このカステルベルクの唯一無二のキャラクターの表現と真摯に向き合うのがギイ・ヴァッハである。1748年にブドウ栽培を、1888年より元詰めを開始した歴史ある生産者で、古樹を非常に大事にしている。約8haの所有畑の内、樹齢50年以上の区画が75%を占め、最も古いカステルベルクの樹齢85年のブドウはアルザスにおいて非常に貴重である。地中深くまで根を伸ばしたブドウの樹はしっかりとミネラルを吸い上げ、ギイ曰く「まっすぐでクリスタルのような」この地のリースリングのキャラクターに深みと複雑味が与えられる。
ブドウ栽培は環境に配慮し、徐々にビオロジックに移行しており、ブドウの生育期には畑は様々な草花に覆われる。生理学的に成熟するまで待つのはもちろん、糖度と酸度のバランスも計って収穫されたブドウは自然酵母でゆっくりと発酵した後、伝統的なフードルで熟成される。
もうひとつのグランクリュ、ヴィーベルスベルクも忘れてはならない。砂岩土壌ならではの抜けがよくふくよかな果実味と、しなやかな酸と、軽やかな広がりと、さりげない芯の強さは、アルザスのリースリングの基本形のひとつといえる。肩に力の入らないギイ・ヴァッハならではのナチュラルな造りが、このグランクリュの特徴をさらに活かしている。
品種とテロワールの正当な組み合わせを知る最上の造り手の一人であり、ベタンヌ&ドゥソーヴでは「テロワールの特徴を強く表したワイン」と3ツ星評価を受けている。尚、独創的なラベルは画家でもあるギイ自らデザインしている。
お電話1本ですぐご注文!
通販専用フリーダイヤル
受付 / 10:00-16:00 (平日)
※お支払いは現金代引きのみ
※一般のお客様専用窓口です