むしろ2日目が旨いのはイル・ヴァレンティアーノではなくこっちだし、別に言うほど〝超濃厚ボリューミー〟でもない。
レヴュー対象商品:ヴィノジア ネロモーラ(伊カンパーニャ産赤750ml)
投稿者:moukan1972♂
投稿日時:2018/12/07 22:22:41
『映画や読書・音楽のお供にゆっくりと愉しむ、イタリア赤ワイン3本セット』で購入。
https://firadis.net/category/CLUB30/578.html
動画の瓶は2012だけど、手にしたのは2015。つまり、同じ言葉でこのワインを説明できるかどうかの問題がまずあるのと、あとは飲み手の味覚マップや嗜好に左右されることを差し引いても、どちらかと言えば──少なくとも20℃近辺の温度で飲めば、滑らかに甘やかで、まさに一般女子が「飲みやすぅ〜い!」と言いそうな、柔らかな味わいではある。
同セットのイル・ヴァレンティアーノの方が、ソツのない、ある意味「オーセンティックな佇まいを兼ね備えた折り目正しくフルーティーなワイン」という意味では、こちらは幾分「野趣に富んだ多層的なアロマを身に纏ったヤンチャなワイン」とは言える。そのことが〝超濃厚ボリューミー〟であることの証左ならそうなのかもしれないが、正直、プロポーションは値段なりの姿を素直に投影しているレベルだとは思う。つまり、いろいろと意気込んでいる、気合いの入った楽しいワインではあるものの、決して一廉の作品性を得るまでには至っていないので、単にオヤジ臭い衣装を身に纏った背伸びした若者という感じではある。
とはいえ、一口の中の物語性には富んでおり、確かに食中よりも酒単体で飲んで楽しいワインではあると思う。ただし、2日目になると一気に内へ向かう集中力も高まり、なんというか、まさに折り目正しい味わいに変化するので、ヤンチャな表情は相対的に奥へと引っ込み、この場合は食卓を華やがせる力強いワインとなる。
1,500円前後で買えれば大満足。
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