【セット内容その1】カミーユ・エ・ローラン・シャレール シャブリ(仏ブルゴーニュ産白750ml)

近年のシャブリは果実味豊かで酸味も穏やかなタイプが多くなっています。特に広域のエリアのブドウから作られるシャブリは単一畑のシャブリと比べても親しみやすさが特徴。シャブリは酸っぱいと思っている人に是非試してほしいです。

香りはレモン、グレープフルーツ、青りんご、ハニーデューメロン、白い花、貝殻、白檀のようなお香の香りも。ジューシィな柑橘とヨーグルトのような甘酸っぱい風味が爽やかさを演出しています。
口に含んだ瞬間から、タイトな印象を受けます。瑞々しい酸味というのが口いっぱいに広がって、フレッシュで快活な印象を持ちます。引き締まったボディ。焦点の合った余韻の長いフィニッシュにレモンピールやシトラスブロッサムなどの風味が残ります。
爽やか且つ華やかなトーンというのが印象的で、清涼感のある凛とした雰囲気が感じられるピュアなシャブリです。

おすすめのペアリングは、刺身の盛り合わせ、海老焼売、餃子（レモンと胡椒）など。

【セット内容その2】ドメーヌ・カンタン・ジャノ(フィリップ・ジャノ) サントネ　ヴィエイユ・ヴィーニュ

コート・ド・ボーヌの中でも一番標高が高いのがサントネ。一般的にのエリアは他と比べて、優しく丸みがありライト・ボディだといわれますが、サントネは特にその中でもエレガントでスレンダーです。標高が高い分、赤い果実とビビットな酸が綺麗に感じられます。昔はあまりブドウが熟さなかったらしいのですが、気候変動が良い影響を与えています。昔ながらのエレガントなブルゴーニュを連想させるスタイルです！

香りは野いちご、さくらんぼ、ダマスクローズ、ピオニー、ベルガモット、紅茶、檜、シナモン、ナツメグなど。アロマからはかわいらしさが前面に出ていて、フルーツとお花の香りがメインです。
口当たりがライトで瑞々しさがあります。アルコールに起因するヴォリュームは穏やかでスレンダーなボディ。活き活きとした瑞々しい酸味が全体を引き締める分、ボディもタイトに感じます。また酸は余韻を長くする効果を与えるので、ストレートでデリケートな余韻も楽しめます。タンニンはきめ細かくて、引っかかりがないようなスムーズなタンニンです。
おすすめのペアリングは豚肉と青梗菜のオイスター炒め、ローストビーフ、牛肉のユッケなど。

【セット内容その3】コルディエ マコン・フュイッセ(仏ブルゴーニュ産白750ml)

ブルゴーニュの南にあるマコン。有名なボージョレーに隣接している温かいエリアです。 この辺りは有名なコート・ドールとのシャルドネとは全然違ったキャラクターがあります。フルーツの熟度の高さや酸味の柔らかさが特徴でワインビギナーにおすすめされる産地です。
でも実は、この辺りは昔ブルゴーニュ公国ではなかった関係で、格付けがされませんでした。なのでブルゴーニュの中でも格下に見られがちですが、実際産地を訪れた私の経験から言うと、テロワールは本当に素晴らしいものがあります。傾斜もしっかりあり、この畑はもうグラン・クリュに近いなと思う日当たりのいい場所などもあります。このマコン・フュイッセはカジュアルなラインですがリッチな雰囲気も持ち合わせてます。

香は熟度の高い核系フルーツやフラワリーなニュアンス。エルダーフラワー、カモミール・ティー、菩提樹の花、アカシアの花など華やかさが特徴的です。フルーツも柑橘系というよりは、白桃やアプリコットなど熟度の高い果実を連想します。ほのかにフレッシュのパイナップルなどトロピカルな雰囲気っていうのもあります。
口当たりも非常に柔らかく、ソフトなマウスフィールから中盤の滑らかなテクスチャーに繋がっていきます。フルボディまではいかないミディアムボディで、樽の香ばしい風味は比較的控えめで、果実のピュアなフレーヴァーが感じられます。
おすすめのペアリングはチキンクリームシチュー、ドリア、コロッケなど。