人を経て独立。書籍、雑誌などメディアでのフードスタイリング、企業の商品開発、
レストランプロデュースなど活動は多岐に渡る。
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公式サイト: CONDIMENT inc.
素材の持ち味を生かしたオリジナリティあふれる家庭料理と、器のスタイリングが評判の料理家・フードスタイリスト。
2歳の娘と夫の3人暮らし。『STORY』連載「私の『いつもの料理』はまだまだ伸びしろがある!」ではレシピを提案。
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